【2025年版】シンガポールの物価事情|旅行費用やおすすめスポットを解説

シンガポールは日本からも近い東南アジアの国で、多くの観光客が訪れます。マリーナベイ・サンズやマーライオンパークをはじめ、有名な観光スポットも多くあります。
シンガポールの旅行を楽しむうえで、気になるポイントの一つが物価です。短い日程であれば10万円程度で済むことがあり、現地でもホーカーで食事を楽しめば滞在費用を抑えられます。
こちらの記事では、シンガポールの物価に関する情報や旅行の予算などを解説します。
シンガポールってどんな国?
シンガポールは、都市部と自然が見事に調和した、東南アジアに位置する都市国家です。国土の面積が小さいため、2泊4日や3泊5日程度でも十分に楽しめる点が魅力です。都市内の交通網も発達しており、移動で困ることもないでしょう。
また、マリーナベイ・サンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、セントーサ島など、近代的な観光スポットが人気です。このほか、多民族の影響を受けた食文化も魅力で、ホーカー(屋台街)では安くておいしい料理が楽しめます。
シンガポールには雨期と乾期があるので、観光で行くなら雨が少ない3~10月がおすすめです。気温は高くなりますが、景観を傘に邪魔されることがありません。ただし、突然スコールに遭うこともあるので雨具は用意しておくのがよいでしょう。
シンガポール旅行をおすすめする理由
シンガポール旅行がおすすめである理由としては、日本からのアクセスが良好な点、世界各国のグルメを満喫できる点、治安が良く街自体がコンパクトで巡りやすい点などが挙げられます。
以下では、おすすめの理由をそれぞれ解説します。
日本からのアクセスが良い
シンガポールは、日本からのアクセスが良好です。フライト時間は6~7時間程度で済み、直行便も多く出ています。
時差は-1時間なので、時差ボケの心配もほとんどありません。シンガポール・チャンギ国際空港と結んでいる空港は、羽田空港・成田空港・関西国際空港・中部国際空港・福岡空港です。季節によっては新千歳空港から直行便が出ています。
世界各国のグルメを楽しめる
シンガポールは多民族国家という特性上、世界各国の料理を楽しめます。中華系・マレー系・インド系など、さまざまなおいしい料理を楽しみながら滞在できる点が魅力です。
チキンライスやラクサ(カレー味の麺料理)など、日本でも馴染みがある料理はもちろん、チリソースがかかった蟹を丸ごと食べられるチリクラブも人気です。
豚のスペアリブを漢方スープとニンニクで煮込んだ肉骨茶(バクテー)も、お好きな方が多いのではないでしょうか。フードコートやホーカーでは安くておいしい料理を楽しめるため、ぜひ立ち寄ってみてください。
ホーカーは、以前は街中にあった屋台が集まってフードコートのように整備されたスポットです。各店舗の衛生状態については規制当局による検査結果に基づきA~Dまでの評価(Aが最高)が与えられており、店頭のステッカーで確認できるようになっているので、清潔さの指標としてチェックしましょう。なおこのとき、判定がAかBの店を選ぶと失敗が少ないでしょう。中心部から少し離れた住宅街や集合住宅などにあるホーカーには人気店が潜んでいるなど、意外と穴場でおすすめです。
なお、屋台にも関わらずミシュラン一つ星に選ばれた「香港油鶏飯麺」はチャイナタウン・コンプレックス・フード・センター内にあります。

治安が良好
シンガポールは、アジアの中でもトップクラスに治安がよい国です。もちろん貴重品は常に身に着けておく必要がありますが、比較的安全に旅行を楽しめます。
安心して旅行を楽しめることから、家族旅行先としても人気です。ただし、空港やレストランなど、人が多いエリアではスリや置き引きのリスクがあるため、油断は禁物です。
日本からのアクセスも良好。コンパクトな街でまわりやすい
「仕事が忙しくて……」「長い休みが取れないから……」といって、海外旅行から遠ざかっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シンガポールは国内からのアクセスも非常に良く、例えば金曜日の夜に羽田発の飛行機に飛び乗って、月曜日の朝に帰国すれば、週末に訪れることも可能です。コンパクトな街なので、プラス1日程度あれば、主な観光スポットを満喫できます。
また、MRTと呼ばれる公共交通機関とタクシーが発達しているため、国内をスムーズに移動できる点もシンガポールの魅力です。貴重な時間を無駄にすることなく、効率よく行きたい場所を巡れるでしょう。
異国の街を散策してローカルなグルメを堪能すれば、たとえ短い旅行でも十分リフレッシュできます。日常のマンネリ感を払拭するために、週末弾丸旅行にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
シンガポールの物価について
シンガポールの物価は、全体的に見ると日本よりもやや高めと感じられるでしょう。特に、観光客用のレストランや観光地の入場料は高く設定されている傾向にあります。
ただし、ローカルなB級グルメを楽しめるフードコートやホーカーではリーズナブルに食事を楽しめます。また、MRTやタクシーの料金は日本に比べて安い傾向にあるため、気兼ねなく利用できるでしょう。
ちなみにシンガポールドルを為替手数料無料で購入して、現地のATMを使って手数料無料で現金として引出す方法について、「為替手数料無料で外貨を購入する方法!SMBC信託銀行プレスティアが紹介する外貨預金の裏技」でも紹介しています。
シンガポール旅行にはいくら必要?
2泊3日の旅程の場合、シンガポール旅行で必要となる予算は10万円~15万円程度が目安です。
- ●入場料・オプショナルツアー費用など:2万円~3万円程度飛行機代:往復4万円~5万円程度
- ●ホテル代:3万円程度
- ●食費:2万5,000円程度
- ●交通費:3,000円程度
- ●入場料・オプショナルツアー費用など:2万円~3万円程度
あくまでも目安ですが、一つの基準として参考にしてみてください。
なお、3泊5日の旅程になると15万円~20万円程度の予算が必要となります。
シンガポールの人気観光スポット10選
シンガポールにはさまざまな観光スポットがありますが、以下で特に人気がある場所を紹介します。

マリーナベイ・サンズ
空中に浮かんでいるようなインフィニティプールで知られるマリーナベイ・サンズは、きらびやかな夜景を楽しめるスポットとして知られ、シンガポールの中でもNo.1の高級ホテルとして観光客から人気があります。屋上階の展望デッキやレストラン・バーは、宿泊されない方でも利用可能なので、毎夜おこなわれるレーザービームとジェット噴水を使ったショーは見逃せません。また、このマリーナベイ・サンズの対岸にあるのがザ・フラートン・ベイ・ホテルで、屋上バーの「ランタン」は、マリーナ・ベイの夜景を堪能できるバーとしておすすめです。
マリーナベイ・サンズへ地下鉄で行くときは、MRTのベイフロント駅で下車しましょう。駅はホテル直結となっており「HOTEL」という案内に沿って移動すれば到着します。
またバスの停留所も多くあるため、バスでも問題なくアクセスできます。
ガーデンズ バイ ザ ベイ
ガーデンズ バイ ザ ベイは、「スーパーツリー」で有名なシンガポールの植物園です。総面積は約101ヘクタールと広大で、マリーナベイ・サンズに隣接しています。
18本ある人工の木「スーパーツリー」のほか、200種、16万2900本以上の本物の植物がある高層庭園で、珍しい植物を見ながら散策を楽しめます。観光客だけでなく、地元の人たちにも人気がある癒しの場です。
マリーナベイ・サンズに隣接しているため、MRTのベイフロント駅で下車すればアクセスできます。入園料は無料で、一部有料エリアがありアクティビティを楽しむ際には別途料金がかかります。
ジュエル(チャンギ空港)
ジュエル(チャンギ空港)はシンガポールの玄関口で、2019年に大規模な複合施設がオープンしました。空港としての機能だけでなく、ショッピングや観光の目的地としても人気です。
高さ40mの室内滝「レインボー・ボルテックス」や、滝を取り囲むように多様な植物がある「フォレスト・バレー」など、人気の観光スポットが併設されています。
屋上には「キャノピー・パーク」という公園があり、ミラー迷路や巨大ネット遊具などのアトラクションが用意されています。300以上の店舗やレストランがあるため、ショッピングを楽しみたい方にもおすすめです。
ホーカー
ホーカーは、屋台や露店が集まった屋内型の大衆食堂を言います。庶民的な雰囲気と美味しい料理がリーズナブルな価格で楽しめます。
中華系、マレー系、インド系料理など、シンガポールの多民族文化を反映したさまざまな料理が揃っています。コストパフォーマンスの高さが魅力で、シンガポールを訪れた際には立ち寄るべきスポットです。
観光客だけでなく地元の人々からも利用されているため、現地の人々の生活感や異国情緒を感じることもできます。
マーライオンパーク
マーライオンパークは、シンガポールのシンボルでもある「マーライオン」が見られる公園です。マリーナベイ・サンズから歩ける距離にあるため、マリーナベイ・サンズやガーデンズ バイ ザ ベイとセットで訪れる人が多くいます。
なお、最寄り駅はMRTのラッフルズプレイス駅です。
クラークキー
シンガポールの定番ナイトスポットといえば、クラークキーです。川沿いに、多国籍料理のレストランやバー、クラブなどがたくさん軒を連ねて、活気に満ちています。シンガポール川の景色を眺めながら食事やドリンクを楽しむことができ、観光はもちろん、仕事終わりのビジネスパーソンにも魅力的なエリアです。
ネオンに彩られた街並みも美しく、シンガポールのナイトライフを楽しみたいときは、ぜひ足を運ぶべきスポットです。
ナイトサファリ
ちょっとユニークな夜遊びなら、ナイトサファリがおすすめです。シンガポール動物園に隣接している広大な敷地を歩いたり、トラムに乗って動物をウォッチングする「夜の動物園」を楽しめます。普段あまり目にすることができない、神秘的な夜の野生動物が見られる貴重なスポットということで、リピーターも多くいます。
園内を巡るトラムツアーに参加すれば、ガイドによる説明を受けながら動物たちの生態を学べます。
入園料は大人1人あたり56シンガポールドル、子どもは1人あたり39シンガポールドルです(2024年12月現在)。
公共交通機関で行くなら、MRTのチョア・チュー・カン駅、またはアン・モ・キオ駅から路線バス927番または138番を利用しましょう。
チャイナタウン
シンガポールのチャイナタウンは、中華系移民の歴史と文化が色濃く残る地区です。伝統的な中国風の建築様式の建築物が多く残っており、寺院も点在しています。
チャイナタウンのフードストリートでは、シンガポール風の中華料理を楽しめます。中国風の工芸品や食材、衣料品などのショッピングも楽しめるため退屈しません。
リトルインディア
手軽にお土産を購入するなら、リトルインディアにある「ムスタファ・センター」がおすすめです。インド系の大型ディスカウントショップのようなお店で、食料品からファッションまで、多種多様な商品が揃っています。年中無休で24時間営業なので、「お土産を買い忘れた!」といった場合に重宝します。
リトルインディアは、MRTのリトルインディア駅またはファラー・パーク駅のすぐ近くです。アクセス便利なスポットなので、ショッピングを楽しみたいときは足を運んでみましょう。
アラブストリート
モスクがあるアラブストリートの路地裏に、シンガポールで最旬のおしゃれスポット「ハジ・レーン」があります。路地に入ると、まず目に飛び込んでくるのはカラフルな壁とストリートアート。200mほどの短い距離に、ファッションや雑貨、カフェやレストランなど個性あふれるショップが集まり、おしゃれな地元っ子や観光客で賑わっています。ぶらぶら歩いているだけでも十分に楽しめますが、ここにしかないアンティーク雑貨やファッション小物など、センスが光るお土産に出会える可能性の高いスポットです。
イスラム教のコーランが響き、アラブの世界観を楽しめるでしょう。最寄り駅はブギス駅で、アクセスも良好です。
シンガポール旅行を効率良く楽しむには
海外旅行では、現地の空港に到着したら、すぐに目的のスポットに向かいたいと考える人もいるでしょう。
「両替所の列に並ぶ時間も惜しい!」
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