【2025年版】シンガポールの物価は日本と比べて高い?旅行費用、おすすめの食べ物や価格を解説!

シンガポールの旅行を楽しむうえで、気になるポイントの一つが物価です。シンガポールの物価は日本と比べてやや高い傾向にあり、特に旅行で訪れる際に利用する観光客向けのお店やレストランでは物価が高いと感じるでしょう。
しかしながら、実際に現地の人が使うホーカー(屋台)やスーパー等を利用すれば、物価については日本と同じくらいの感覚で過ごすことも可能です。短い日程の旅行であれば、一人当たりの旅費は10万円程度で済ませられることもありますし、食事の場所や支払方法などを工夫することで滞在費用を抑えられるでしょう。
こちらの記事では、2025年5月に現地で体験した内容も交えてシンガポールの物価やシンガポールの有名な食べ物、その価格など、実際に使った金額も踏まえて解説します。
是非参考にして、シンガポールへの渡航をご満喫ください!
シンガポールってどんな国?

シンガポールは、都市部と自然が見事に調和した、東南アジアに位置する都市国家です。
国土の面積が小さいため、2泊4日や3泊5日程度でも十分に楽しめる点が魅力です。筆者は先日2泊3日で訪れましたが、十分に満喫することができました。
多民族の影響を受けた食文化も魅力で、ホーカー(屋台街)ではシンガポールのおいしくて有名な食べ物を比較的安価で楽しむこともできます。
シンガポールには雨期と乾期があるので、観光で行くなら雨が少ない3~10月がおすすめです。
気温は高くなりますが、景観を傘に邪魔されることはまずありません。ただし、突然スコールに遭うこともあるので雨具は用意しておくのがよいでしょう。
シンガポール旅行をおすすめする理由

シンガポール旅行がおすすめである理由としては、日本からのアクセスが良好な点、世界各国のおいしい食べ物を満喫できる点、治安が良く街自体がコンパクトで巡りやすい点などが挙げられます。
以下では、おすすめの理由をそれぞれ解説します。
日本からのアクセスが良い
シンガポールは、日本からのアクセスが良好です。フライト時間は6~7時間程度で済み、直行便も多く出ています。
時差は-1時間なので、時差ボケの心配もほとんどありません。
シンガポール・チャンギ国際空港と結んでいる空港は、羽田空港・成田空港・関西国際空港・中部国際空港・福岡空港です。季節によっては新千歳空港から直行便が出ています。
おいしい食べ物を楽しめる

シンガポールは多民族国家という特性上、世界各国の食べ物を楽しめます。中華系・マレー系・インド系など、さまざまなおいしい食べ物を楽しみながら滞在できる点が魅力です。
チキンライスやラクサ(カレー味の麺料理)など、日本でも有名なシンガポール料理はもちろん、チリソースがかかった蟹を丸ごと食べられるチリクラブも人気です。
シンガポールの有名な食べ物とその価格などについては後半で詳しく解説します。
治安が良好
シンガポールは、アジアの中でもトップクラスに治安がよい国です。もちろん貴重品は常に身に着けておく必要がありますが、比較的安全に旅行を楽しめます。
安心して旅行を楽しめることから、家族旅行先としても人気です。ただし、空港やレストランなど、人が多いエリアではスリや置き引きのリスクがあるため、油断は禁物です。
日本からのアクセスも良好。コンパクトな街でまわりやすい
「仕事が忙しくて……」「長い休みが取れないから……」といって、海外旅行から遠ざかっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シンガポールは国内からのアクセスも非常に良く、週末のみの弾丸旅行も可能です。
筆者が今回シンガポールを訪れた際は、金曜日の夕刻に日本を出発し深夜にシンガポールに到着、日曜日の午後にシンガポールを出発して当日中に帰国するという週末のみの日程でしたが、十分に楽しむことができました。
MRTと呼ばれる公共交通機関とタクシーが発達しているため、国内をスムーズに移動できる点もシンガポールの魅力です。貴重な時間を無駄にすることなく、効率よく行きたい場所を巡れるでしょう。
異国の街を散策してローカルな食べ物を堪能すれば、たとえ短い旅行でも十分リフレッシュできます。日常のマンネリ感を払拭するために、週末弾丸旅行にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
シンガポールの物価について
シンガポールの物価は、全体的に見ると日本と比較して、やや高めと感じられるでしょう。特に、観光客用のレストランや観光地の入場料は高く設定されている傾向にあります。
ただし、ローカルなB級グルメを楽しめるフードコートやホーカーではリーズナブルに食事を楽しめます。また、MRTやタクシーの料金は日本に比べて安い傾向にあるため、気兼ねなく利用できるでしょう。
シンガポール旅行にはいくら必要?

2泊3日の旅程の場合、シンガポール旅行で必要となる予算は10万円~15万円程度が目安です。
以下では、今回筆者の旅行にかかった費用を参考として記載します。
- ● 航空券代:往復約78,000円(シンガポール航空のエコノミークラス利用)
- ● ホテル代:約35,000円(2泊)
- ● 食費:約15,000円
- ● 交通費:約3,000円
- ● お土産代:約10,000円
- ● 2泊3日のシンガポール旅行費用合計:約141,000円
【ご参考】
- ● 支払い方法:全てGLOBAL PASS(デビット機能付き国際型キャッシュカード)を使い、SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金のシンガポールドルで支払い。
- ● 為替レート:シンガポールドル購入時の概算為替レートである約111円で計算。
あくまでも目安ですが、一つの基準として参考にしてみてください。
今回は会社の休みを取らず週末のみの弾丸旅行だったこともあり、航空券代やホテル代はやや高くなりました。とはいえ、デビット機能付きの国際型キャッシュカードであるGLOBAL PASSを使って、事前にSMBC信託銀行プレスティアのアプリで購入しておいたシンガポールドルで全て支払うことができたので、追加の為替手数料などはかからず、費用を少しだけ安く抑えることができました。
ちなみに、シンガポール航空は燃油チャージがかからない(航空運賃に含まれている)ので、航空会社を選ぶ際には有力な選択肢でしょう。
また、平日も含めて日程を組んだり、LCCを利用したりすれば、さらに費用を安く抑えられるはずです。
シンガポールの有名な食べ物と値段
ここでは、シンガポールを訪れたら是非食べてほしい、有名なシンガポール料理をご紹介します。
ご参考までに、今回筆者が行ったおすすめのお店と実際に支払った金額も記載しています。
※記載の価格は2025年5月現在のもので、1シンガポールドル=111円で計算しています。
※筆者はデビット機能付きの国際型キャッシュカードであるGLOBAL PASSを使って口座のシンガポールドルで支払いを行いましたが、両替したシンガポールドルの現金やクレジットカードを使う場合は、手数料によって若干の差が出る点にご留意ください。
チキンライス(海南鶏飯)

シンガポールの国民食であり、鶏肉をゆでて、そのゆで汁でジャスミンライスを炊いた名物料理です。
柔らかい鶏肉の食感と、鶏の旨味を堪能できるライスの組み合わせは絶品です。なお、ソースはチリソース、ジンジャーソース、中国黒醤油の3種類がついてくるのが一般的です。
実際に食べたお店 | Tian Tian Hainanese Chicken Rice Maxwell Branch (天天海南鶏飯) |
料理(値段) | チキンライス・Mサイズ(約700円) |
ラクサ

シンガポールやマレーシアでよく食べられている、米粉を使った麵料理です。せっかくなら食べてほしいのが、シンガポールラクサ。
ココナッツミルクを使ったマイルドなスープにスパイシーな風味が合わさって、絶妙な味わいです。筆者は毎回シンガポールラクサを食べるためにシンガポールを訪れるほど大好物です。
実際に食べたお店 | 328カトンラクサ |
料理(値段) | ラクサ(約950円) |
※写真はイメージです。
チリクラブ(辣蟹)

チキンライスと双璧をなすシンガポールの代表的な名物料理がチリクラブです。カニをトマト風味のチリソースで炒めたものでニンニクが効いています。
カラをハサミで割って身をソースに付けながら豪快にいただきましょう!
実際に食べたお店 | JUMBO SEAFOOD The Riverwalk |
料理(値段) | チリクラブ1kg(約12,000円)(*1) |
※写真はイメージです。
(*1)1kgは通常、約3人前に相当します。
カヤトースト

かりっと焼いたトーストに甘いカヤジャムを挟んで食べるカヤトーストは、シンガポールのソウルフードです。B級グルメとしても人気です。
カヤジャムはココナッツミルク、砂糖、パンダンリーフ、卵を煮込んだ名物のジャムです。濃厚でとにかく甘いのが特徴で、甘党の方には是非お試しいただきたい味です。
実際に食べたお店 | ヤクン・カヤトースト |
料理(値段) | Kaya Toast with Butter Set(約700円) |
ホッケンミー(福建麺)

ホッケンミーはシンガポールの焼きそばです。米粉麺と卵麺が使われます。
シンガポール流のホッケンミーは海鮮(エビやイカ)の出汁を使って、豚肉と炒めるのが特徴です。プリプリのエビが乗ったホッケンミーにライムを絞って食べると濃厚な魚介の味と爽やかさが絶妙にマッチして美味しくいただけます。
実際に食べたお店 | 泰豊 |
料理(値段) | ホッケンミー・小サイズ(約1,100円) |
※写真はイメージです。
バクテー(肉骨茶)

豚のスペアリブを漢方スープとニンニクで煮込んだバクテー(肉骨茶)も、お好きな方が多いのではないでしょうか。
シンガポールのローカルフードとして親しまれ、多くの屋台やホーカーではリーズナブルなお値段で楽しめます。時間が無い方には空港内のフードコートもおすすめです。
実際に食べたお店 | Rong Cheng Bak Kut The(チャンギ空港3ターミナルのフードコート内) |
料理(値段) | バクテー・セット(約1,300円) |
フィッシュヘッドカレー(咖哩魚頭)

大きな魚の頭を野菜と一緒に煮込んだ見た目にもインパクトの強いカレーです。
シンガポールの有名料理のひとつですが、想像以上に大きな皿(お店によっては鍋)で出てくるので、一人で食べる食事には向かないので注意しましょう。複数人でシェアして食べるのがおすすめです。
実際に食べたお店 | Muthus Curry |
料理(値段) | フィッシュヘッドカレー・Sサイズ(約4,800円) |
※写真はイメージです。
シンガポール料理をお特に楽しめる場所「ホーカー」

ホーカーは、以前は街中にあった屋台が集まって、フードコートのように整備されたスポットです。
庶民的な雰囲気と美味しい料理がリーズナブルな価格で楽しめます。
中華系、マレー系、インド系料理など、シンガポールの多民族文化を反映したさまざまな料理が揃っています。
観光客だけでなく地元の人々からも利用されているため、現地の人々の生活感や異国情緒を感じることもできます。
各店舗の衛生状態については規制当局による検査結果に基づきA~Dまでの評価(Aが最高)が与えられており、店頭のステッカーで確認できるようになっているので、清潔さの指標としてチェックしましょう。なおこのとき、判定がAかBの店を選ぶと失敗が少ないでしょう。
中心部から少し離れた住宅街や集合住宅などにあるホーカーには人気店が潜んでいるなど、意外と穴場でおすすめです。
なお、屋台にも関わらずミシュラン一つ星に選ばれた「香港油鶏飯麺」はチャイナタウン・コンプレックス・フード・センター内にあります。
シンガポール旅行をおトクに楽しむには

「シンガポールを少しでもおトクに楽しみたい!」
そんなご要望をお持ちの方には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。
GLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性から海外旅行好きの方々の間でにわかに人気が広がり、発行枚数は40万枚を突破しています。(*2)
GLOBAL PASSの一番の魅力は、シンガポールドルをはじめとする世界17通貨の外貨預金(*3)を現地での支払にそのまま使える点です。デビット機能を備えていることから、シンガポールでのお食事やお買物などの際の支払いにもスムーズに対応可能です。
また、シンガポールドルの現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*4)
このほか、アラートサービスに登録しておけば、利用の都度Eメールで通知が届くため、海外旅行中もお金の管理がしやすく、また不正利用があった際の注意喚起にも役立つことでしょう。
シンガポール旅行のご予定のある方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*2)2025年5月現在
(*3)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*4)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。