香港の治安は?治安が良いエリア・悪いエリア、旅行時の防犯対策を解説
「安全に旅行できる?」「女性ひとり旅でも大丈夫?」などと治安について不安に思う人も多いのではないでしょうか。
本記事では香港の現状をはじめ、治安が良いエリアと悪いエリア、狙われやすい犯罪被害、具体的対策などを解説します。
正しい知識を身につけ、注意を払いながら香港旅行を楽しみましょう。
※本記事に記載の内容は、2025年12月現在の情報に基づくものです。
香港の治安
香港の治安は、世界の主要都市の中でも比較的良好であると言われています。しかし、日本の外務省からは政治・社会情勢の変化によるリスクを考慮し、「レベル1:十分に注意してください」と評価されています。
香港の犯罪件数は、以下のとおりです。
参照:在香港日本国総領事館「海外安全対策情報(2025年第2四半期)」
総犯罪の増加要因は「詐欺」で、物理的危険性は低い傾向にあります。
旅行前には外務省「海外安全ホームページ」を確認し「たびレジ」に登録をしておくと、直近の情報が得られるでしょう。
香港で治安が良いとされるエリア
香港には治安が良く、安心して滞在・観光できるエリアもあります。
ここでは、香港で治安が良いとされるエリアを2つ解説します。
- ● 中環(セントラル)
- ● 香港島南部(レパルスベイ・スタンレー)
中環(セントラル)
中環(セントラル)は香港のビジネス・金融の中心地であり、治安が良いエリアのひとつです。
警察や民間警備員の巡回が常時おこなわれ、IFC Mallといった高級ショッピングモールも警備が厳重なため、スリや置き引きのリスクは低いです。
また、MTR駅周辺は街灯が充実し、夜間でも人通りが多いため、女性のひとり旅でも安心して移動できるはずです。主要観光地へのアクセスも良く、治安の心配を最小限におさえつつ、香港旅行が楽しめるでしょう。
香港島南部(レパルスベイ・スタンレー)
香港島南部(レパルスベイ・スタンレー)は、高級住宅街とビーチリゾートがあり、治安が良いエリアです。
レパルスベイは富裕層の住宅エリアのため治安が良く、スリや置き引きなどの軽犯罪が発生しにくい環境です。
スタンレーにあるマーケットは旺角(モンコック)のような混雑がなく、強引な客引きやぼったくりの報告もほぼないため、安心して買い物が楽しめます。
香港の喧噪から離れ、治安の心配をせずに、観光が楽しめるでしょう。
香港で治安が悪いとされるエリア
香港の治安は比較的良好であるものの、注意が必要なエリアもあります。
以下では、香港で治安が悪いとされるエリアを3つ解説します。
- ● 尖沙咀(チムサーチョイ)・銅鑼湾(コーズウェイベイ)
- ● 旺角(モンコック)・重慶大厦(チョンキンマンション)
- ● 佐敦(ジョーダン)
尖沙咀(チムサーチョイ)・銅鑼湾(コーズウェイベイ)
尖沙咀(チムサーチョイ)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)は、香港を代表する観光・ショッピングエリアです。
日中の治安は良好であるものの、人混みでの置き引きやスリには注意が必要です。とくに以下のことに気をつけるといいでしょう。
旺角(モンコック)・重慶大厦(チョンキンマンション)
旺角(モンコック)・重慶大厦(チョンキンマンション)は、香港でもっとも注意が必要なエリアです。
旺角のナイトマーケットでは観光客と地元民が入り交じり、身動きが取れないほどの混雑になるため、スリや置き引きが多発しやすくなっています。
各エリアで注意すべきことは以下のとおりです。
夜間は配車アプリでタクシーを利用し、女性のひとり歩きは避けましょう。
佐敦(ジョーダン)
佐敦(ジョーダン)は旺角(モンコック)と尖沙咀(チムサーチョイ)の中間に位置し、落ち着いたエリアであるものの、夜間の裏道や油麻地(ヤウマテイ)方面への徒歩移動には注意が必要です。佐敦での注意点と対策は以下のとおりです。
香港で観光客が遭いやすい犯罪被害
香港で観光客が遭いやすい主な犯罪被害は、以下の3つです。
- ● 置き引き・スリ
- ● クレジットカードのスキミング・不正利用
- ● 機内・空港での窃盗
スリは減少傾向にあるものの、観光客が集中する旺角(モンコック)・尖沙咀(チムサーチョイ)・銅鑼湾(コーズウェイベイ)などのエリアでは、ナイトマーケットやカフェでの置き引き・スリのリスクがあります。
また、機内での貴重品盗難も増加傾向にあるため、注意が必要です。
油断した瞬間に狙われやすいため、基本的な対策を徹底し、被害を防ぎましょう。
香港で被害に遭わないための防犯対策
ここでは、香港で被害に遭わないための対策を6つ解説します。
- ● 早朝や夜間の外出を控える
- ● 貴重品管理を徹底する
- ● 客引きは無視する
- ● 正規のタクシーに乗る
- ● クレジットカードはスキミング防止グッズを利用する
- ● 可能な限りフリーWi-Fiを避ける
早朝や夜間の外出を控える
香港では早朝や夜間のひとり歩きは避け、極力外出を控えましょう。
旺角・佐敦などでは夜間、裏道の人通りが激減します。とくに女性ひとり旅の場合は、21時までに宿泊先へ戻るのが理想です。
夜景観賞する場合は、明るい大通りを経由するか、配車アプリを使ってホテル前までタクシーで帰りましょう。治安の良いエリアの中環でも、夜間は注意が必要です。
貴重品管理を徹底する
香港旅行でも他の国々と同様に、貴重品管理は徹底しましょう。
リュックやショルダーバッグは身体の前で抱え、ファスナーを閉めます。
カフェでは荷物を椅子の背もたれにかけず、膝の上に抱えて座りましょう。トイレに立つ際も荷物を持参するのが大切です。
また、現金やクレジットカードは全額をひとつの財布に入れず、ホテル金庫やほかの鞄などに分散して携帯します。パスポート原本は、ホテルのセーフティボックスに保管し、コピーを携帯しましょう。
万が一に備え、在香港日本国総領事館の連絡先(+852-2522-1184)、クレジットカード会社の連絡先を控えておくと安心です。
客引きは無視する
香港旅行では、客引き・勧誘は無視しましょう。
両替商はレートが良いと謳うものの、手数料が高額だったり偽札のリスクがあったりするため、公式の両替窓口や銀行ATMを優先します。
また勧誘には応じず、宿泊・買い物は正規の施設を利用しましょう。
トラブル回避のため、声をかけられてもアイコンタクトを避け、足を止めずに通過することが重要です。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、警察・救急などの緊急通報「999番」に通報し、在香港日本国総領事館(+852-2522-1184)に相談しましょう。
正規のタクシーに乗る
香港ではUberやHKTaxiといった配車アプリ、または赤・緑・青色のタクシーを利用するのが安全です。
客引きをする非正規タクシー(白タク)は、メーターを使わず、高額請求や遠回りをする可能性があります。配車アプリでは事前に料金が確定・記録されるため、安全性が高いです。
出発前に配車アプリのダウンロードをし、キャッシュレス決済の設定を済ませましょう。
また、正規タクシーは車体の「TAXI」表示や車内のメーターを確認して、正規の乗り場から乗車します。降車時には必ず領収書を受け取り、不審な場合は999番に通報しましょう。
クレジットカードはスキミング防止グッズを利用する
香港旅行では、RFID遮断ケースを使うのがおすすめです。
香港のMTR車内やナイトマーケットなど混雑した場所では、非接触型カードから情報を読み取るスキミングが発生しています。カードを財布に入れたままでも、至近距離から情報が盗まれかねません。
RFID遮断ケースを使い、カードは使用時のみケースから取り出しましょう。
また、不正利用を即座に検知するように、カードの利用通知設定をオンにするのも有効です。決済時はレシートを確認し、暗証番号入力時は手で隠します。
万が一に備えて、クレジットカードは2〜3枚持参し、別々の鞄に分散して携帯しましょう。
海外ではクレジットカードが利用できない場合もあるため、以下の記事もぜひ参考にしてください。
可能な限りフリーWi-Fiを避ける
香港旅行中は、カフェや空港などのフリーWi-Fiは極力使わないようにしましょう。
フリーWi-Fiは通信が暗号化されていない場合が多く、第三者にパスワードや個人情報を盗まれるリスクがあります。また、正規に似た名前の偽Wi-Fiにも注意が必要です。
やむを得ず個人情報が関わる操作をする場合は、モバイルデータ通信に切り替えてから操作しましょう。日本の通信キャリアの海外パケット定額プランであれば、安全かつ快適に使用できます。
海外で安全にインターネットを利用するには、eSIMがおすすめです。海外旅行用eSIMについては、以下の記事でくわしく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
トラブル発生時の主な緊急連絡先
ここでは、香港旅行中にトラブルが発生した際の主な緊急連絡先を紹介します。
- ● 香港警察・救急
- ● 在香港日本国総領事館
万が一の備えとして、旅行前にメモをしておきましょう。
香港警察・救急
香港で緊急事態が発生した場合は、999番に電話しましょう。
警察・救急・消防すべて同じ番号です。犯罪被害や交通事故、急病などの緊急事態に24時間対応しています。
詐欺被害の疑いがある場合は、詐欺相談ホットライン18222番に連絡し、サポートを受けましょう。
在香港日本国総領事館
在香港日本国総領事館の電話番号と所在地は、以下のとおりです。
パスポートの紛失・盗難・事件・事故など、香港滞在中のあらゆる問題に対応してくれます。
パスポートを紛失・盗難された場合は、在香港日本国総領事館での渡航書発給が必須です。営業時間は平日(9時15分〜12時、13時30分〜16時45分)であるものの、電話は時間外でも緊急対応窓口に転送されます。
香港の治安に関するよくある質問
ここでは、香港の治安に関する不安や疑問にお答えします。
- ● 香港は今どうなっている?
- ● 香港は日本人でも大丈夫?
- ● 香港は女性ひとり旅でも治安面で大丈夫?
- ● 香港に行かない方がいい日は?
- ● 香港ディズニーランド周辺の治安は?
香港は今どうなっている?
香港は2025年1月時点で、観光都市として正常に機能しており、外務省の危険情報は「レベル1(十分注意してください)」です。
2019年のデモ以降、政治状況は変化したものの、観光目的での訪問に重大な支障はありません。主要観光地やMTRは、通常通り安全に運行しています。
しかし、政治的なデモ・集会には近づかないといった配慮は必要です。渡航前には外務省の「たびレジ」に登録し、常識的な防犯意識を持って行動しましょう。
香港は日本人でも大丈夫?
香港は日本人観光客が多く訪れる親日な観光地です。案内が充実しているため、夜道をひとりで歩かないといった基本的な防犯意識を持てば、安全に観光ができます。
しかし、世界的に見ても日本人旅行者は、スリのターゲットになりやすい傾向があります。とくに、尖沙咀(チムサーチョイ)や旺角(モンコック)の繁華街ではスリや勧誘に注意しましょう。
香港は女性ひとり旅でも治安面で大丈夫?
香港は女性ひとり旅でも、比較的安全な都市です。夜遅くまで人通りの多い街があり、メインの通りでは女性ひとりでも歩けます。
しかし安全とは言い切れないため、可能な限り夜間のひとり歩きは避け、やむを得ない場合は配車アプリでタクシーに乗りましょう。
香港に行かない方がいい日は?
香港に行かない方がいい日は、以下のとおりです。とくに政治的なデモの発生リスクがある日は、興味本位で近づかないようにしましょう。
香港ディズニーランド周辺の治安は?
香港ディズニーランドと周辺のランタオ島エリアは、治安が良好なため、家族連れでも安心です。
パーク内も手荷物検査とセキュリティチェック、キャストの巡回があるため、安心と言えるでしょう。
しかし、パレードやショーの鑑賞中に荷物から目を離すと、置き引きやスリに遭う可能性があるため、貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。
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香港の治安は良好であるものの、過信は禁物です。スリや置き引きなどの軽犯罪は発生する可能性があるため、対策は徹底しましょう。
現金の持ち歩きを避け、不正利用のリスクを軽減するには、世界18通貨に対応したVisaデビット付きキャッシュカード「GLOBAL PASS」の利用がおすすめです。
GLOBAL PASSを使えば、日本円を含む外貨預金がそのまま現地での支払いに利用できるうえにSMBC信託銀行なら、インターネットで円から香港ドルをいつでも為替手数料無料で購入することができます。また、海外ATMから現地通貨(現金)を引き出せるので、両替の手間も減らせるというメリットがあります。
専用アプリで残高や利用履歴をリアルタイムで確認できるため、使いすぎを防げるほか、万が一の不正利用にも即座に気づけて安心です。
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