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【2025年版】海外赴任時、銀行口座はどうすれば良い?|必要な準備や手続きについて徹底解説

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【2025年版】海外赴任時、銀行口座はどうすれば良い?|必要な準備や手続きについて徹底解説

海外赴任時のお金の管理は、多くの方々にとって悩ましいものです。非居住者になると、国内の銀行サービスが利用できなくなる可能性もあります。

この記事では、海外赴任でお金の管理が課題となり得る理由や事前に確認をしておくべき事項について解説するとともに、海外で利用する日本の銀行の選び方や必要な手続きについて紹介します。

海外赴任でお金の管理が課題となり得る理由

日本企業にお勤めの場合、一般的には、給与の受取りや経費精算のために日本の銀行口座が必要です。

しかし、海外赴任に伴って非居住者になった場合、国内の銀行口座の利用に様々な制限がかかるケースが少なくありません。

このため、海外赴任におけるお金の管理は、大きな課題となることがあります。

非居住者とは

非居住者とは、一般的には一定期間以上海外で生活している方を指します。具体的な基準は税務署や金融機関によって異なりますが、通常、1年以上海外で生活する場合、非居住者として扱われます。

非居住者となると、日本国内の税制や銀行サービスの適用範囲が変わることがあります。

銀行サービスの利用制限例

一部の銀行では、非居住者となる場合には口座を解約しなければならないと定められています。また、事前に所定の手続きをせずに非居住者になった場合、口座が凍結され、一切のサービスが受けられなくなる銀行もあります。

このほか、非居住者になると、新規にローンの申請ができなくなる、インターネットバンキングの一部機能が利用できなくなる、といった制限が設けられるケースもあります。

海外赴任のお金の管理(1)|日本にいる間にやるべきこと

海外赴任中の給与の受取りに関する確認

海外赴任が決まったら、赴任中の収入等がどの銀行口座に入金されるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

例えば給与の場合、①日本の口座に全額入金、②現地の口座に現地通貨で全額入金、または③日本の口座と現地の口座に半分ずつ入金といったように、勤務先や雇用形態などによって異なることがあります。

特に、日本の口座に全額入金される場合は注意が必要です。

日本の口座にある資金を現地で利用する予定がある場合には、海外のATMでも引出しできるデビットカードやキャッシュカードを作っておく、あるいは、インターネットバンキング/モバイルバンキングで日本の口座から現地の口座に送金できるようしておく、といった準備をしておきましょう。

なお、給与の受取口座とは別に、経費精算用の口座を用意する必要がある企業もあるようですので、お勤め先で確認をしておきましょう。

利用中の銀行の非居住者向けサービスの確認

住民票を抜いて海外に転出すると非居住者となります。非居住者になると口座を解約しなければならない銀行もあるので、注意が必要です

非居住者として日本の銀行口座を利用する場合、手続きが制限されるケースが一般的です。このため、利用している銀行で海外赴任中に予定している手続きが可能か、事前に確認しておきましょう。

制限される手続きの内容は、各銀行で異なります。利用制限の内容次第では、十分な非居住者向けサービスを提供している別の銀行口座を開設することも視野に入れるべきでしょう。

非居住者の口座開設を取扱っていない銀行もあります。新たな銀行口座が必要な場合は、市区町村に住民票の転出届を提出する前(非居住者になる前)に、当該銀行の口座開設を済ませておくようにしましょう。

あわせて、利用予定のない銀行口座については解約し、海外赴任中も利用する口座に資金を移動させておくのも一案かもしれません。

ご存じですか? ~非居住者の課税~

非居住者と居住者とでは、課税の仕組みが異なります。
そのため、預金利子の住民税が課税されなくなる一方、住宅ローン控除の適用が受けられなくなるといったことが起こり得ます。
NISA(少額投資非課税制度)や特定口座を利用している場合には、売買ができなくなる、あるいは口座が凍結されるといった制限がかけられるのが一般的です。
金融機関によって対応が異なりますので、海外赴任中も希望する取引ができるか、確認しておきましょう。

【ご参考】国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)

海外赴任中に利用する銀行の選択

海外赴任中に利用する銀行口座を新たに開設する場合、予定している手続きが可能であることはもちろん重要ですが、トラブル発生時のサポート体制が充実しているかという点も、考慮に入れておく必要があります。

長期間に及ぶ海外赴任では、紛失や盗難でキャッシュカードを失う、あるいはクレジットカードの有効期限が切れて使用不可となるといった事態に遭遇することがあるかもしれません。
あるいは、日本の法制度や銀行のルールが変わってしまって、予定していた手続きが突然できなくなるといったケースも考えられます。

このため、海外赴任中に利用する銀行を選ぶうえでは、海外から各種手続きが可能であること、キャッシュカード等を海外へ郵送するサービスがあること、(現地との時差があること等を踏まえ、)非常時には24時間問合せに応じる体制が整備されていることなども、重要なポイントであると考えるべきでしょう。

海外赴任中に利用する銀行で必要な手続き

海外赴任中に利用する日本の銀行口座が決まったら、出国後の利用を見据えた、各種手続きを済ませておきましょう。

なお、主な手続きとしては、非居住者口座への変更や、デビットカードやクレジットカード、現地通貨の現金の準備(赴任先で現地の銀行口座を開設するまでの当面の生活費や、生活を整えるための一時的な出費に充てるためのもの)などが挙げられます。

手続きによっては数週間など時間を要する場合もあるため、計画的に手続きを進めましょう。

ご存じですか? ~海外送金手続きの厳格化~

近年、マネーロンダリングや脱税などを防ぐため、本人確認や海外送金先の口座情報の登録といった手続きが徹底されるようになりました。
内国税の適正な課税の確保を図るため、日本国内に住民票を有する方は、海外送金手続きの際、事前にマイナンバーを届出する必要があります。
なお、市区町村の窓口で海外への転出届を提出し、日本の銀行の登録住所も海外住所へ変更されている方については、マイナンバーの提出は不要です。帰国後、マイナンバーが付番されましたら、別途お手続きが必要になります。

ご存じですか? ~海外への住所変更~

海外赴任では、出国前に現地の住所が決まってないケースも多々あります。その場合、現地の住所が判明し次第、日本の銀行に住所変更の届出をする必要があります。
所定の申請書を海外渡航の前に入手しておき、現地の住所が決まった後に必要事項を記入して、国際郵便で提出するといった方法があります。手続き方法は銀行によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

海外赴任中に利用するなら、SMBC信託銀行プレスティアがおすすめ

海外赴任中に利用するなら、SMBC信託銀行プレスティアの口座がおすすめです。

海外でもインターネットバンキングやモバイルバンキングが利用できるうえ、その代名詞ともいえるGLOBAL PASSを使えば、赴任先での各種支払いもスムーズかつスピーディに行うことができます。

なお、SMBC信託銀行プレスティアの口座をお持ちの場合の、海外赴任前に必要な手続きや非居住者の方にご利用いただけない一部のサービスについては「プレスティア海外赴任ガイド」で詳しく説明しています。

おすすめポイント① プレスティアオンライン/プレスティアモバイル

プレスティアオンライン/プレスティアモバイルは、それぞれSMBC信託銀行プレスティアのインターネットバンキング/モバイルバンキングであり、ユーザー登録したその日から利用することができます。

海外でも、残高照会・取引照会・各種手続き等に利用できるので、大変便利です。

事前に送金登録をしておけば、海外送金も国内送金もスムーズに行うことができます。

おすすめポイント② GLOBAL PASS(多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード)

GPcardB券面

GLOBAL PASSは、デビット機能を備えたいわゆる国際型キャッシュカードです。

口座に外貨を入れておけば、その外貨をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを有しており、タッチ決済にも対応しているので、海外赴任先での買物等もスムーズに行うことができます。


外貨預金は17通貨を取扱い

SMBC信託銀行プレスティアでは17通貨にも及ぶ外貨預金を取扱っています。

米ドルやユーロといった主要通貨からオフショア中国人民元(*1)等の新興国通貨まで幅広くカバーされており、口座に外貨を入れておけば、GLOBAL PASSを海外での支払いに活用できるのが魅力です。

なお、外貨普通預金での取扱いのない通貨での支払いについても、円普通預金からの引落としで対応しています。

[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]

米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ

(*1)中国人民元の取扱いはオフショア中国人民元のみ。中国国内で利用する場合、オフショア人民元普通預金から決済可能。

海外ATMで現地通貨が引き出し可能

海外で現地通貨の現金が必要になった際には、GLOBAL PASSを使って、海外ATM手数料無料(*2)で、世界の200以上の国や地域のVisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すことができます。

(*2)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。

アラートサービスがあるから安心

プレスティアアラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があります。

赴任先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。

[ご参考:あんしんの各種サービス]

家族カード プレスティアアラートサービス 不正利用補償 お買物安心保険

詳細はこちら

おすすめポイント③ 帰任時にもおすすめ!「海外資金ご入金プログラム(外貨でご入金プラン)」

海外赴任を終えて帰任される際などには、現地の金融機関から日本国内の金融機関へ資金を送金することもあり得るでしょう。このときおすすめしたいのがプレスティアの「海外資金ご入金プログラム(外貨でご入金プラン)」。

外貨のまま、為替取扱手数料(リフティング・チャージ)無料で資金をお受取りいただけるうえ、入金額に応じたキャッシュプレゼントがあるのが魅力です。

海外赴任のお金の管理(2)|現地の口座開設

海外で生活するには現地の銀行の口座は必要不可欠です。海外の銀行口座の開設は、可能な限り勤務先や現地の友人などのサポートを受けるようにして、出国前にあらかじめ現地の銀行の手続きを確認しておくことをおすすめします。

渡航して間もない頃に口座を開設する場合、必要な公的書類(例:米国のソーシャルセキュリティナンバーなど)が手元に揃っておらず、口座開設までに相当時間がかかってしまうことがあります。渡航後、口座開設が完了するまでに3か月程度かかるようなケースも、決して珍しくはないようです。

このため、現地での当初の生活費等の支払いには、日本から持参したデビットカードやクレジットカード、現金で対応できるようにしておきましょう。なお、引っ越し直後は特にまとまった金額が必要になることもあり得るため、カードの利用限度額も確認しておくようにしましょう。

海外赴任のお金の管理(3)|赴任前のチェックリスト

お勤め先
  • □ 給与受取り方法を確認する。(通貨の種類、受取銀行口座など)
  • □ 経費精算方法を確認する。
市区町村窓口
  • □ 海外転出にかかる手続きを行う。
日本の銀行およびその他金融機関
  • □ 海外で使用できるデビットカードやクレジットカード、現地通貨の現金を準備する。
  • □ 各種カードの利用限度額や海外での使用可否を確認する。(海外の銀行口座が開設されるまで時間がかかる場合があるため)
  • □ 日本の銀行口座/海外の銀行口座へインターネットバンキング等で送金する方法を確認する。
  • □ 海外で利用可能なサービスを確認する。(日本と同じサービスを受けられないものがあるため)
  • □ 口座保有金融機関の住所変更手続きを行う。(事前に必要書類を確認しておくと手続きがスムーズ)
  • □ 金融商品(株、投資信託、債券、外貨預金など)の取扱いについて確認する。(海外赴任後も売買や継続保有ができるのか確認が必要)
  • □ 借入中の住宅ローンの手続きについて確認する。
海外の銀行に確認
  • □ 海外の銀行口座の開設方法を確認する。(事前に必要書類や開設にかかる時間を確認しておく)

まとめSUMMARY

非居住者になると、国内の銀行サービスが利用できなくなる場合があります。このため、海外赴任先での暮らしにスムーズに移行できるよう、出国前にお金の管理方法についてしっかり検討し、適切な準備をしておくことが重要です。

海外赴任中に利用する日本の銀行としては、SMBC信託銀行プレスティアがおすすめです。
インターネットバンキングやモバイルバンキングを通じて残高照会・取引照会・各種手続き等に利用できて大変便利なうえ、GLOBAL PASS(多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード)を現地でのキャッシュレス決済にもATMでの現金出金にも便利に活用することができるためです。

海外赴任の予定がある方は、是非SMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みをご検討ください。

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