プライベートバンクとは?いくらから利用できる?主なサービスやメリットなどを解説

プライベートバンクとは、富裕層向けに資産管理や運用などの金融サービスを提供してくれる金融機関のことです。
皆さまの中にも、円滑な事業承継や相続、あるいは適切な資産管理・運用のために利用を検討したいものの、得られる情報も少なく、プライベートバンクでは実際にどのようなサービスを受けられるのかわからない、という方がいらっしゃるかもしれません。
この記事では、プライベートバンクの概要や主なサービス、一般的な銀行の富裕層向けサービスとの違いなどについて解説します。
プライベートバンクを利用するメリットや注意点についても紹介しますので、資産管理・事業承継等のご検討にお役立てください。
プライベートバンクとは?

プライベートバンクとは、富裕層向けに資産管理や資産運用などの金融サービスを提供する金融機関のことです。
一般的にプライベートバンクでは、資産管理や運用、事業承継、相続など、顧客の資産に関するさまざまな課題に対して包括的なソリューションを提供すべく、万全のサポート体制が敷かれています。
なお、通常は顧客一人一人に、プライベートバンカーと呼ばれる、高度なスキルを有した専任の担当者が任命されます。
富裕層向け?一般的な銀行の富裕層向けサービスとの違い
一般的な銀行のなかにも富裕層向けサービスを展開しているところがありますが、プライベートバンクとの違いとして、口座開設の条件が挙げられます。
一般的な銀行は、基本的に幅広い層の方々が口座を開設することが可能である一方、プライベートバンクの場合は、具体的な内容については非公開とされているケースが大半ではあるものの、保有総資産額や金融資産額など、富裕層向けの条件が設けられていることが多々あります。
日本と海外のプライベートバンクの違い
プライベートバンクは海外にも多く存在し、日本と海外のプライベートバンクはそれぞれ特徴が異なります。日本に居ながら利用できる海外のプライベートバンクもあるため、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
日本では「プライベートバンキング」などといった呼称で、一部の大手銀行や証券会社のウェルスマネジメント部門により、富裕層向けの専門的な金融サービスが提供されています。
日本のプライベートバンクでは通常、日本の文化や慣習などを熟知したプライベートバンカーが窓口となり、かつ、顧客のサポートは日本語でおこなわれることから、スムーズに意思疎通を図ることができるでしょう。
一方、海外のプライベートバンクを利用する場合は、コミュニケーションは基本的に英語または現地の言葉です。
しかしながら、世界各地にネットワークを築いているところも少なくないため、海外での投資や国際的な取引に関するサポートも期待できるかもしれません。
プライベートバンクの主なサービス

資産運用の相談
一般的に資産運用の相談は、顧客のニーズやリスク許容度を把握するための担当者によるヒアリングから始まります。
そのうえで、顧客の運用方針に基づき、さまざまな金融商品・サービスを組み合わせた資産運用プランが提案されます。
相続・承継の相談
相続・承継の相談では、顧客本人はもちろんのこと、親族や従業員にも配慮したコンサルティングが期待されます。
顧客の資産を円滑かつ確実に後継者に引き継げるよう、信託商品を活用するなど、将来を考慮した財産管理を提案してもらえることでしょう。
プライベートバンクを利用するメリット

資産状況やニーズに合った資産管理・運用ができる
プライベートバンクでは、一般的な銀行では取扱いがないような金融商品やサービスなども提供されています。
これにより金融商品やサービスの選択の幅が広がるため、自身の資産状況や意向に合わせて、オーダーメイドで資産を管理したり運用したりすることが期待できます。
プライベートバンカーから充実したサポートを受けられる
プライベートバンカーは、資産に関するありとあらゆる相談ができるコンシェルジュのような存在であり、顧客から預かる多額の資産を長期的に管理し、運用をサポートする重要な役割を担っています。
彼らは、コミュニケーションを密に取りながら、ライフステージや経済環境の変化などにも適切に対応し、柔軟にサービスを提供してくれるでしょう。
専門家のサポートを受けられる
多くのプライベートバンクでは、必要に応じて弁護士や税理士などの外部の専門家と連携できる体制が整えられています。
プライベートバンクの利用を通じて、これらの専門家の質の高いサポートを受けられるのも大きなメリットと言えるでしょう。
一般的な銀行の富裕層向けサービスを利用するメリット

先述の通り、一般的な銀行のなかにも富裕層向けサービスを提供しているところがあります。
こうした銀行の富裕層向けサービスも、高度な知識を有する担当者が、顧客一人一人のニーズやリスク許容度に合わせて資産管理や資産運用のコンサルティングをおこなうという点では、プライベートバンクで提供されるサービスと同様です。
大切な資産を長期的な視点で管理・運用していくためのパートナーとして、利用を検討してみるのも一つかもしれません。
具体的なサービス内容は銀行によって異なりますが、取扱い商品やサービスの優遇特典や、資産運用・管理に役立つ季刊誌、セミナーなど、各社が顧客に付加価値を提供すべく工夫を凝らしているのが伺えます。
ちなみに、富裕層向けサービスを受けるためには各銀行が設ける取引額などの条件を満たす必要がありますが、プライベートバンクに比べて利用しやすい基準となっているのが一般的です。
例えば、SMBC信託銀行プレスティアの「ゴールドステータス」は、月間平均総取引残高1,000万円相当額以上、かつ月間平均資産運用残高300万円相当額以上の方にご利用いただけるサービスとして展開されています。
プライベートバンクを利用する時の注意点

プライベートバンクの利用を検討する場合には、以下のような点を考慮する必要があります。
さまざまな条件をクリアする必要がある
プライベートバンクには通常、さまざまな入会条件が設けられており、利用するためにはそれらの条件をクリアしなければなりません。
なお、プライベートバンクには、顧客の資産や背景を深く理解することで適切なサービスを提供するという性質があります。
このため、資産状況やその原資のほか、顧客の社会的な背景や家族構成、事業内容などが詳細に確認されるといわれています。一連の確認は長い時間をかけておこなわれるため、入会条件をクリアした場合でも、申込みからサービスを受けられるようになるまでには相応の時間がかかるものと考えておきましょう。
手数料が割高になる場合がある
プライベートバンクを利用する場合、預かり資産に対して一定割合を乗じた金額が手数料として差し引かれるケースもあるようです。
環境次第では、得られるリターン以上に高額の手数料が発生する可能性もあり得ますので、利用を検討する場合は、事前によく手数料体系について確認しましょう。
プレスティアの「ゴールドプレミアム」

プライベートバンクでは、富裕層の方々に向けて資産の管理や運用、相続・承継などの幅広い金融サービスが提供されています。専任のバンカーが長期にわたってサポートしてくれるため、きめ細やかなサービスが期待できるでしょう。
一方で、利用するにはもろもろの条件をクリアしなければならないことや、手数料が高額になる可能性があることなど、注意点もあります。
「プライベートバンクのサービスを利用してみたい」
そのようなご要望をお持ちの方は、富裕層向け金融サービスの入り口として、まずはSMBC信託銀行プレスティアの「プレスティアゴールド」あるいは「プレスティアゴールドプレミアム」(*)を利用してみるのも一案かもしれません。
「プレスティアゴールド」および「プレスティアゴールドプレミアム」は、SMBC信託銀行プレスティアが、特別なお客さまに上質な体験を提供するために展開している富裕層向けサービスです。
「プレスティアゴールド」・「プレスティアゴールドプレミアム」のお客さまには、専任のコンサルタントがプライバシーに配慮した専用ブースで資産運用・資産管理に関するご相談に対応します。また、ご利用いただくお客さま一人一人に適したポートフォリオの提案に加えて、外貨定期預金の金利や外貨を購入する際の為替手数料など、プレスティアが提供するさまざまなサービスで優遇特典を受けることができます。
このほか、「プレスティアゴールドプレミアム」のお客さまには、ご希望に応じて、証券担保ローンや居住用不動産投資ローン、居住用不動産担保ローンなどの専用商品や、事業承継・相続対策のご相談に加え、ご家族へプレスティアゴールドプレミアムと同様の特典を提供するファミリープレミアムサービスなどの専用サービスの提供も行っています。
是非このご機会に、SMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設および「プレスティアゴールド」・「プレスティアゴールドプレミアム」のご利用をご検討ください。
(*)「プレスティアゴールド」は月間平均総取引残高1,000万円相当額以上かつ月間平均資産運用残高300万円相当額以上のお客さまに、「プレスティアゴールドプレミアム」は月間平均総取引残高5,000万円相当額以上かつ月間平均資産運用残高1,000万円相当額以上のお客さまに、SMBC信託銀行プレスティアが紹介しているステータスです。
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