【2025年版】海外留学に必要な準備について解説!留学先におすすめの国10選も紹介

グローバル化が進む昨今、語学や学位、専門スキルの習得などで海外留学することは珍しいことではありません。子どもを留学させたい人だけでなく、かつて抱いた留学の夢を大人になったいま叶えたいという人もいるでしょう。
とはいえ実際に留学を検討するとなると、留学先での生活についても考える必要があります。特定の留学先がある場合を除き、現地の治安や資金準備のことなどで留学先に迷う人もいるかもしれません。
この記事では、留学先選びのポイントや準備方法などについても解説します。
また、留学におすすめの国を10ヵ国選び、それぞれの魅力やおすすめする理由などを紹介していますので、是非参考にしてください。
留学先選びのポイント

実際に留学先を選ぶとなると現地の生活以外に学校やビザに関する情報収集、手続きなども検討する必要があります。
留学先を選ぶ方法はさまざまですが、留学コーディネーターやエージェントを利用するのも一つの手段です。専門家からのアドバイスを得ることで、適切な情報収集ができ、検討しやすくなります。
その際、確認・質問すべきポイントを説明できるよう、以下の点を押さえておきましょう。
言語
語学留学はもちろんですが、何語で学びたいのかは大切なポイントです。
学びたい言語にあわせて、その言語を公用語とする国を選ぶのがおすすめです。
治安
安全な留学生活を送るためには、その国の治安や安全対策は重要なポイントです。
また、地方都市に留学したい場合には、その国のどこに日本大使館や領事館があるかも事前に確認しておくとよいでしょう。
文化・習慣
留学先の文化や習慣なども確認しておきましょう。
自分が興味・関心のある文化の国であるほど、長期間の留学をストレスなく楽しめます。
また、国や地域によって社会の習慣が異なります。自分の生活スタイルや好みに合わず、留学先での生活に馴染めない事態を避けるためにも、文化や習慣は確認しておきましょう。
学校の教育制度やカリキュラム
学びたい分野や言語にあわせ、留学先の教育制度やカリキュラム、留学のプログラム内容を比較するのがおすすめです。
留学プログラムには大学、専門学校、言語学校などさまざまな種類があるため、自分に合うプログラムを検討しましょう。
費用
経済的な不安を感じずに留学生活を送るためには、留学費用や生活費などを含めて留学先を選ぶことも大切です。また、留学期間が長期の場合は、休暇中の一時帰国費用や近隣諸国への旅行費なども併せて検討するのがおすすめです。どのような留学生活を過ごしたいかイメージしながら、予算を立てていきましょう。
費用計画を立てる際には、日本にある口座から外貨と円貨を選択して支払うことができる商品を検討するのもおすすめです。
あらかじめ外貨でも準備しておくことで、支払い先や為替レートなどを確認しながら外貨と円貨を使い分け、費用を抑えられる可能性があります。
留学前の準備について

留学前にはさまざまな準備が必要です。スムーズに進められるよう、どのような準備が必要になるか知っておきましょう。
ビザ・入学手続き
国や留学期間によっては、学生ビザの事前申請が必要になる場合があります。申請手続きの方法は国によって異なりますが、一般的にはビザ申請時に留学する学校の入学許可証が必要となるため、事前に発行してもらう必要があります。
ビザ申請から発行されるまでにも時間がかかるため、しっかりと事前確認し、余裕を持って準備しましょう。
留学先での住居や生活環境の確保
留学先に到着後、すぐに生活環境を整えられるように住居を事前に確保し、家賃や契約条件を確認する必要があります。
ホームステイプログラムを利用する場合には、必要に応じてエージェントやホームステイ先のご家族と何度か事前にやりとりしておくのがおすすめです。ホームステイ先で用意してくれるものもありますが、自分で準備すべきものを確認しておきましょう。
現地での支払い手段

現地での支払い手段を確保しておくことも必要です。現地ではどのような決済方法が使えるか確認し、海外でも利用できるデビットカードやクレジットカードなどを用意しておきましょう。
また、現地で銀行口座を開設することも考え、開設方法や必要書類などを確認し、準備しておきましょう。
海外留学には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ

海外留学の際の現地での支払い手段として特におすすめしたいのが、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSです。
GLOBAL PASSは、外貨預金(*1)をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みのいわゆる国際型キャッシュカードです。デビット機能を備え、かつタッチ決済にも対応していることから、海外での各種支払いをスムーズに済ませることができます。その利便性からにわかに人気が広がり、発行枚数は38万枚を突破しています。(*2)
SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金は17通貨の取扱いがあり、多くの国や地域での支払いにこれを活用できるのも魅力です。もちろん、外貨普通預金での取扱いのない通貨での支払いも、円普通預金からの引落としで対応しています。
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*3)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ
GLOBAL PASSは、16歳以上(16歳に満たない高校生を含む)の家族に対して最大2枚まで家族カードを作ることができるので、大学生や高校生の子どもの留学にも便利です。
留学先の国の通貨がSMBC信託銀行プレスティアの取扱通貨の場合、親がその通貨を購入してご自身の口座に入れておけば、留学先の子どもが家族カードでタッチ決済を利用して買物した際、親の口座の外貨預金から利用額が引落とされます。また、親の口座にある外貨を、子どもが現地のATMを利用して現金で引出すことも可能です。しかも、海外ATM手数料は無料です。(*4)
この方法を使えば、送金手数料がかからないため節約になるほか、入金額や利用限度額をコントロールすることで、きっと子どもの無駄使いを防ぐこともできるでしょう。
このほか、アラートサービスに登録しておけば、子どもが家族カードを利用した際にEメールで通知が届くので、利用履歴を確認することで、親は遠くから子どもの行動を見守ることができるはずです。
[ご参考:あんしんの各種サービス]

子どもの、あるいはご自身に海外留学のご予定がある方は、是非SMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*1)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*2)2025年5月現在
(*3)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。
(*4)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
留学生活を楽しむためには

最後に、留学生活を楽しむためのポイントを紹介します。留学を人生のなかでの貴重な経験にできるよう、以下の点を押さえておきましょう。
新しい経験に積極的に挑戦する
積極的に留学先での新しい体験に挑戦しましょう。例えば、留学先で魅力的な観光地を訪れたり、イベントに参加したりしながらクラスメート以外に友人や仲間を作れば、留学中の心強い相談相手になってくれるかもしれません。地元の料理にも積極的に挑戦して相手との会話を弾ませるのもよいでしょう。
自ら現地の文化や風習に溶け込む意思と姿勢を示すことで、現地の人からも好意的に見てもらえる可能性があります。
文化の違いを楽しむ
留学先では日本と異なる部分も多くあります。なかには驚いたり、不思議に感じたりすることもあるかもしれません。しかし、ポジティブに文化の違いを受け入れ、積極的に楽しむ意識を持つことが大切です。
さまざまな文化や価値観を吸収し、柔軟に変化に対応できるスキルを習得すれば、進化する多様化社会で必要とされる人材になれるかもしれません。
地元の人々と交流する
留学先の地元の人々と積極的に交流するのもおすすめです。友人や地域コミュニティとのつながりを築くことができ、異文化理解をより深めることができます。
留学におすすめの国10選

以下では、留学におすすめの国を10ヵ国選んで紹介します。各国の基本情報や魅力、おすすめポイント、留学にかかる費用などを確認してみてください。
カナダ
英語を学びたい人におすすめの国がカナダです。
カナダは一般的に、公用語の一つである英語に訛りや独特の発音といったクセが比較的少なく、日本人にも受け入れられやすいと言われています。
カナダにはもう一つの公用語であるフランス語圏もあり、国内には英語が得意ではない人も暮らしています。その分、一般的には流暢でない英語への理解もあるため、英語力に自信がない人でもきっと安心して留学生活を送ることができるでしょう。バンクーバーやトロントなどの大都市をはじめ、多様なバックグラウンドを持つ移住者が多いため、異文化や多文化に寛容なのもおすすめする理由の一つです。
ちなみに、バンクーバーやトロントは都会でありながら自然も豊かで、非常に住みやすいと言われています。
通貨はカナダドル。キャッシュレス先進国であり、特に都市部はチップもカードで支払えるなど、ほとんどの店でカード決済ができます。店舗や公共交通機関など、タッチ決済への対応も進んでいます。
カナダへの入国、カナダの空港での乗継ぎなどには電子渡航認証(eTA)が必要ですが、オンラインでの手続きが可能で、デビットカードやクレジットカードでの支払いもできます。
アメリカ

世界でもトップクラスの大学が多くあるアメリカは、英語だけでなく学位留学したい人にもおすすめです。また、アートやファッション、エンターテインメントなど専門スキルに関する知識を身につけたい人にもよいでしょう。
例えばニューヨークは経済・トレンド・文化など多くの面で世界の中心都市であり、あらゆる目的で世界中から留学生が集まっています。また、西海岸最大都市のロサンゼルスはエンターテインメントや航空、宇宙、半導体などの産業が発展しており、最先端の技術教育も盛んです。
現地通貨の米ドルは世界の基軸通貨であり、資金準備をしやすい点でもおすすめです。クレジットカードを生み出した国として古くからキャッシュレス化が進んでおり、デビットカードなどキャッシュレス決済の種類も豊富です。
イギリス
アメリカ英語よりもイギリス英語を学びたい人には、イギリスがおすすめです。オックスフォードやケンブリッジ、エディンバラなど世界最高峰の名門大学もあります。
格式高い伝統と深い歴史、新しい文化が混在し、イギリス独特の文化を体験できます。イギリスは「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」「北アイルランド」の4つの国(地域)で構成されており、それぞれの国・地域に特有の環境や歴史、文化があります。地域によってはウェールズ語やゲール語などを主に使うところもあり、他の国にはない独特の魅力を堪能したい人にもおすすめです。
イギリスはお金事情も独特で、いき過ぎたキャッシュレス化に反対する署名運動が起こるほどです。多くの店では「現金お断り」、銀行取引もオンライン、多くのATMが撤去されるなど、現金を手にする機会はほとんどありません。イギリス政府は地方の高齢者などキャッシュレスに馴染めない人々を考慮し、一定数のATMを残すことを銀行に義務付けましたが、留学する際にはカードの持参が必須です。
通貨はスターリング・ポンドですが、「スターリング」「ポンド」などと呼ばれることもあります。日本では「英ポンド」と呼ばれることが多いです。
オーストラリア

英語を公用語とする国ではオーストラリアもおすすめです。
数ある英語圏のなかでもオーストラリアは豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、治安がよく暮らしやすいといった魅力があります。さらに、世界屈指の「教育大国」として国際的に高い評価を受けています。日本からの直行便が多く、時差もほとんどないことから日本の留学生にも人気です。
現地通貨のオーストラリア・ドル(豪ドル)は外貨預金のなかでも人気が高く、留学前から資金準備をしやすいでしょう。キャッシュレス先進国の一つでもあるオーストラリアでは、タッチ決済の普及が進んでいます。
ニュージーランド
ニュージーランドも魅力的な留学先の一つです。
世界平和に関する研究機関である“ Vision of Humanity “によると、ニュージーランドの世界各国・地域の平和度を計る世界平和度指数(Global Peace Index 2024)は4位です。ニュージーランドは治安面でも安心できる国といえるでしょう。ちなみに日本は17位なので、ニュージーランドは日本よりも平和度指数が高いことになります。
自然や牧羊など、のんびりしたイメージのあるニュージーランドですが、同国最大都市のオークランドは商業ビルや商業施設、レストラン、映画館などが揃います。
欧州系、マオリ、アジア系など多国籍な人々が混在しており、さまざまな文化に触れることも可能です。公用語は基本的に英語ですが、マオリ語および、2006年からは手話も公用語と認められており、まさに多様化社会が進んだ国だといえます。
現地通貨はニュージーランドドルです。オーストラリア同様、タッチ決済が広く浸透しています。
マルタ

マルタはイタリア・シチリア島の南約100kmあたりに位置する小さな島国です。
かつてイギリスの統治領下であったこともあり、英語が公用語です。欧州の英語圏では比較的物価が安いことや、コバルトブルーの地中海に囲まれリゾート気分が味わえることなどから、英語留学先として人気があります。
EUに属するマルタは、ユーロが現地通貨です。米ドルに並ぶ主要通貨であるため、外貨預金などで事前に準備をしやすいでしょう。
ヨーロッパの主要都市とのアクセスもよく、留学期間中に欧州のさまざまな国・都市を旅して回る際にも両替の必要がないのもうれしいポイントです。
中国
いまや世界経済の中心的存在ともいえる中国への留学は、就職活動などにおいても強みとなるかもしれません。
中国語を理解できる人は決して多くはなく、それでいて漢字で書かれた文章は漢字に馴染みのある日本人にも比較的わかりやすく習得しやすい言語であるというのも、おすすめの理由です。
また、生活様式など日本と共通する部分も多いため留学生活に馴染みやすいことや、日本から近いため一時帰国しやすいメリットもあります。
中国では中国人民銀行(中央銀行)が「デジタル人民元」というデジタル通貨を発行するほどキャッシュレス化が進んでおり、さまざまなキャッシュレス方法が使えます。
シンガポール

アジアで英語留学するならシンガポールがおすすめです。
シンガポールの国語はマレー語ですが、公用語は英語、中国語、マレー語、タミール語の4つで英語教育にも熱心です。近年、著しい経済発展をしているシンガポールはアジア経済の中心としてグローバルに活躍する人が集まっています。そのため教育レベルが高く、治安がよいのも魅力です。
現地通貨はシンガポールドルです。
なお、1980年代からキャッシュレス化に着手しているシンガポールでは、あらゆる場所でキャッシュレス決済が可能です。当初は銀行のキャッシュカードを使って支払う仕組みの導入から始まったこともあり、デビットカードも多く使われています。
タイ
アジアでの英語の留学先として、もう一つおすすめの国がタイです。
公用語はタイ語ですが、バンコクやチェンマイには多くの英語学校があること、比較的物価が安いことなどの理由により、留学生からの人気が高まっています。
通貨はタイバーツが使われていますが、タイ政府の注力によりキャッシュレス化も進行しています。タイ政府は高齢者等にも馴染みやすいカード決済の利用も促進しており、なかでも利用拡大を図っているのがキャッシュカードとして兼用できるデビットカードです。
タイではまだ現金払いが必要な場面も多くあるのが理由ですが、留学時にはATMで日本の口座から現金を引き出せるデビットカードを持って行くと便利です。
アイルランド
最後におすすめする国はアイルランドです。
北海道より北に位置するアイルランドは寒さが厳しいイメージがありますが、メキシコ湾流の影響で比較的温暖で、夏場は涼しく過ごしやすいのが魅力です。
イギリスに比べて物価が安く、現地滞在のコストを抑えられるでしょう。アイルランドに来る留学生はヨーロッパや南米出身の人が多い傾向で、日本人は少なめです。心細さを感じる可能性はありますが、しっかり英語を学べる環境に身を置けるメリットがあります。
アイルランドでは、ほとんどの店でクレジットカードやデビットカードが使えます。通貨はユーロなので、EU圏で気軽に移動できるのも嬉しいポイントでしょう。