取組むべき重点課題

環境 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11.住み続けられるまちづくりを 13.気候変動に具体的な対策を 目指す社会の前提となる、地域、世代を超えた人類共通の財産
コミュニティ 1.貧困をなくそう 8.働きがいも経済成長も 11.住み続けられるまちづくりを 目指す社会を実現するため、人と人の繋がりにより生まれる「信頼」「相互扶助」をもとにした公と民の間を埋めるセーフティネット
次世代 4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も 目指す社会を実現するため、社会をより良くし次の世代にその社会を受け渡す聡明な人々

具体的には、サステナビリティに関する方針を『長期的視点に立ったビジネスを通じ、「お客さま本位の業務運営(CX)」並びに「従業員エンゲージメント向上(EX)」を追求し、信託銀行として持続的に成長しながら、持続可能な社会の実現にも貢献していくこと』と定め、当行に期待される役割に応じたビジネス展開や社会貢献活動を推進してまいります。

主な活動事例

環境

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11.住み続けられるまちづくりを 13.気候変動に具体的な対策を

再生可能エネルギービジネス

太陽光発電設備および敷地の使用権(所有権、賃借権または地上権)を受託し、信託財産を管理するとともに信託受託者として売電により得た収入を原資に受益者への配当を行うなど、再生可能エネルギービジネスへの取組みを行っております。

再生可能エネルギービジネス

グリーンファイナンス「グリーン信託ABL」

グリーンビルディングや再生可能エネルギー発電施設を信託財産とし、受託者である当行が借入人となって受益者の資金調達のために行う資産担保借入(グリーン信託ABL)について、株式会社日本格付研究所(JCR)よりグリーンファイナンス・フレームワーク評価の最高ランク評価「Green 1(F)」を取得しました。信託機能を活用し、ESG投資の活性化をサポートするとともに、グリーンビルディング・再生可能エネルギー発電施設の普及に努め、持続可能な社会および市場の形成に一層貢献してまいります。

  • 信託ABL(Asset Backed Loan)
    信用力やキャッシュフローの裏付がある金銭債権や不動産等を活用したお客さまの資金調達ニーズや、これらの資産への投資をローン形式で行いたい機関投資家のニーズに応えるため、銀行や証券会社、信託銀行等が信託機能を活用して組成する資産担保借入のこと。

グリーン信託ABLの取組状況へのリンク

グリーンビルディング 再生可能エネルギー発電施設 お客さま(受益者) SMBC信託銀行(受託者)借入人 貸付人 グリーンファイナンス評価 JCR ①信託契約 ②受託 ③金銭消費賃借契約 ④グリーン信託 ABL 借入

サステナブルバリューアップファンド

三井住友銀行と協働し、積極的な改修工事による国内不動産ストックの良質化を目指す「サステナブルバリューアップファンド1号投資事業有限責任組合」を2021年2月に立ち上げました。本ファンドでは、ある程度の築年数が経過した不動産を中心に投資を行い、空調施設を最新設備に更新することで省エネを実現するなど、積極的な改修工事を実施いたします。これにより投資不動産の価値向上による国内不動産ストックの良質化および環境負荷の低減に貢献してまいります。

不動産保有SPC 物件 物件 物件 本件ファンド 出資持分 LP GP 投資助言契約 SMBC信託 ケッペル・キャピタル・ジャパン 三井住友銀行 私募の取扱 LP投資家① LP投資家② LP投資家③

投融資におけるESGを考慮した運営方針

SMBCグループでは、環境や社会へ大きな影響を与える可能性が高い事業・セクターへの対応方針を公表して
おり、当行は、ビジネスに沿う形で導入しております。
今後も外部環境を踏まえた見直しを随時検討してまいります。

SMBCグループの環境リスクへの対応

方針を公表している事業・セクター

  • 石炭火力発電
  • 水力発電
  • 石油・ガス
  • 炭鉱採掘
  • タバコ製造
  • 自然保護地域
  • パーム油農園開発
  • 森林伐採
  • クラスター爆弾やその他殺戮兵器の製造

本社オフィスで使用する電力の再生可能エネルギーへの切替

SMBCグループでは、自らが排出する温室効果ガスを2030年において実質ゼロにすることをコミットしており、当行においても、温室効果ガス排出量の削減に取組んでおります。
2022年4月より、本社オフィス(三井住友銀行 東館)で使用するすべての電力を、再生可能エネルギーに変更しました。
自社が排出する温室効果ガス排出量の削減に向けた取組みを進めるとともに、気候変動問題に積極的に取組み、脱炭素社会・循環型社会の実現に貢献してまいります。

本社オフィスで使用する電力の再生可能エネルギーへの切替

コミュニティ

1.貧困をなくそう 8.働きがいも経済成長も 11.住み続けられるまちづくりを

ファミリーバトン(贈与サポートサービス)

資産承継をお考えのお客さまに、暦年課税制度を活用し、ご家族への贈与をサポートする「ファミリーバトン(贈与サポートサービス)」をご提供しております。本サービスは、円貨に加えて外貨5通貨(米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、英ポンド、ユーロ)での贈与も可能となっております。

ファミリーバトン(贈与サポートサービス)

ファミリーバトン
(贈与サポートサービス)

スマート相続口座

ご自身の資産を運用しながら、相続発生時には、当行で保有する預金口座・投資信託口座の資産をあらかじめご指定いただいたご家族にスムーズに承継することができる「スマート相続口座」をご提供しております。本商品は、「相続で家族に迷惑をかけたくない」「遺言書を書くのは面倒」「費用を抑えて煩雑な手続きをせずに引き継ぎたい」「相続対策しても自分のお金は自由に使いたい」といったお客さまの多様化する資産承継ニーズにお応えする国内初の商品です。

POINT
1
ご契約時や相続時に、面倒な書類が不要。お手続きもスムーズに。
POINT
2
電子契約によるスピーディな手続きが可能。
POINT
3
ご契約後でも、口座の入出金や、資産の入替えが自由。

スマート相続口座

信託機能を利用した認知症対応型の事業承継支援

高齢化社会において、「次世代の後継者へ自社株主を承継する道筋を決めておきたい」、「将来、認知症などで判断能力が衰えた際、議決権が行使できないことによる経営リスクに備えたい」など企業オーナーの悩みが顕著化しております。このような人生100年時代に想定される社会課題に対応する金融ソリューションとして、認知症特約付遺言信託を提供しております。

<認知症特約付遺言代用信託の概要> お客さま SMBC信託銀行 後継者 ①自社株式を信託 ②自社株式の信託 受益権を取得 ③お客さまが認知症などで判断能カが衰えた際に、所定の条件でお客さまに代って後継者が自社株の議決権行使の指図 ④ご相続発生後、後継者が自社株式の信託受益権を取得

障がい者スポーツ支援

障がい者スポーツ支援の一環として、「一般社団法人日本ゴールボール協会」のサポーターを務めております。体験会の開催、従業員ボランティアの各種大会への派遣などを通じて障がい者スポーツの普及、発展をサポートしております。

ゴールボールについて

障がい者スポーツ支援

地方創生・地域活性化への貢献

当行では、金融及び不動産の専門性を駆使した水族館施設の開発から運営までを行っています。
本取組みにより、地方創生や地域経済の持続的成長に貢献しております。

四国水族館(2020年4月 開館)

国・香川県・宇多津町と連携し、地方創生・地域活性化に向けて水族館の建設を計画。計画段階から幅広い事業関係者と協働し、開発を行いました。開業後においては、水族館事業の運営を多面的にサポートしております。

四国水族館

神戸ポートミュージアム内劇場型水族館「átoa(アトア)」(2021年10月 開館)

水族館、フードホール、ブライダルデスクで構成された複合文化施設の開発を実施。神戸ウォーターフロントエリア再開発事業の一環としての街区内公共設備の整備や、街区全体の活性化に向けた取組みを行っています。

神戸ポートミュージアム内劇場型水族館「átoa(アトア)」

松坂屋静岡店 本館7階「SMART AQUARiUM SHIZUOKA」(2022年4月 開館)

既存ビルの立地・集客力などのポテンシャルを活かしつつ、併せて“モノ”から“コト”への顧客ニーズの変化を捉えた、都市型のコンパクト水族館の開発を実施。
当行の知見やノウハウを活かし、変化の激しい時世においても最適なソリューションを提供することで地域の賑わいを創出する取組みとなりました。

大丸松坂屋静岡店 本館7階「SMART AQUARiUM SHIZUOKA」

ソーシャル・インパクト・ボンド

三井住友銀行と協働し、社会的課題の解決を目的とした官民連携スキームである「ソーシャル・インパクト・ボンド」の取組みを推進しております。
2017年7月に神戸市の糖尿病性腎症等重症化予防事業、2019年9月には豊中市の禁煙事業において、いずれも本邦初の取組みとなるソーシャル・インパクト・ボンドを組成しました。

行政 SMBC信託銀行 資金提供者 三井住友銀行 その他投資家 民間事業者 市民 ①業務委託契約 ②業務委託料 請求権信託 ③受益権 ④受益権売却 ⑤資金提供 ⑥委託料支払い(成果連動) ⑦配当など サービス提供

次世代

4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も

金融経済教育

2022年2月14日(月)・15日(火) 中央大学付属高等学校

2022年度より高校の家庭科に資産形成に関する項目が追加されることから、金融機関による出張授業などが期待されている中、当行はSMBCコンシューマーファイナンスと協働のもと、未来を担う学生に対し、金融に関する正しい知識の習得とともに、適切な“お金の使いかた”できるよう支援するため金融経済教育を実施しております。
2月14日(月)・15日(火)には、第一弾となる中央大学付属高等学校にて、資産運用に関する講義を行いました。
当日は 3年生の生徒約40人を対象に「資産運用の扉」というタイトルで、資産運用の目的やリスクとリターンの関係性などについて講義を行いました。
インフレやデフレ、外貨などの内容も盛り込み、ディズニーランドのチケット代の推移や、Amazon・Appleの株価の推移など、高校生が日常的に触れる商品・サービスを題材にすることで、講義内容を身近に感じていただき、理解を進めていただきました。当日の質疑応答では、「今持っているお金を運用してみたいが、どのような方法を取るのがいいのか」という質問が出るほど、熱心に参加いただきました。
講義後のアンケートでも、「資産運用というワードはCMで聞いてはいたものの、今までよくわからなかった。それが今回の講義でよくわかって印象的だった。」「外貨を持つ意味についてさらに深く知りたい。」というような感想をいただきました。
今後も「次世代」を担う若い世代への金融経済教育を実施してまいります。

金融経済教育

2022年3月17日(木) 埼玉県立川口高等学校

埼玉県立川口高等学校の1.2年生の生徒約700人を対象に、SMBCコンシューマーファイナンスと協働のもと、資産運用の目的やリスクとリターンの関係性などについて講義を行いました。
コロナウィルス感染対策の観点などからリモートでの講義となり、学生との双方向のコミュニケーションがやりづらい状況でしたが、日常的に触れる商品・サービスを題材にすることに加え、内容をよりかみ砕いて説明するなどの工夫をすることで、理解を進めていただきました。
講義後のアンケートでも、「資産運用は大人(高齢者)が行うものだと思っていたので自分には関係ないと思っていた」「これから必要になる知識なので勉強できて良かった」というような感想をいただきました。

金融経済教育

2022年3月24日(木) グローバル・マネー・ウィーク参加

3月24日(木)、三井住友銀行、三井住友カード、SMBCコンシューマーファイナンスと協働で、グローバル・マネー・ウィークの取組の一環として、全国の高校生や専門学生、大学生、教員を対象に、お金にまつわるトークイベントを行いました。
当行は、4月からの成年年齢引き下げや学習指導要領改訂を踏まえ、「海外と日本の金融教育事情」「投資商品等の安全性・収益性・流動性」「外貨(為替レートと物価等)」というテーマについて講義を行いました。
コロナウィルス感染対策の観点からリモートでの講義となり、参加者との双方向のコミュニケーションがやりづらい状況でしたが、様々な業態の会社を擁するSMBCグループならではの多角的な視点から内容をわかりやすく説明することで、理解を進めていただきました。
イベント後、参加者から以下のような感想をいただきました。
『今の金融教育では、お金の使い方に関する教育がほとんどない、と聞いたことがあります。「使いすぎ」「詐欺に注意」というネガティブな使い方だけでなく、ポジティブな使い方、例えば自分への”投資”について考えるとか、自ら起業、起業先への投資・寄付について考えるなどについても、金融教育に盛り込まれるといいなと思います。』

当行では金融経済教育を通じて、次世代の金融リテラシー向上に貢献しております。

  • グローバル・マネー・ウィークとは、2012年から始まった子供・若者の金融教育・金融包摂の推進のための国際的な啓発活動です。2020年からOECD に事務局を置く「金融教育に関する国際ネットワーク(INFE)」の主催となり、2022年は3月21日(月)~3月27日(日)の1週間、世界各国の様々な団体が子供・若者向けの金融教育を推進するイベントが行われました。

金融経済教育

若手アーティスト支援

若手アーティストの活動支援の一環として、本店および大阪出張所に女子美術大学と大阪芸術大学の学生による作品を展示しております。

若手アーティスト支援

プレスティアの支店では、"PRESTIA Art Branch NEXT"として大阪芸術大学の学生による作品を展示し、次世代アーティストをサポートしております。

PRESTIA Art Branch NEXTについて

ご来店いただかなくても動画で作品をお楽しみいただける、「オンラインアートミュージアム」はこちらから。

オンラインアートミュージアム

作品紹介 -版画

次世代への質の高い教育支援

京都女子大学への金融教育出張講座やSociety5.0時代に向け、滋賀大学とデータサイエンスにかかる教育および研究の分野における連携・協力に関する協定を締結するなど、産学連携による次世代への教育支援に取組んでおります。

次世代への質の高い教育支援

※滋賀大学での出張講座