世界一周旅行の費用は?クルーズ・飛行機利用時の相場や必要な準備について解説

世界には魅力的な国や都市が多くあり、世界一周の旅をしてみたいという方もいるでしょう。
しかし、世界一周旅行をするとなると費用や期間が多くかかり、国によってはビザや予防接種も必要となるため、入念な下調べや準備が不可欠です。
とりわけ、旅行先で金銭の面で困らないよう、行く先々の物価や費用相場、決済方法などについて事前にしっかり確認しておきましょう。
この記事では、世界一周旅行の費用相場、エリア別の相場や特徴、世界一周旅行に必要となる準備などについて解説していますので、是非参考にしてください。
※本記事に記載の費用は、2025年7月時点における費用(目安)となります。
世界一周旅行の相場費用は?
世界一周旅行といっても、飛行機やクルーズなどの移動手段があるうえ、それぞれ滞在先や期間、回り方はさまざまで、プランや過ごし方、シーズンなどによってかかる費用が異なります。
一般的には、世界一周旅行でかかる費用は100万円~1,000万円ほどが目安です。
飛行機で移動する場合

飛行機を利用する世界一周旅行は自由に移動プランを立てやすいこともあり、費用のかかり方、かけ方は人によって多種多様です。
加えて、世界一周航空券や格安航空券など、フライトオプションもさまざまなものがあります。
旅行期間や滞在スタイルによっても異なるものの、宿泊費や食費を含めた旅行費用は、100万円~400万円ほどが目安です。
クルーズ(船)で移動する場合

クルーズによる世界一周旅行は、客室使用料や食事、船内アクティビティーなどがすべて料金に含まれるため、一般的に費用が高めです。
なお、航路や期間、客室の種類、サービス内容によって費用は大きく変動し、300万円~1,000万円ほどが相場です。
クルーズ代金とは別に、寄港先で上陸した際の買物、お土産などの費用もかかります。
エリア別の費用相場
訪れる国やエリアによって物価が異なるため、どのエリアに滞在するかによっても費用のかかり方が異なります。
世界一周旅行を計画する際は、それぞれのエリアの特徴や1日あたりにかかる費用の目安を知っておくとよいでしょう。
北米
中南米
ヨーロッパ
中東
アフリカ
オセアニア
アジア
世界一周旅行で必要な費用はいくら?なにを準備すればいい?

世界一周旅行でかかる費用は、大きく「渡航前にかかる費用」と「渡航後にかかる費用」に分かれます。
支払いのタイミングや金額をイメージしながら準備を進めていきましょう。
[渡航前にかかる費用]
- ● 海外旅行保険
- ● ワクチン・予防接種代
- ● Wi-Fi・SIMカードなどの通信費
- ● ビザ費用
- ● 航空券・クルーズ費用など
[渡航後にかかる費用]
- ● 現地での移動費
- ● 宿泊費
- ● 食費
- ● 観光・アクティビティー費
- ● お土産代
海外旅行保険
気候や衛生環境、治安がまったく異なる国々を巡る世界一周旅行では、予想できない出来事がいつ起こるかわかりません。
クレジットカード付帯の保険だけでは補償が充分ではない場合もあるため、万一の場合に備えて海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
加入する保険会社やプラン、期間によって保険料は異なり、保険期間(旅行期間)が長くなるほど保険料が上がる傾向です。
具体的には、6ヵ月間で15万円~20万円ほど、1年間では45万円~60万円ほどが目安です。
ワクチンや予防接種代
訪れる国や地域によっては渡航前のワクチン接種が義務づけられているところがあります。
例えば、黄熱病予防のワクチンは、南米やアフリカの特定地域に行く場合、渡航10日前までに接種が必要です。
ワクチンの種類によっては一定間隔をあけて複数回の接種が必要なものもあるため、ワクチンの必要可否を必ず確認しておきましょう。
接種にかかる費用はワクチンの種類や医療機関によって異なりますが、健康保険が使えないため全額自己負担です。詳しくは厚生労働省検疫所FORTHで確認してください。
Wi-Fi・SIMカードなどの通信費
海外での通信はポケットWi-Fiや海外ローミング、海外SIMなどがあります。
それぞれ対象エリアや制限速度、提供プランなどが異なるため、旅程や通信・通話の必要性に応じて選びましょう。料金は提供する会社やプラン、期間などによって異なるため確認してみましょう。
クルーズ旅行の場合は、各クルーズ会社が提供しているWi-Fiプランも確認しておきましょう。
ビザ費用
渡航先や滞在期間によってはビザ取得が必要となる場合があります。また、ビザとは違うものの、渡航前に渡航認証を得ることが必要な国もあります。
例えば、米国の「ESTA(エスタ)」、カナダの「eTA(エタ)」などです。なお欧州地域でも、「ETIAS(エティアス)」(*1)が義務づけられる予定です。
基本的にビザや渡航認証には費用がかかり、金額は国やビザの種類などによって異なります。
旅行プランに応じてビザや渡航認証の必要可否をしっかり調べておきましょう。
(*1)2026年に導入される予定
移動費
飛行機や列車を利用して世界一周する場合には、国から国への移動、滞在国内での移動にかかる費用を見積もっておきましょう。
列車やバスで移動すれば費用を抑えやすいものの、国土が広い地域や道路が整備されていない地域では飛行機の利用が多くなり、費用も高くなりがちです。
宿泊費
世界一周旅行の宿泊費は、滞在する地域や宿泊施設のタイプによって大きく異なります。一般的に、北米やヨーロッパは物価が高く、逆に東南アジアなどは比較的安価です。
長期の旅行となると、宿泊費は大きな支出になります。特に数ヵ月以上旅行する場合は、頻繁に宿を変えるため、トータルの費用が想像以上に膨らむ可能性もあります。
事前に各地域の宿泊費相場をしっかり調べて、予算に合った旅の計画を立てましょう。
食費
食費は国や地域、食事や外食施設の種類などによって異なります。
宿泊費同様、毎日かかる費用であるため事前に予算を決めておき、その予算のなかでレストランや屋台、自炊など、食事を調整するのもおすすめです。
観光・アクティビティー費
観光施設やアクティビティーをしっかり楽しみたい方は事前に料金を調べておきましょう。
地域の物価は安めでも、例えば、アフリカのサファリツアーなど、アクティビティー費が高めのものもあるため、事前に予算を組んでおくことが大切です。
お土産代
お土産選びは旅行の楽しみの一つですが、訪問先が多くなるほど費用がかさむ可能性があります。
旅行前に、予算を決めておくのがおすすめです。
生活必需品
期間が長い世界一周旅行では、旅先で使う日用品や消耗品は事前に日本から持参しても旅先で購入が必要となるものもあります。
予算を確保し、物価の安い国でまとめて購入するなど工夫してみましょう。
基本的には以下のようなアイテムが必要です。
なお、旅行先によっては虫除けや日焼け止めなども必要です。
各国の通貨はいつ、どのように準備すべき?

世界一周旅行では、複数の国を回るため、さまざまな通貨が必要です。
しかし、すべての通貨を事前に両替して移動するのは、セキュリティ面で不安が残ります。
一方で、現地で必要な金額だけ両替しようとすると、多額の日本円を持ち歩くことになり、やはりリスクがともなうでしょう。さらに、国によっては、持ち込み・持ち出しできる現金(外貨を含む)の金額に制限がある場合もあります。
このため海外へ渡航する際は、現地のATMで現金を引出せる機能のあるカードを持参すれば、滞在先で現金が必要となっても対応しやすく、便利です。
具体的には、日本の預金口座から直接引出せるデビットカード、あるいは、海外キャッシング機能のあるクレジットカードを準備しておきましょう。外貨両替にかかる手数料を抑えることもできます。
例えば、SMBC信託銀行プレスティアのデビット機能付き国際型キャッシュカード、GLOBAL PASSなら、口座にある外貨と円をそのまま現地で引出せます。
キャッシングではないので利息負担は不要で、かつ海外ATM手数料もかからないため、おすすめの方法です。(*2)
(*2)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
世界一周旅行で主流の決済手段は

世界一周旅行中の決済手段は、現金およびカードが主流になります。
国や地域、店舗や支払いシーンによっては現金決済のみの場合もありますが、多くの国ではキャッシュレス化が進んでいます。
世界の約200の国と地域で使えるVISAブランドのついたカードを持参しておけば、世界一周旅行で安心して利用できるでしょう。
世界一周旅行の費用を抑えるためには
世界一周旅行を満喫するためには、費用を抑える工夫が大切です。
飛行機で移動する場合は、スターアライアンスやワンワールドグループなどが提供する世界一周航空券がおすすめです。複数の航空会社を利用できるため、個別に航空券を購入するよりもお得に旅ができます。
なお、世界一周旅行でクルーズを利用する場合は、早期予約で割引が受けられることもあるので、ぜひ確認してみましょう。
宿泊はホテルだけでなく、ゲストハウスや民泊も選択肢として検討しましょう。
また、現地のスーパーマーケットで食材を買って自炊したり、屋台を利用したりすることで食費を抑えることができます。
移動の際は、飛行機だけでなく、バスや列車も積極的に利用しましょう。長距離移動になる場合もありますが、車窓から見る景色も旅の思い出になります。
世界一周旅行には口座の外貨が海外で使えるGLOBAL PASSがおすすめ!

世界一周旅行には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。
GLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性から海外旅行好きの方々の間でにわかに人気が広がり、累計発行枚数は40万枚(*3)を突破しています。
GLOBAL PASSの一番の魅力は、米ドルやユーロなどを含む世界17通貨の外貨預金(*4)を、海外での支払にそのまま使える点です。
世界17通貨の外貨支払いに対応している銀行は日本では他に無いこともあり(*3)、GLOBAL PASSは、海外旅行好きの方々の間ではもはや必需品になりつつあります。

GLOBAL PASSはデビット機能を備えており、タッチ決済にも対応しているので、海外での買物等もスムーズに行うことができます。
また、海外で現地通貨の現金が必要になった際には、世界の200以上の国や地域のVisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すことが可能です。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*5)
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*6)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ
このほか、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があるので、渡航先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。
[ご参考:あんしんの各種サービス]

この機会に是非、SMBC信託銀行プレスティアの預金口座を開設して、GLOBAL PASSの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
(*3)2025年7月現在
(*4)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*5)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
(*6)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。