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留学費用はいくらかかる?留学の種類や準備のポイントを徹底解説

海外留学
留学費用はいくらかかる?留学の種類や準備のポイントを徹底解説

外国人の来日や日本人の海外渡航が増加傾向にある中、海外や語学に関心を持つようになり、子どもやご自身の留学に興味を抱く方もいるでしょう。どのような留学先があり、学費や生活費などはどのくらい必要になるのか気になるのではないでしょうか。

留学の種類や期間、国にもよりますが、留学費用の目安は1週間程度の短期の語学留学で約18万~約44万円、私費の正規留学であれば年間で約109万~約900万円です。

この記事では、留学の種類や費用、留学に必要な準備などについて解説します。

国別にかかる留学費用の目安も紹介しますので、ぜひ留学先選びの参考にしてください。

※本記事に記載の費用は、2025年5月時点における費用(目安)となります。
※2025年5月27日時点の各通貨の為替レート(TTS)で計算しています。

留学の種類

留学の種類

留学にはさまざまな種類(形態)があります。まずは留学を通じて学びたいことや経験したいことなど、目的をまとめてみましょう。

目的によって留学の種類や選ぶ学校、期間などが変わってきます。

種類 目的 期間 備考
語学学校 語学力を伸ばす 約1週間~1年間 社会人や学生のスキルアップ目的にも人気。短期留学が多く、柔軟性が高い。
短期留学 短期間の留学で、語学や外国文化を体験する 約1週間~3ヵ月間 夏休みなど長期休暇を利用して、旅行感覚で気軽に留学できる。中学・高校生にも人気。
交換留学 現地の学校に通いながら文化交流や国際交流をおこなう 約6ヵ月~1年間 提携校同士の制度(交換留学プログラム)を利用。日本での在籍校は休学とはならず、学校(大学)によっては提携校で取得した単位が認定される場合がある。
正規留学
(私費留学)
海外の大学・大学院等で学位取得を目指す 約1年~4年間 日本の大学に籍を置かずに、海外の大学等に入学する。語学、専門知識、国際感覚を一緒に身につけられる。
MBA留学 海外の大学院で経営に関する知識や思考を幅広く学び、MBA(経営学修士)の取得を目指す 約1年~2年間 グローバルな環境で経営全般を学びながら語学力の向上も期待できる。将来の管理職や起業家に適したプログラム。
親子留学 親子で語学や外国文化を体験する 約1週間~1年間 保護者と子どもが一緒に留学できる。親子で語学学校に通ったり、子どもは現地校へ入学したりする場合も。

留学前の準備

留学前の準備

留学の申込みだけでなく、留学する前には役所関係の手続きや保険への加入、通信手段の確保など、さまざまな準備が必要です。

例えば役所関係の手続きでは、日本を離れる期間によって住民票(海外転出届)の手続きが必要です。マイナンバーカードを所有している方は、国外転出者用のものに切替えないと、出国する日から使えなくなってしまいます。ほかにも必要に応じて、国民年金の任意加入手続きや運転免許証の更新手続きなどをおこないましょう。

また、国によっては、留学の目的・プログラムの違いにより、必要となるビザの種類やビザ申請費用が変わる場合があります。留学先の目途がついた時点でしっかり確認しておくことが大切です。

加えて、海外留学(旅行)保険に加入する場合は、出国前に加入しておく必要があります。渡航前にやるべきことは多くありますから、出国間近になって慌てることのないように計画的に準備を進めましょう。

なお、諸々の準備が煩わしい方、忙しくてじっくり調べる時間がないという方は、留学エージェントを活用するのも一つの手です。

留学エージェントは、留学先の情報提供から入学手続きの代行、ビザ申請、航空券の手配など、留学に必要な様々な手続きをサポートしてくれます。留学エージェントを活用することで、初めての方でもスムーズに準備を進めることができ、留学に関する不安・トラブルも軽減されることでしょう。

留学にかかる主な費用

留学にかかる主な費用

費用についても、計画的に準備を進めることをおすすめします。留学にかかる主な費用にはどのようなものがあるかをみていきましょう。

出発前にかかる費用

渡航費

留学先までの航空券や空港までの交通費など、渡航費がかかります。航空券代は利用する航空会社やルート(直行便・経由便)、渡航時期や予約時期、航空券の種類などさまざまな要素で変わります。

航空券の種類は大きく片道航空券、往復航空券に分かれ、さらに往復航空券には帰国便が決まっているFIX航空券、有効期間内であれば帰国便を変更できるオープン航空券などがありますので、留学プランに応じて選びましょう。

ビザの申請費

短期間の語学留学など、国や留学の種類によってはビザがなくても留学可能な場合もありますが、基本的には出国前に留学に向けたビザの取得が必要です。

国や留学の目的・プログラム、留学期間などによってビザの要否や種類が異なるため、留学を希望する国の在日大使館などできちんと確認しましょう。ビザの申請にかかる費用は国やビザの種類によって異なります。

学費

国によっては、ビザ申請時に学費を支払った旨の領収書や証明書が必要となることがあります。その場合、語学学校や大学など留学先の教育機関に対して、出発前に学費を支払わなければなりません。事前に支払う学費は、国や大学、留学のプログラムによって異なります。

一方、交換留学の場合は基本的に留学先の教育機関への学費は発生せず、日本の在籍校に学費を支払うことになります。

海外留学(旅行)保険料

留学中の病気やケガ、荷物の盗難などさまざまなリスクに備えて海外留学保険に加入しておくのがおすすめです。

保険料は留学タイプや期間、留学先等のほか、補償プランによって異なります。

留学先でかかる費用

次に留学先でかかる費用を見ていきましょう。

住居費

留学中の住居費は基本的に留学中に現地で支払います。居住方法には学生寮やホームステイ、シェアハウスなどさまざまな選択肢がありますが、それぞれ費用が異なります。

食事付か食事なしかによっても費用が異なるため、食費を含めた生活費全体を考慮して検討するようにしましょう。

生活費

生活費には食費や日用品費、通信費、交通費、交際費などがあります。自分でアパートなど賃貸住宅を借りる場合は光熱費や水道代なども別途かかります。

また、留学先によっては現地の保険制度に加入を強制される場合もあり、保険料が必要になる可能性もあります。

留学にかかる費用はどのくらい?国別で平均を紹介

留学にかかる費用はどのくらい?国別で平均を紹介

留学する際に必要となるさまざまな費用を見てきましたが、いくらかかるかは国や留学期間、留学の種類(プラン)などによって異なります。

あくまで目安となりますが、国および留学の種類別に平均的な留学費用をまとめました。

例えば、国にもよりますが私費の正規留学であれば、タイは年間で約109万円、アメリカでは約913万円かかります。

なお、ここでの留学費用は「授業料+生活費」の平均額とし、留学の種類については語学学校、交換留学、正規(私費)留学の場合に分けて紹介します。このほかに、渡航費やビザ申請代などがかかることも考慮しておきましょう。

留学エージェントを利用する場合は、エージェントに支払う費用が発生する場合もあります。

種類 語学学校 交換留学(※) 正規(私費)留学 学習言語
期間 4週間 12週間 年間 年間
アメリカ
(1米ドル=約143円)
約22万円~ 約64万円~ 約243万円~ 約900万円~ 英語
カナダ
(1カナダドル=約105円)
約23万円~ 約82万円~ 約158万円~ 約537万円~ 英語のほか、地域によってはフランス語
イギリス
(1ポンド=約194円)
約37万円~ 約100万円~ 約303万円~ 約497万円~ 英語
オーストラリア
(1豪ドル=約93円)
約21万円~ 約62万円~ 約116万円~ 約302万円~ 英語
ニュージーランド
(1NZドル=約86円)
約22万円~ 約65万円~ 約95万円~ 約336万円~ 英語
中国
(1元=約19円)
約26万円~ 約80万円~ 約105万円~ 約131万円~ 中国語
タイ
(1バーツ=約4円)
約18万円~ 約55万円~ 約80万円~ 約109万円~ タイ語
シンガポール
(1シンガポールドル=112円)
約29万円~ 約87万円~ 約108万円~ 約444万円~ 公用語の一つである英語のほか、中国語、マレー語、タミル語
マルタ
(1ユーロ=約163円)
約44万円~ 約119万円~ 約274万円~ 約412万円~ 公用語の一つである英語のほか、マルタ語

交換留学中に支払う日本の在籍校の学費は含めていません。

留学費用を抑えるためには

留学費用を抑えるためには

ここまで紹介した留学費用の目安額からおわかりいただけるように、留学費用は数十万円~数百万円と高額になる傾向にあります。

できるだけ留学費用を抑えるための工夫をおこないましょう。

留学の目的を明確にする

留学の目的を明確にすることで、希望に沿った選択肢のなかから費用が割安な留学先を選びやすくなります。

また、奨学金や助成金の情報も見つけやすくなります。

物価の安い国・都市を選ぶ

物価が安い国や都市を選ぶことで、留学中の生活費を抑えられます。

留学期間が長くなるほど費用に占める生活費の割合が大きくなるため効果的です。

デビットカードを上手に活用する

日本の円預金口座から決済されるデビットカードやクレジットカードは、現地での支払いのたびに為替手数料が加味された両替レートで決済されます。

そこで、留学先での支払いや現金の引き出しには、口座の外貨が現地で使えるデビットカードを上手に活用してみましょう。

このようなタイプのデビットカードであれば、現地で使う外貨を事前に口座に入金しておき、その外貨を現地でのキャッシュレス決済に使ったり、現地のATMから現金を引き出したりすることができます。

計画的に準備し、為替相場の状況を踏まえ、なるべく円高・外貨安のタイミングで留学先の通貨を購入しておくと、現地でかかるコストを円ベースで抑えられるかもしれません。

奨学金や助成金を活用する

留学プログラムや条件によっては、政府や自治体、民間団体などの奨学金や助成金を受けられる場合があります。

基本的に応募要件や募集期間が限定されていますが、うまく活用できれば留学費用を抑えられるでしょう。

航空券を早めに取得する

留学が決まったら早い段階で航空券を取得しましょう。早期に予約することで、航空券代が上がるのを防ぐことができます。

また、語学留学などで渡航時期を自由に選べる場合は、航空券代が割安になるオフシーズンを選んで留学する方法もあります。

外食ばかりでなく自炊もする

外食が多くなると食費がかさむため、留学中の食事はできるだけ自炊を心がけましょう。

宿泊先にホームステイや食事付の学生寮を選ぶことによっても生活費を抑えやすくなります。

海外留学にはプレスティアの「GLOBAL PASS」がおすすめ

海外留学にはプレスティアの「GLOBAL PASS」がおすすめ GPcardB券面

海外留学する際には、SMBC信託銀行プレスティアの「GLOBAL PASS」を持参するのがおすすめです。

一般的なデビットカードやクレジットカードを利用する場合、円預金口座からの決済となり、現地での支払いの際、為替手数料がかかります。

一方、「GLOBAL PASS」でプレスティアマルチマネー口座外貨普通預金の外貨を決済に充てる場合(*1)、支払いのタイミングでは円から外貨への交換は発生しないので、支払いの都度、為替レートの状況に一喜一憂する必要はありませんし、為替手数料がかかることもありません。

「GLOBAL PASS」はデビット機能のついた国際型キャッシュカードで、留学中にもキャッシュレス決済や現地通貨の引き出しに使える便利なカードです。

外貨預金が使えるGLOBAL PASS(グローバルパス)なら… アプリでかんたん!渡航先の外貨を購入! 取扱い通貨は17種類 お好きなタイミングで、必要な分だけ! 為替レートなんて気にしない!購入した外貨でショッピング&ATM出金! 手数料無料!らくらくキャッシュレス! 購入した外貨を現地のATMで引き出し! 通貨マーク

なお、「GLOBALPASS」には家族カード(*2)もあるため、留学するお子様に家族カードを持たせ、保護者が為替レートの状況を踏まえて外貨を購入することで、保護者の口座からカードの引き落としが可能です。

これにより留学先での支出状況を管理できるほか、利用の都度通知が届くように設定もできるため、安心してご利用いただけます。

[ご参考:あんしんの各種サービス]

家族カード プレスティアアラートサービス 不正利用補償 お買物安心保険

詳細はこちら

是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設および「GLOBAL PASS」のお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。

(*1)外貨決済が可能な通貨はプレスティアマルチマネー口座で取扱の17通貨に限ります。外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。

(*2)家族カードの申込み条件についてはこちらをご参照ください。

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