Today's Insight

2024/4/22 13:30作成

ドル円:チャートパターンで上値メドを考える

■ ドル円は「アセンディング・トライアングル」を完成し、152円処を上抜け上昇機運が高まる
■ 心理的節目とされる155円ちょうどを越えれば、ドル円は157円台後半が次の目標値か

 3月までのチャートパターンを振り返れば、ドル円は2022年10月高値(151円94銭)と2023年11月高値(151円92銭)を結ぶ上値抵抗線(レジスタンスライン)はほぼ水平、一方、2023年1月安値(127円21銭)と2023年12月安値(140円24銭)を結ぶ下値支持線(サポートライン)は右肩上がりで、この2本のトレンドラインをつなぐと、上向きの三角形「アセンディング・トライアングル」が完成する。同チャートパターンは上昇トレンドが小休止する際に出現するといわれており、(本稿ではドルの)買い圧力が徐々に強まり、市場価格がレジスタンスラインを上抜けした時点で上昇の勢いが強まる傾向があるといわれている。

 実際、ドル円は4月以降も上昇トレンドを継続、前述のレジスタンスラインを上抜けて4月16日には154円78銭まで上値を伸ばし34年ぶりの高値を付けた。今後、心理的節目とされる155円ちょうどを上抜ければ、次の上値メドは1990年6月高値(155円77銭)とみることも出来る。さらに、「アセンディング・トライアングル」を下に測定すれば、2023年11月高値(151円92銭)から2023年12月安値(140円24銭)の下げ幅(11円68銭)に対する半値(5円84銭)を同高値(151円92銭)に上乗せした水準(157円76銭)も目標値として意識されるのではないか。


投資調査部
シニアFXマーケットアナリスト
二宮 圭子

プレスティア インサイトについて

マーケット情報