オーストラリア旅行の費用はいくらかかる?滞在期間別の費用を徹底解説!

オーストラリアは、雄大な自然や美しいビーチ、コアラやカンガルーといったユニークな動物たちの生息地であることなどでよく知られていますが、オペラハウスに代表される文化施設や芸術など、ほかにもさまざまな魅力があり、旅行先としても高い人気を誇っています。
この記事では、オーストラリア旅行でかかる費用の目安を、滞在期間別に解説します。
このほか、オーストラリア旅行で知っておきたい基本情報や物価事情などにも触れていますので、旅行のプランを検討する際は是非参考にしてください。
※本記事では、1オーストラリアドル(豪ドル)=約94円(2025年4月1日時点)で計算しています。
※本記事に記載の費用は、2025年4月時点における費用(目安)となります。
オーストラリアの基本情報

オーストラリアは、大自然と都市観光の両方を堪能することができる魅力的な国です。
日本からは、オーストラリア最大の都市であるシドニー、世界最大のサンゴ礁群で有名なグレートバリアリーフの玄関口であるケアンズのほか、パースやメルボルン、ブリスベンの5都市へ直行便が就航しており、アクセスも良好です。
なお、日本から直行便を利用する場合、都市にもよりますが約7時間半~10時間のフライトで到着できます。地域によって異なりますが、日本との時差も1~2時間と少ないのも魅力です。
公用語は英語です。しかし、オーストラリア特有の訛りがあるため、違和感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。
通貨はオーストラリアドル(豪ドル)が使われており、基本的にはそれ以外の通貨は使用できません。
ちなみにオーストラリアではキャッシュレス決済が広く浸透しています。このため渡航の際は、クレジットカードやデビットカードを主要な決済手段と位置付けつつ、現金での支払いを迫られた時のために少額の豪ドル現金を準備しておく、というようなイメージで特段問題ないでしょう。
オーストラリアの物価事情

オーストラリアは日本よりも全般的に物価が高く、かつ最近は他の多くの国と同様にインフレ傾向にあります。(*1)
加えて昨今の円安の影響もあり、日本円に換算すると、さまざまなモノやサービスの値段について「高い」と感じることが多いかもしれません。

特に、飲み物や食べ物の値段は日本に比べて高めです。例えば、ミネラルウォーター(330ml)は1本2.5~5豪ドル(約235~470円)前後、外食チェーンのハンバーガーセットは14~18豪ドル(約1,316~1,692円)前後が相場です。印象としては、欧米の大都市ほどではないものの、アジア圏の多くの国々よりは高い、といったところでしょうか。
旅行の際は出費を抑えるため、スーパーマーケットで買った飲食物を携帯するなど、ちょっとした工夫を心掛けてもよいかもしれません。
(*1)2025年4月現在
オーストラリア旅行の費用はどれくらいかかるの?

オーストラリア旅行では、一つの都市を訪れるのであれば、3泊4日程度を滞在期間の目安とするのが一般的なようです。あるいは、5泊7日程度で複数の都市を回ってみるのもよいかもしれません。
3泊4日滞在する場合の費用
3泊4日の場合、旅行費用は利用する航空会社やホテル、旅行や予約をする時期、滞在都市、何をするかなどによって大きく変わりますが、26万円~が目安です。
宿泊費(スタンダードホテル、ツインの1人分) | 3万円~ |
航空券(直行・往復・エコノミー) | 19万円~ |
ETA申請費 | 1,880円~ |
観光・オプショナルツアー費 | 9,400円~ |
食事代(昼・夜) | 3万円~ |
現地交通費 | 3,000円~ |
計 | 26万4,280円~ |
4泊5日滞在する場合の費用
ビーチでのんびり過ごしたり、サーフィンやダイビングを楽しんだりするのであれば、4泊5日程度、現地に滞在してみてはいかがでしょうか。
宿泊した都市を拠点として、アクティビティを楽しむのもおすすめです。費用はどのようなアクティビティを選ぶかによっても変わりますが、30万円程度と見積もっておくとよいでしょう。
宿泊費(スタンダードホテル、ツインの1人分) | 4万円~ |
航空券(直行・往復・エコノミー) | 19万円~ |
ETA申請費 | 1,880円~ |
観光・オプショナルツアー費 | 1万8,800円~ |
食事代(昼・夜) | 4万円~ |
現地交通費 | 4,000円~ |
計 | 29万4,680円~ |
5泊7日(1週間)滞在する場合の費用
別の都市にも足を伸ばす場合は、5泊7日(1週間)程度、あるいはそれ以上滞在してみてもよいかもしれません。
なお、5泊7日(1週間)の場合は、交通費を含めて33万円前後~を目安にしておくとよいでしょう。
宿泊費(スタンダードホテル、ツインの1人分) | 5万円~ |
航空券(直行・往復・エコノミー) | 19万円~ |
ETA申請費 | 1,880円~ |
観光・オプショナルツアー費 | 2万8,200円~ |
食事代(昼・夜) | 5万円~ |
現地交通費 | 1万5,500円~ |
計 | 33万5,580円~ |
【費用項目別】オーストラリア旅行にかかる主な費用

ここからは、オーストラリア旅行にかかる費用の内訳を紹介します。
ホテルの宿泊費

オーストラリアのホテルの宿泊費は滞在するホテルのグレードのほか、滞在時期や予約時期によって費用相場が変わります。
目安は、スタンダードなホテルで1万円前後~、スーペリアホテルで3万円前後~、ラグジュアリーホテルになると5万円前後~です。
都市による金額差はあまり大きくなく、シドニーに限って言えば、他の都市に比べて宿泊費がやや高い傾向にあります。とは言うものの、シドニーだからといって宿泊費が極端に高くなることはまずありませんので、比較的安心して旅行の計画を立てられるはずです。
費用を抑えたい場合は、オーストラリア旅行を検討し始めた段階で、早めに予約する、あるいは口座の豪ドルを支払いに充てることができるデビットカードを利用するといった工夫をするのがよいでしょう。
航空券
航空券代は、利用するのが直行便なのか経由便なのか、あるいはどの航空会社を利用するのかによって違いが生じます。また、渡航や予約の時期によっても費用に差が出ることを覚えておきましょう。
また、オーストラリアは目的地によって就航している航空会社が異なるため、行き先によっても金額が違ってきます。
例えば、直行便でエコノミークラスを利用する場合は、ハイシーズンを除き、シドニーまでは往復19万円前後~、ケアンズまでは往復10万円前後~が目安です。経由便を利用すれば、さらに費用を抑えられることもあります。
ビザの申請費

日本のパスポートをお持ちの方が、1回の滞在期間が3ヵ月以内で、かつ観光やビジネスを目的としてオーストラリアを訪れる場合には、ETAという渡航認証を取得する必要があります。
申請費として20豪ドル(約1,880円)がかかるため、注意しましょう。なお、取得申請はオーストラリアETAアプリからのオンライン申請に限定されています。
申請手続きについては、オーストラリア内務省のWebサイト(*2)を確認するのがおすすめです。
(*2)オーストラリア内務省「ETA Video guides」
なお、オーストラリアに入国するすべての渡航者にはビザの所持が義務づけられており、3ヵ月以内の観光やビジネス目的での滞在以外のケースでは、ETAではなく、滞在期間や渡航目的に応じて適切なビザを取得する必要があります。
観光・オプショナルツアー費

ビーチで泳いだり、自然の中をハイキングしたりできるのは、オーストラリア旅行の醍醐味の一つでしょう。
オプショナルツアーを利用すれば、ホエールウォッチングや、ジンベエザメと一緒に泳ぐアクティビティなどを楽しむこともできます。日帰りツアーの費用目安は、1日あたり100豪ドル(約9,400円)程度です。
人気のツアーは予約が取りづらいため、申込の可否を早い段階で確認しておくとよいでしょう。
食費

前述のとおり、オーストラリアでは外食費が高くなりがちです。食費の目安としては、1日あたり1万円程度〜、と見積もっておくとよいかもしれません。
オーストラリアの沿岸部では、アワビやウニ、ロブスターなどの捕獲体験と、それらをバーベキューなどで味わえる食事がセットになったツアーなども楽しめますが、これらの価格は内容によってまちまちです。
例えば、クルーズ・食事の費用がまとまったパッケージであれば、3万6,000円程度から楽しめるものもあるようです。このようなアクティビティを楽しみたい場合は、滞在中の食事代や、オプショナルツアー費のかけ方にメリハリをつけるようにするとよいでしょう。
交通費

現地での移動にかかる交通費は、都市や利用する交通手段によって変わります。近郊を移動するだけであれば、1日あたり1,000円~を目安と考えておきましょう。
大きな都市ではバスやトラム、電車などの公共交通機関が発達しており、人気の観光スポットにも割と行きやすいはずです。ちなみに、メルボルンをはじめとした一部の観光都市では、公共交通機関を無料で利用できる場合があります。

なお、シドニーを観光する際にはOPAL(オパール)カードの利用がおすすめです。コンビニなどで買えるチャージ式のカードで、バス、電車、フェリーなどを比較的安価で利用することができます。ちなみにチャージは、クレジットカードやデビットカードなどを利用して行えます。
OPAL(オパール)カードには利用期間に応じた支払い上限が設けられており、どれだけ乗っても1日の支払い上限は16.8豪ドル(土日祝日はなんと8.4豪ドル!)、1週間の支払い上限は50豪ドルです。
また、タクシーを利用する場合は、初乗り運賃3.4豪ドル(約320円)前後~が目安です。
その他の費用

その他の費用として、お土産代や海外旅行保険などを費用として見積もっておくとよいでしょう。
特にお土産代は、人によってかける金額が大きく異なります。旅行全体の費用を抑えたい場合は、お土産の予算も決めておくのがおすすめです。
また、海外旅行保険は、現地で体験するアクティビティなども考慮して保障内容をしっかり確認し、必要に応じてプランを決定しましょう。
オーストラリアドル(豪ドル)の現金はいつ、どのくらい準備すべき?

オーストラリアではキャッシュレス決済が広く浸透しているため、旅行中のさまざまな支払いはクレジットカードやデビットカードを中心とするのがスマートです。
しかし、現地での移動にタクシーを利用したり、屋台や露店で買物をしたりするときに、現金しか利用できないことがあります。このため、旅行中の行動予定をイメージしながら、ある程度の現金を準備しておくと安心です。
なお、豪ドルの現金を用意するには、日本またはオーストラリアの空港や銀行、両替所などで両替する、あるいはクレジットカードやデビットカードで、現地のATMを利用して現金で引き出すといった方法が一般的です。
ちなみにクレジットカードでATMから豪ドルの現金を引き出す場合はキャッシング扱いとなり、利用方法次第では手数料がかさんでしまうおそれもありますので、気をつけましょう。
他方、デビットカードのうち、ご自身の口座の外貨預金に紐づく仕組みになっているものであれば、あらかじめ口座に豪ドルを入れておくことで、その豪ドルを現地でそのまま利用できます。
こうしたデビットカードを利用して、ご自身の口座の豪ドルを現地での各種支払いに充てる場合は、支払いのタイミングでは通貨交換は発生しないので、支払いの都度、為替レートの状況に一喜一憂する必要はありませんし、為替手数料がかかることもありません。為替レートの状況を踏まえてなるべく円高・豪ドル安のタイミングで円を豪ドルに交換しておけば、オーストラリア旅行の際に現地でかかるコストを抑えられるかもしれません。
オーストラリア旅行にはSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ

キャッシュレス決済が進んでいるオーストラリアでは、クレジットカードやデビットカードの利用が便利です。
なかでも、オーストラリア旅行の際の現地での各種支払には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。GLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性から海外旅行好きの方々の間でにわかに人気が広がり、発行枚数は38万枚を突破しています。(*3)
GLOBAL PASSの一番の魅力は、豪ドルをはじめとする世界17通貨の外貨預金を現地での支払にそのまま使える点です。
デビット機能を備えていることから、海外でのお買物などにもスムーズに対応可能です。また、豪ドルの現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*4)
このほか、アラートサービスに登録しておけば、利用の都度Eメールで通知が届くため、海外旅行中もお金の管理がしやすく、また不正利用があった際の注意喚起にも役立つことでしょう。
オーストラリアへ渡航するご予定のある方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*3)2025年4月現在
(*4)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。