萩原 攻太郎

平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

本年6月28日に、SMBC信託銀行の代表取締役社長に就任いたしました萩原でございます。

当行は、2013年10月、ソシエテジェネラル信託銀行をSMBCグループに迎え入れてスタートしました。そこに2015年11月、シティバンク銀行のリテールバンク事業を加え、新ブランド「PRESTIA」を立ち上げて以来、昨年10月にはSMBC信託銀行発足から10周年の節目を迎えることができました。
これもひとえに皆さまの温かいご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝申し上げます。

当行は、この10年間、「外貨」「不動産」「信託」の3つの機能を活かした幅広いソリューションを提供することで”外貨と不動産をエッジに持つ信託銀行”に進化してまいりました。
具体的には、外貨預金残高では国内シェア・トップクラスを維持、それをエッジに金融資産のみならず、不動産等の非金融資産のニーズに対してもお応えする「総資産アプローチ」に注力しております。また、プライベートバンキング層向けに信託運用・承継ソリューションを提供し、好評を博しております。
不動産ビジネスでは、大型仲介案件の成約等、仲介ビジネスが近年成長を続けてきているほか、不動産を原資産とするセキュリティ・トークン・オファリングといった新しい取り組みも開始してきております。

こうした取り組みを加速し、確固たるものにするため、昨年は、新たなビジョン「外貨・不動産・信託のソリューションプロバイダーとして、お客さま、社会と共に成長する『信託銀行』へ」を策定し、「Create the “Next”」をスローガンとした中期経営計画をスタートしました。
お陰様で、昨年度は、成長ステージ元年と位置付けた2022年度を更に上回る増益を達成し、中期経営計画の初年度として、順調なスタートを切ることができました。
引き続き、従業員一人ひとりが個々の能力とチームワークを最大限に発揮できる職場を築き、そこから生み出される当行独自のサービスをお客さまに提供することで成長、併せて、社会課題解決を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、その結果として、ステークホルダーの皆様から信頼される誇りある企業を目指してまいります。

今後とも何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長

萩原 攻太郎