グアム旅行に必要な費用は?3泊4日の費用や物価事情、安い時期をご紹介
休暇のためにグアムへの旅行を検討している方もいるのではないでしょうか。
グアムは日本からの直行便があり、アクセスの良い魅力的なリゾート地です。透明度の高いビーチで1年中マリンスポーツやシュノーケルなどを楽しめるため、気軽に行ける人気の高い海外旅行先です。
今回は、グアム旅行に必要な費用や物価事情などについて解説します。
また物価高の昨今、少しでもお得に海外で支払いをする方法もお伝えします。
グアムとはどのような場所?
日本から南に2,400キロほどのマリアナ諸島の南端に位置するグアム。年間平均気温は27度で、常夏の島として知られています。アメリカ本土の州に準ずる、州より自治権が弱い「準州」という扱いであり、カリフォルニア州の法に準じて16万人以上の人々が生活しています。
羽田空港や成田空港などからは直行便で3~4時間程度で行くことができ、日本との時差は+1時間(グアムのほうが進んでいる)です。アクセス良好で時差による身体的負担が軽いため子連れやご年配の層にも人気の旅行先となっており、多くの日本人観光客が訪れています。
マリンスポーツが代表的ですが、観光・買い物・ゴルフなどを楽しむこともできます。年齢に関係なく楽しめる点は、グアムの魅力といえるでしょう。
【滞在日数別】グアム旅行に必要な費用
グアム旅行を検討しているものの、どの程度の費用が必要になるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
以下で、グアム旅行で2泊3日・3泊4日滞在する場合の費用をシミュレーションします。
※レートの変動によっても費用は大きく変わります。ここでは、1ドル=150円として換算しています。
2泊3日滞在する場合
グアムに2泊3日滞在する場合における費用の目安は、以下のとおりです。
- ● 航空券(往復)代金:8万円~
- ● ホテル(スタンダード)・宿泊代金:約2万円~
- ● 食費:約1万5,000円~
- ● 交通費:約3,000円~
- ● Wi-Fi・通信料:約2,000円~
- ● 観光・アクティビティ:約2万円~
- ● 海外旅行保険:約1,000円~
- ● お土産・ショッピング:約1万円~
上記のシミュレーションでは、一人あたり約15万円~です。オフシーズンの場合は約13万円~、ピークシーズンの場合は約20万円~が目安となります。
3泊4日滞在する場合
続いて、グアムに3泊4日滞在する場合の費用の目安を紹介します。
- ● 航空券(往復)代金:約8万円~
- ● ホテル(スタンダード)・宿泊代金:約3万5,000円~
- ● 食費:約2万5,000円~
- ● 交通費:約5,000円~
- ● Wi-Fi・通信:約3,000円~
- ● 観光・アクティビティ:約3万円~
- ● 海外旅行保険::約1,500円~
- ● お土産・ショッピング:約1万円~
上記のとおり、一人あたり約19万円~が相場です。オフシーズンの場合は約17万円~、ピークシーズンでは約25万円~が目安となります。
ハワイも魅力的な観光地ですが、費用の安さを重視している方は、グアムのほうが費用面の心配をせずに楽しめるのではないでしょうか。
グアム旅行へ出発前に準備するもの
グアムへの旅行を決断された方は、現地で旅行を楽しむための準備を進めましょう。
航空券
日本からグアムへは直行便があります。グアムの玄関口となるのは「アントニオ・B・ウォン・パット国際空港」です。eチケットを印刷し、コピーも用意しておくことをおすすめします。
航空券の費用目安は、大手航空会社を利用する場合で往復5万~22万円程度です。ベストシーズンでは30万円近い金額になることもあります。
ビザ
日本国籍者が観光・商用目的でグアム(米国)に90日以内で滞在する際には、ビザは不要です。ただし、電子渡航認証システム(ESTA)による申請が必要となるため、早い段階で済ませておきましょう。ESTAの申請をする際は、一人あたり21米ドルがかかります。
なお、電子渡航認証システムはグアムへ渡航する72時間以上前に申請することが推奨されています。事前に承認されていない場合は飛行機の搭乗が拒否されるため、必ず申請を完了させておきましょう。
また、日本国籍のパスポートで短期商用・観光目的での滞在する場合、「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」を利用すると、ESTAは不要です。ただし、最大45日までの滞在となり、I-736(出入国カード)の提出が必要です。
宿泊先
宿泊先については、観光先や空港へのアクセスを加味して決めると現地での移動時間を短縮できます。また、実際に滞在した人からの評判や口コミが優れているかどうかもチェックするとよいでしょう。泊まりたいホテルが決まったらそのホテルの公式サイトの価格もチェックしてみましょう。直接予約で現地支払いを選んだ方が安くなるケースも多いので費用を抑える際には重要なポイントです。ホテルの宿泊費用が現地払いの際は出来る限りドルが安いタイミングで手数料も抑えてドルを購入しておくとかなりお得になるケースもあります。
ホテル選びの際には、ビーチまで徒歩圏内のホテルであれば、マリンアクティビティを楽しみたい方にとって魅力的でしょう。あるいは、誰にも邪魔されずにゆっくりと自分の時間を満喫したい場合は、プライベートビーチ付のホテルを選ぶことで滞在の充実感を高められるかもしれません。
グアムの中心地域タモンに宿泊すれば遠浅の美しいタモンビーチに癒されながら、ショッピングやグルメアミューズメントを1ヶ所で全て楽しめます。
オプショナルツアー
グアム滞在中に、ビーチやウォーターパークで遊ぶ予定を立てる方もいるのではないでしょうか。主なオプショナルツアーの費用は以下のとおりです。
- ● オーシャンサファリ入場券:3,450円程度
- ● ウォーターパーク&マリンアクティビティ:7,500円程度
- ● イルカウォッチングクルーズ:1万円程度
- ● パシフィック アイランド クラブ グアム:1万6,500円程度
- ● プライベートボートチャーター:3万円程度
行程を立てる際に、どの施設を利用するか、どのアクティビティを楽しむか等、よく検討しておきましょう。
Wi-Fi・SIMカードなどの通信費
現地で快適な通信環境を維持したい場合、Wi-Fi・SIMカードなどがあると便利です。必要な費用は、1日あたり800~1,500円程度が目安と考えるとよいでしょう。
また、ご自身の使っているスマホ端末を、海外でもインターネットにつなげて使用できるようにするためのサービスであるeSIMも便利です。
海外旅行保険
アクティビティ中のアクシデントに備えたい場合は、海外旅行保険に加入しておくと安心です。保険料は保険会社によって異なりますが、大まかな目安として2泊3日の場合は1,000円程度、3泊4日の場合は1,500円程度です。
グアム旅行で滞在中に必要になる費用
両替をして米ドル現金で払った方がお得なのか、クレジットカードやデビットカードがお得なのか、数パーセントの違いがでることもあるので こちらの記事 で詳しく説明していますので参考にしてみてください。
以下では、現地滞在中に必要となる費用の目安を解説します。
食費
グアム滞在中の食費の目安は、一般的なカフェで1,500円程度、ワンランク上のカフェやレストランでは2,300~3,800円程度です。
現地で人気のあるスムージーは900~1,100円程度、地元の方々が利用するローカルのレストランやチャモロ料理を楽しめる屋台は、1,500~2,300円程度で楽しめます。
豪華なディナーを楽しみたい場合は、ホテルのレストランを利用するのもおすすめです。ホテルのレストランを利用する際には、7,000~11,000円程度の予算を見込んでおくとよいでしょう。
交通費
グアム島内を移動する際には、主にシャトルバスかタクシーを利用します。シャトルバスは600円から、タクシーは360円からとなっています。
レンタカーを借りる際には、コンパクトカーで1日あたり7,500円、ミドルクラスで1日1万1,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。
宿泊代
あくまでも目安ですが、グレードごとのホテル代金は以下のとおりです。
- ● スタンダードホテル:1泊1万円程度
- ● スーペリアホテル:1泊1万5,000円程度
- ● デラックスホテル:1泊2万円程度
- ● ラグジュアリーホテル:1泊3万円~
観光地や空港へのアクセスがよいホテルやサービスが優れているホテルは、一般的に宿泊費が高くなります。
現地の滞在を快適なものにするためにも、事前に行きたい観光地やレストランの目星をつけておきましょう。ただし、ビーチ沿いやアクセスがよくグレードの高いホテルを選ぶと旅費がかさんでしまいます。予算との兼ね合いを考慮しつつ、快適に楽しめるホテルを探すようにしましょう。
ショッピング代
旅行のもう一つの醍醐味といえばショッピング。グアムにも日本では入手しにくいお菓子やオリジナル雑貨など多数あるので、買いすぎにも注意したいところです。
なお、グアムで人気のお土産はマカデミアナッツチョコレートやクッキー、バナナチップスが挙げられます。セレクトショップなどで、人気のお土産は一通り見ることができます。
ほかにも、アウトレットモールや、免税店も便利でお土産の購入を含めたショッピングを楽しめるでしょう。
チップ代
グアムにはチップの文化があるため、レストランを利用したときやタクシーに乗車したときは心付けとしてチップを渡しましょう。
ホテルの枕銭としては1~2米ドル程度、レストランやタクシーでは料金の15%程度をチップとして渡すとよいでしょう。
レンタカー代
公共交通機関ではなくレンタカーを利用するときは、レンタカー代を用意しましょう。レンタカー代の目安は、コンパクトカーで1日あたり7,500円 、ミドルクラスで1日1万1,000円程度です。
なお、日本の運転免許証で入国日から30日間はグアム島内を運転できます。
グアムの物価事情
グアムの物価は日本よりやや高い傾向にありますが、商品によっては日本よりも安価なケースもあります。なお、主な商品を比較すると以下のとおりです。
商品 | グアム | 日本 |
---|---|---|
一般的なレストラン |
6,200円~31,000円程度 |
3,000~5,000円程度 |
ファストフード店ハンバーガー |
150円程度 |
120円程度 |
水 |
75円~110円程度 |
100~150円程度 |
コーヒー |
380円~850円程度 |
350~500円程度 |
ビール |
210円~250円程度 |
200円程度 |
なお、チップを支払う必要がないテイクアウトを活用すれば、現地での食費を安く抑えることも可能です。さらに、グアムには消費税がないため、表示価格のまま購入できます。
グアム旅行の安い時期
「できるだけ安くグアム旅行を楽しみたい」という方は、ピークシーズンを避けるのがおすすめです。
グアム旅行を安くするためのポイント
グアムは日本人旅行客が多いことから、安く旅行を楽しみたい場合は長期休暇の時期を外した「1月中旬~3月中旬」「5月中旬~7月初旬」「9月~12月初旬」を選ぶとよいでしょう。
1月中旬~3月中旬の平均気温は26℃~27℃程度で、快適に過ごせます。日中はTシャツにシャツを羽織るぐらいで十分ですが、朝晩は冷えることがあるため上着を持っておくと安心です。
5月中旬~8月初旬の平均気温は26℃~31℃程度です。湿度が高くなるため、日本の夏を過ごす服装で行くとよいでしょう。雨季に入るため、スコールに備えて雨具を持っていくのがおすすめです。
9月~12月初旬の平均気温は24℃~26℃程度になります。一年の中でも涼しくなる時期で、軽いアウターやカーディガンを持参するとよいでしょう。海水温が高ければ、ビーチでの水遊びやマリンスポーツを楽しめます。
現地での食費を抑えたい場合は、ローカルフードを楽しむとよいでしょう。代表的なローカルフードは「チャモロ料理」で、レッドライス(ベニノキの実を使って炊いた赤いご飯)やビーフティナックタック(牛肉を使った煮込み料理)が有名です。
高級なレストランでなくとも、手軽な価格で楽しめるローカルのフードトラックや屋台があるため、ぜひ現地の食事を楽しんでみてください。
避けた方がよい時期
グアムには雨季(5~10月)と乾季(11~4月)があり、ビーチでのアクティビティを楽しみたい場合は乾季がベストシーズンです。
なお、現地の滞在を楽しむためにも、台風シーズンは避けたほうがよいでしょう。台風が直撃すると、人的・物的被害を受けたり、空港閉鎖による帰国困難に陥ったりする恐れがあります。
お得にグアム旅行をするならSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASS
グアムでのお買物等の各種お支払いには、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。
GLOBAL PASSはデビット機能を備えたいわゆる国際型キャッシュカードで、米ドルを含む17の外貨に対応しています。グアムでも口座の米ドルを使って支払いができるので、旅行前に米ドルを口座に入れて準備しておくのもよいでしょう。
またGLOBAL PASSであれば、米ドルの現金が必要になった際には、海外ATM手数料無料で、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すことが可能(*)です。
また、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があるので、渡航先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。
グアム旅行のご予定のある方は、是非GLOBAL PASSの利用をご検討ください。
(*)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。