外貨預金はどこの国がよい?おすすめの通貨や選ぶ際の判断基準を解説
外貨預金を始めるにあたって、どこの国の通貨を選べばよいか分からず、悩ましく感じている方も少なくないでしょう。
外貨預金は、相対的に高い金利が期待できる一方で、為替変動によって利益や損失が生じる可能性があります。
このため、外貨預金を始める際は、金利だけでなく、その通貨特有のリスクや為替の動きなども踏まえて、ご自身に合った通貨を選ぶことが大切です。
この記事では、外貨預金で多くの方に選択されている通貨やそれぞれの特徴、通貨選びのポイントをわかりやすく解説します。
外貨預金を検討している方は、是非参考にしてください。
- この記事のポイント
- ● 外貨預金で自分に合った通貨を選ぶための具体的な判断基準が身につく
- ● 多くの方に選ばれている通貨(米ドル、ユーロなど)の特徴がわかる
- ● 初心者が避けるべき通貨について、避けるべき理由などがわかる
※本記事に記載の内容は、2026年5月現在の情報にもとづくものです。
外貨預金のおすすめの国と通貨
外貨預金を始めたいものの、どの国の通貨を選べばよいか悩ましく感じている方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、外貨預金で多くの方に利用されている主な通貨について解説します。
- ● 米ドル
- ● ユーロ
- ● オーストラリアドル(豪ドル)
- ● ニュージーランドドル(NZドル)
- ● 英ポンド
米ドル
米ドルは、世界中で決済や貿易の基準として用いられている「基軸通貨」 であり、日本国内の大半の銀行が外貨預金として取り扱っています。
為替の動きやその背景に関する報道が多く、相場状況を確認しやすいのがメリットです。
外貨預金を始める際は、まずは米ドルを軸に比較・検討を進めるのがよいでしょう。
ユーロ
ユーロは、米ドルに次ぐ流通量を誇る主要通貨の一つです。
2026年5月現在、EU(欧州連合)に加盟する21カ国で正式に採用され、流通しています。
米ドルとは異なる動きとなることが多いといわれており、分散投資の観点で米ドル以外の通貨も保有しておきたい方におすすめです。
ユーロ預金を始める際、あるいは保有している間は、欧州全域の景況感や欧州中央銀行(ECB)が決定する政策金利などをチェックし、判断材料にするとよいでしょう。
オーストラリアドル(豪ドル)
オーストラリアドル(豪ドル)の魅力の一つとして、相対的に金利が高い傾向にある点が挙げられます。
オーストラリアは輸出の多くを鉱物やエネルギー資源が占める世界有数の資源国であることから、オーストラリアドルはしばしば、「資源国通貨」と呼ばれます。
資源価格の変動はもちろん、近年では最大の輸出相手国である中国の景気動向の影響を受けやすいといわれているため、運用に際しては、これらに関連する情報にも目を配るようにしましょう。
ニュージーランドドル(NZドル)
ニュージーランドドル(NZドル)もオーストラリアドル(豪ドル)同様、相対的に金利が高い傾向にあります。
ニュージーランドは、輸出の大半を農産物等の一次産品が占めていることから、資源国あるいは農産物輸出国としての側面を持ちます。
なお、隣国であるオーストラリアは最大の貿易相手国の一つということもあり、ニュージーランドドルは、豪ドルとの相関が強い(似た動きとなることが多い)とされています。
しかしながら、相対的に市場規模が小さく流動性も低いこともあり、他の主要通貨対比でボラティリティが高い(値動きが大きい)傾向にあるといわれていますので、運用を検討する際はその点を考慮するようにしましょう。
英ポンド
英ポンドは、米ドルやユーロ以外にも関心がある方におすすめの通貨です。
取引量の多い主要通貨の一つであり、流動性が高いのが特徴です。
一方、米ドルやユーロ等と比べるとボラティリティが高い(値動きが大きい)傾向にあるといわれていますので、運用する際は、相場状況をこまめに確認できるようにしておくとよいでしょう。
外貨預金で初心者が避けたい国と通貨
外貨預金では、為替の動きが、円換算した際の損益に大きく影響します。
ここでは、外貨預金で初心者が避けたい国と通貨を解説します。
- ● トルコリラ
- ● 南アフリカランド
- ● その他の新興国通貨
トルコリラ
トルコリラは、初心者には運用が難しい通貨の一つです。
トルコでは、インフレを抑制する目的で、中央銀行が政策金利を高めに設定しているため、トルコリラ預金の金利も一般的に高い傾向にあります。
一方で、地政学リスクや国内の政情に左右されやすく、日本円に対する通貨レートは長きにわたって下落基調が続いています。
主要通貨と比べると関連情報も入手しづらく、流動性が低いことからボラティリティも高い(値動きが大きい)傾向にあるため、初心者が運用に組み入れるのは避けたほうがよいでしょう。
南アフリカランド
南アフリカランドもトルコリラと同様に、初心者には難しい通貨の一つです。
政策金利は高めですが、トルコリラ同様、ボラティリティが高い(値動きが大きい)傾向にあり、かつ、関連情報の入手が困難であることから、初心者は運用対象としないのが得策でしょう。
その他の新興国通貨
新興国とは先進国に比べて経済発展の途上にある国々のことであり、新興国通貨とはそれらの国々で流通している通貨全般のことを指します。
新興国通貨は概して市場規模が小さく、先進国通貨に比べ、経済環境や政情、規制の変化等、当該国の事情によって相場が変動したり流動性が低下したりするといった、所謂カントリーリスクが顕在化する可能性が高いと考えられます。
このため、その国によほど馴染みがあり理解が深い場合などを除き、初心者が資産運用に取り入れるのは見合わせたほうが賢明でしょう。
ご参考|外国為替市場における通貨別取引高シェア
以下の表で確認できる通り、外国為替市場における日本円の取引高シェアは8%程度ですが、米ドルの取引高シェアは約45%、ユーロの取引高シェアは15%を占めています。
取引高シェアが高い通貨(米ドルやユーロなど)は、それだけ流動性が高く取引がしやすいことから、外貨預金を検討するうえで参考にするのもよいでしょう。
[ご参考:外国為替市場における通貨別取引高シェア]
外貨預金でどの通貨を選んだらよいか悩んだ際の判断基準
外貨預金を検討する際は、ご自身の運用目的や意向に合った通貨を選択することが大切です。
目的や意向によって、自分に適した通貨は異なります。
ここでは、外貨預金でどの通貨を選んだらよいか悩んだ際の判断基準を3つ解説します。
- ● 通貨の使用目的にあわせて選ぶ
- ● 為替手数料を含めたトータルコストで選ぶ
- ● 国や通貨の情報の得やすさで選ぶ
通貨の使用目的に合わせて選ぶ
外貨預金への預け入れを検討する際、金利だけに注目するなどして通貨を選択すると、為替が動いたときにどうしたらよいか迷い、適切な状況判断ができなくなってしまったりすることもあります。
このため、まずはご自身の運用目的を明確にして、そのうえで目的に合った通貨を選択するようにしましょう。
以下が通貨選びの参考例です。
為替手数料を含めたトータルコストで選ぶ
外貨預金を始める際は、為替の動きや金利に加えて、為替手数料を考慮する必要があります。
為替手数料とは、円を外貨に交換するときや、外貨を円に戻すときにかかる費用です。
たとえば、円を外貨に交換する際の為替手数料が1円、外貨を円に戻す際の為替手数料が1円であれば、往復で1通貨単位あたり2円のコストがかかります。
利息を受け取ったとしても、為替手数料の影響で外貨の円換算額が預入時の円貨額を下回ることもあり得るため、外貨預金への預け入れを検討する際は、各銀行の為替手数料や手数料優遇の有無などを事前に確認するようにしましょう。
国や通貨の情報の得やすさで選ぶ
関連する情報の集めやすさも、通貨を選択する際の重要な要素です。
外貨で運用していると、外貨預金のまま継続するのか、他の金融商品に預け替えるのか、あるいは円に戻すのかといった検討をする機会がありますが、情報量が多い通貨であれば、豊富な情報を判断材料として、方針を決めることができます。
たとえば米ドルやユーロは、ニュース等で取り上げられることも多いことから、為替の動きや政治や経済の動向について確認しやすい通貨といえるでしょう。
一方、新興国通貨については、為替の動きや、その要因や背景に関する報道等が相対的に少ないため、運用を続けていく中で必要な情報を十分に入手できないといったケースも起こり得ると考えられます。
このため、安心して外貨での運用を継続するため、できるだけ関連する情報を集めやすい通貨を選ぶようにしましょう。
初心者が外貨預金を成功させるポイント
外貨預金を成功させるには、まずは以下に挙げるポイントをおさえておくとよいでしょう。
- ● 為替の基本的な仕組みを理解してから始める
- ● 余剰資金で運用する
- ● 長期投資を前提に運用する
- ● 通貨や期間の分散を心がける
- ● 為替レートをチェックする習慣をつける
- ● (定期預金の場合)自動継続の設定を事前に確認する
詳細については、「外貨預金におすすめの銀行とは|選び方や成功させるポイントを解説」で説明していますので、是非参考にしてください。
外貨預金をするなら「SMBC信託銀行プレスティア」がおすすめ
外貨預金を始めるなら、国内No.1の外貨預金残高(*1)を誇る、SMBC信託銀行プレスティアを活用するのがおすすめです。
SMBC信託銀行プレスティアは、国内最多クラスの17種類もの外貨預金(*2)に対応しています。
米ドルやユーロといった主要通貨からオフショア中国人民元(*3)等の新興国通貨まで幅広くカバーされているのが大きな特徴です。
ちなみに、「為替手数料無料プログラム」(*4)の適用により、インターネットバンキングで外貨を購入する場合、全17通貨の外貨購入時の為替手数料が無料です。
関連記事:
外貨のことならSMBC信託銀行プレスティア!手数料無料で17通貨を購入する方法を解説!
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*3)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ
また、SMBC信託銀行プレスティアに口座を開設すると発行されるVisaデビット機能付き国際型キャッシュカード「GLOBAL PASS(グローバルパス)」は、ご自身の外貨預金を、そのまま海外で使える仕組みを有しています。
GLOBAL PASSはデビット機能を備えておりタッチ決済にも対応しているので、海外でのお買物やお食事などの際の支払いもスムーズです。
また、海外で現地通貨の現金が必要になった際には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。
ちなみに、その際の海外ATM手数料も無料です。(*5)
外貨預金を預け入れる銀行をお探しの方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
(*1)個人外貨預金残高(2025年3月末)SMBC信託銀行調べ 出典:各行のIR資料より作成(公表ベース)
(*2)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*3)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。
(*4)「為替手数料無料プログラム」の適用条件についてはこちらをご参照ください。
(*5)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
外貨預金に関するよくある質問
ここでは、外貨預金に関するよくある質問に回答します。
- ● 世界で一番安全な通貨はどれですか?
- ● 円安のときにやるべきことは何かありますか?
世界で一番安全な通貨はどれですか?
「世界で一番安全な通貨」と断定できる通貨はありません。
しかしながら、米ドルは世界の貿易や金融取引で広く使われている基軸通貨で、流通量と情報量の多さから、為替の動きや、その要因や背景を確認しやすい通貨です。
分散投資を検討したい場合は、米ドルを中心に、ユーロなどを組み合わせて保有するのがよいでしょう。
一つの通貨に集中させないことがリスクをおさえることにつながります。
円安のときにやるべきことは何かありますか?
円安のときも円高のときも、ご自身の目的や意向に照らし、適切な判断を心がけることが大切です。
既に外貨を保有している場合は、外貨預金のまま継続するのか、他の金融商品に預け替えるのか、あるいは円に戻すのか、よく検討しましょう。
一方、これから外貨を購入する場合、外貨の平均購入単価が高くなる可能性があるため、購入のタイミングを分ける、あるいはご自身が納得できるタイミングまで待つなど、今後の見通しなども踏まえつつ判断するようにしましょう。

