シンガポールの食べ物完全ガイド!おすすめ11選からマナーまで解説
シンガポールは多文化が融合したグルメ天国として知られ、旅行者にとっては食の体験も観光の楽しみのうちの一つになります。
中華・マレー・インドの食文化が織りなす料理は、海南鶏飯(チキンライス)やチリクラブといった定番から、アイスカチャンやプラナカン菓子などのスイーツまでとても多彩です。
本記事では、シンガポールでぜひ食べてほしいおすすめ料理11選を紹介します。知っておきたいマナーや現地のルールも解説しているので、シンガポール旅行を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
シンガポール料理を楽しむための前提知識
シンガポールの名物料理を味わう前に知っておくべき「3つの基本」を紹介します。
事前に把握して、シンガポール料理を存分に楽しみましょう。
- ● 食文化の特徴
- ● チップ文化の有無
- ● 辛さレベルの目安
食文化の特徴
シンガポール料理の最大の特徴は、「多様性」にあります。歴史的にさまざまな民族が交わってきた背景があることから、食においてもさまざまな文化が存在しているのです。
ルーツを辿ると、中華系・マレー系・インド系、そしてそれらが融合して生まれたプラナカン料理などがあり、それぞれが独自の発展を遂げながら共存しています。
たとえば、シンガポール料理の代名詞である「海南鶏飯(チキンライス)」は中華系、串焼きの「サテ」はマレー系、さらに「フィッシュヘッドカレー」は南インド系が起源とされています。
こうした異なる文化の絶品グルメが、街のレストランや屋台で気軽に楽しめるのがシンガポールの魅力です。その象徴ともいえるのが「ホーカー文化」であり、安くて美味しいローカルフードが集まる屋台街のことを指します。地元の人々の活気を感じながら多様な食を一度に体験できる場所として、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
チップ文化の有無
シンガポールには基本的にチップを渡す文化はありません。そのため、サービスやお会計のたびに悩む必要がなく、旅行者にとっては非常にわかりやすいシステムです。
ただし、レストランで食事をする際に知っておくべき会計の仕組みがあります。それはメニューで時折見かける「++(プラスプラス)」という表記です。
これは、表示されている価格に「サービス料(多くは10%)」と「GST(消費税、現在は9%)」が別途加算されることを意味します。この仕組みを知らないと、会計時に思ったより高い金額を請求されて驚いてしまうでしょう。
一方で、ホーカーセンター(屋台が多数出店する複合施設)やショッピングモール内のフードコートでは、基本的にサービス料はかからず、表示価格がそのまま支払う値段です。この違いを理解しておけば、予算やシーンに合わせてお店を賢く選べて、安心して食事を楽しめます。
辛さレベルの目安
「シンガポールの食べ物は辛いのでは?」というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、シンガポールには辛くない、優しい味付けの美味しい料理が豊富にあります。
辛い料理に挑戦する場合でも、多くのお店では辛さの調整が可能です。唐辛子をベースにした「サンバル」という辛味調味料がテーブルに置かれていたり、別添えで提供されたりすることが多いため、自分で辛さをコントロールできます。
注文時に「Less spicy, please(辛さ控えめで)」や「No chili, please(唐辛子なしで)」と伝えるのも有効です。まずは辛くない定番グルメからスタートし、少しずつ現地の味に慣れていくといいでしょう。
シンガポールの食べ物|定番グルメ5選
数あるシンガポール名物の中から、定番の代表的グルメを5つ厳選して紹介します。それぞれの料理について、特徴を詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
- ● 海南鶏飯(シンガポールチキンライス)
- ● チリクラブ
- ● ラクサ
- ● バクテー
- ● サテー
海南鶏飯(シンガポールチキンライス)
シンガポール料理の中でも、国民食といえるのが「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」です。辛い食べ物が苦手な方やお子様連れの旅行でも、安心して楽しめるのが最大の魅力といえるでしょう。
海南鶏飯は、しっとりと柔らかく茹でられた鶏肉と、その鶏の出汁をたっぷりと吸わせて炊き上げた風味豊かなご飯のセットです。まずは何もつけずに鶏肉とご飯本来の優しい旨味を味わい、次にチリソース・ジンジャーソース・ダークソイソースといったソースで、味を変えて楽しむのがおすすめです。
辛さを完全に避けたい場合は、チリソースを使わなければ問題ありません。ホーカーセンターから高級レストランまで、あらゆる場所で提供されています。
チリクラブ
シンガポールのシーフード料理といえば、チリクラブです。「チリ」という名前から激辛な料理を想像するかもしれませんが、実際はトマトとチリをベースにした甘辛いソースが特徴です。
溶き卵が加わることでソースにトロみがつき、カニの旨味と相まって、マイルドでコク深い味わいを生み出しています。ふわふわの揚げパンをソースにたっぷり浸して食べるのが、定番の締め方で、これこそがチリクラブの醍醐味といえます。
値段は時価(カニの重さによる)が基本で、ディナーなら一人あたりS$80〜が目安です。有名店は予約なしでは入れないことも多いため、事前に席を予約してから来店するといいでしょう。
ラクサ
「ラクサ」は、ココナッツミルクのまろやかな甘さと、海老出汁の深い旨味、そしてスパイスの刺激が一体となった複雑な味わいの料理です。独特の風味は一度食べると癖になる魅力があり、シンガポールならではのローカルフードを体験したい方にぴったりです。
スープは、海老や魚介から取った出汁に、ココナッツミルクと「サンバル」と呼ばれるチリペーストを加えて作られています。具材には海老や油揚げ、かまぼこなどが入っており、米粉で作った白い太麺によく絡みます。
辛さのレベルはお店によって異なりますが、注文時に頼めばサンバルを別添えにしてもらえることも多いため、少しずつ混ぜながら自分好みの辛さに調整するといいでしょう。
バクテー
「バクテー」は、豚のスペアリブをニンニクやさまざまなハーブ、スパイスとともにじっくり煮込んだローカルフードです。シンガポールの主流は、胡椒がピリッと力強く効いた潮州式のクリアなスープ(白バクテー)です。唐辛子のような直接的な辛さではなく、体の芯から温まるようなスパイシーさが特徴で、旅行で疲れた胃を優しく癒してくれます。
長時間煮込まれたスペアリブは、骨からホロリと外れるほど柔らかく、旨味が溶け出したスープは絶品です。ご飯と一緒に頼むのが定番で、スープをかけてお茶漬けのように楽しむ人もいます。
中にはスープのおかわりが自由という嬉しいサービスがあるお店もあり、心ゆくまでその深い味わいを堪能できます。一緒に「油条(ヨウティヤオ)」という揚げパンを注文し、スープに浸して食べるのも現地では人気のスタイルです。
サテー
甘くて香ばしい香りが食欲をそそるサテーは、鶏肉や牛肉、羊肉などをスパイスに漬け込み、炭火でじっくりと焼き上げたマレー風の串焼きです。日本の焼き鳥のように気軽に楽しめて、小腹が空いた時のおやつや、ビールのお供に適しています。
サテーの最大の魅力は、濃厚で甘いピーナッツソースで、串焼きにたっぷりと絡めて食べるのが、基本のスタイルです。注文は10本・20本といった単位でまとめて頼み、鶏肉や牛肉などをミックスしてオーダーすることも可能です。
付け合わせには、玉ねぎやきゅうり、ヤシの葉で編んだ容器で米を蒸したちまきなどが添えられます。夜になると、サテストリート(サテーの屋台が並ぶスポット)が出現し、煙と活気に包まれながら食べる本場の味は格別です。
シンガポールの食べ物|麺料理3選
シンガポールで日常的に愛されている国民食の中から、とくに人気の高い「麺料理」を3つ厳選してご紹介します。
- ● ホッケンミー
- ● ワンタンミー
- ● プラウンミー
ホッケンミー
「ホッケンミー」は、豚骨と海老の頭から取った濃厚な出汁で、麺を煮込むように炒めたシンガポールを代表する焼きそばです。黄色い中華麺と白く細いビーフンの二種類を混ぜて使うのが特徴で、それぞれ異なる食感が楽しめます。
具材にはプリプリの海老やイカが使われ、魚介の旨味が全体に染み渡っています。この料理の真髄は、添えられたカラマンシー(ライム)とサンバル(チリソース)による「味変」が楽しめる点です。
まずはそのままの濃厚な味を楽しみ、次にライムを絞って爽やかな酸味を加え、最後にサンバルを少しずつ混ぜて自分好みの辛さに仕上げていくのが現地流の食べ方です。辛さは自分で調整できるため、辛い食べ物が苦手な方でも安心して食べられます。
ワンタンミー
ワンタンミーは、細い卵麺に甘辛いタレを絡めて食べる麺料理です。醤油やオイスターソースをベースにしたタレは、日本人にも馴染みやすい親しみのある味わいです。現地のローカルフードにまだ慣れていない方や、お子様連れのファミリーにもおすすめできます。
プリプリ食感のワンタンと、ジューシーなチャーシュー、青菜が添えられるのが一般的です。「汁なし」を注文しても、小さな器に入ったスープが一緒に付いてくることがほとんどなため、お口直しにしたり麺を少し浸して味を変えたりと、二度楽しめます。
また、注文時に「No chili, please」と伝えれば、辛味を抜いたマイルドな味付けにしてもらえます。ホーカーやフードコートの雰囲気に慣れるための一皿目としても最適で、安心して選べる料理の一つといえるでしょう。
プラウンミー
「プラウンミー」は、大量の海老の頭と殻を長時間煮込んで作る、濃厚な赤いスープがインパクトを放つ麺料理です。スープを一口飲んだ瞬間、口の中いっぱいに海老の香ばしい風味と深い旨味が広がり、海老好きにはたまらない一杯です。
その中毒性の高さから、プラウンミーを専門に扱う人気店も数多く存在します。「スープ(汁あり)」と「ドライ(汁なし)」から選べて「ドライ」の場合は、海老の風味を凝縮したタレとチリで麺を和え、自慢のスープは別の器で提供されます。
具材には大ぶりの海老が丸ごと乗っているほか、豚のスペアリブやゆで卵なども入っており、満足感も十分です。辛さは卓上に置かれたチリパウダーで自分で調整できる店が多いです。
シンガポールの食べ物|朝食&スイーツ3選
ローカルに愛されるシンガポールの朝食と、代表的なスイーツを3つ厳選して紹介します。
- ● カヤトースト
- ● アイスカチャン
- ● プラナカン菓子
カヤトースト
カヤトーストは、炭火でサクサクに焼かれた薄切りのトーストに、甘い香りの「カヤジャム」を塗り、そこにスライスした冷たいバターを挟んだ一品です。
シンガポールではカヤトーストに、現地のコーヒー「コピ」と半熟卵を添えたセットが伝統的な朝食スタイルです。半熟卵の食べ方はユニークで、器に割り入れ、ダークソイソース(甘い醤油)と胡椒を垂らしてよく混ぜ、トーストを浸して食べます。
辛さや癖がなく、手頃な価格で楽しめるため、シンガポールグルメのウォーミングアップにも最適です。ホテルでの朝食もいいですが、ぜひ一度はこのローカルな味を体験してみてください。
アイスカチャン
赤道直下のシンガポールで、観光で火照った体をクールダウンさせるのに最適なデザートが、アイスカチャンです。日本のものとは一味違う、カラフルで具沢山なかき氷で、見た目の楽しさから子どもにも人気があります。
細かく削られた氷は山のように高く盛られ、赤色のローズシロップや緑色のパンダンシロップ、茶色のヤシ糖シロップなどがかかり、写真映えするでしょう。食べ進めていくと、中から甘く煮た小豆・スイートコーン・独特の食感が楽しいアタップチー(ヤシの種子)・色とりどりのゼリーなどが、次々と現れます。
ホーカーセンターやフードコートのデザート屋台で気軽に注文できるため、昼食後や午後の休憩時間にぜひ試してみてください。
プラナカン菓子
「プラナカン菓子」は、ひと口サイズの見た目が美しい伝統菓子です。15世紀以降にマレー半島に渡ってきた中国系移民の子孫「プラナカン」によって育まれた、中華とマレーの文化が融合した独特のお菓子です。
米粉やタピオカ粉を使ったもちもちとした食感、ココナッツミルクやパンダンの葉、ヤシ糖が香る優しい甘さに魅力があります。虹色の層が美しい「クエ・ラピス・サグ」や、中に液体状の黒糖が入った「オンデ・オンデ」など、種類も豊富です。
植物由来の天然色素で色付けされた鮮やかな見た目は、食べるのがもったいないほどの芸術品です。見た目も可愛らしく、ユニークなお土産としても喜ばれるでしょう。
シンガポールで外食時に知っておきたい3つの常識
シンガポールでの食事をよりスムーズで快適にするために、知っておくべき現地の常識やルールを3つ紹介します。
- ● シンガポールでは料理ジャンルによって食事マナーが異なる
- ● 座席を確保する「チョープ」文化がある
- ● 食後はトレーを返却する義務がある
シンガポールでは料理ジャンルによって食事マナーが異なる
多文化が共存するシンガポールでは、食事のマナーも多様です。
中華系の料理は箸とレンゲで、西洋料理はナイフとフォークでいただくのが基本です。一方、マレー料理やインド料理のレストランでは、右手を使って直接手で食べる人々の姿を目にすることがあります。
これは、手で食べることで食べ物の食感や温度をより繊細に感じられるとする伝統文化にもとづいています。もちろん、旅行者が無理に真似をする必要はなく、どのお店でもスプーンやフォークは用意されているので安心してください。
ただ、もし手で食べる文化に触れる機会があれば、左手は不浄なものとされているため、必ず右手を使うという点だけ覚えておくといいでしょう。郷に入っては郷に従う心持ちで、それぞれの食文化を観察し尊重することで、ただ食べるだけではない、より豊かなグルメ体験ができます。
座席を確保する「チョープ」文化がある
シンガポールのホーカーセンターやフードコートを訪れる際に、もっとも知っておくべきユニークな文化が「チョープ」です。これは、食事を注文しに行く前に、空いている席に私物を置いて場所取りをすることを指します。
とくに混雑するランチタイムには、料理を手にしたまま空席を探してさまよう「フード難民」にならないための、合理的な生活の知恵です。チョープのもっとも一般的なアイテムは、ポケットティッシュです。
テーブルの上にティッシュが一つ置かれていれば、「この席は確保されています」というローカル間の共通サインであることを把握しておきましょう。他にも傘や名札ストラップなど、貴重品以外のものを目印として使うこともあります。
この文化を知っていれば、安心して席を確保し、スムーズに食事を楽しめます。
食後はトレーを返却する義務がある
シンガポールの清潔で快適な環境は、国民一人ひとりの意識とルールによって支えられています。その象徴的なルールの一つが、ホーカーセンターやフードコートにおける食後の食器返却の義務です。
単なるマナーではなく、2021年から法律で定められた規則であり、旅行者も例外なく対象となります。食事を終えたら、使用したトレー・食器・カトラリー、食べ残しなどをすべて指定の返却場所まで運ばなければいけません。
違反した場合は、初回は警告、2回目以降は罰金が科されることもあります。返却場所は「Tray Return」と大きく表示されており、イスラム教徒向けのハラル食器と、それ以外の食器で返却口が分かれていることが多いです。
食事を始める前に返却場所の位置を確認しておくと、食後も慌てずに済みます。シンガポールの美しい環境を守る一員として、トレー返却のルールをしっかりと守り、気持ちよく食事を終えましょう。
シンガポールでの食事で失敗しないための注意点3つ
シンガポールでの食事が「思ったのと違った」という残念な結果にならないために、注意すべき3つのポイントを解説します。
- ● 屋台を利用する場合は衛生レベルをチェックする
- ● サービス料や追加料金で高額になることがある
- ● 混雑しやすいため早めの時間帯に食事をする
屋台を利用する場合は衛生レベルをチェックする
「海外の屋台は衛生面が心配」という方もいるかもしれませんが、シンガポールではその心配はほとんど不要です。政府機関であるシンガポール食品庁(SFA)がすべての飲食店を厳しく管理しており、衛生レベルは誰でも簡単に見分けられます。
各屋台(ホーカー)の店先をよく見ると、A・B・C・Dのアルファベットが書かれた証明書の掲示が義務付けられています。これはお店の衛生等級を示すもので「A」がもっとも優秀な評価です。旅行中は、AまたはBの評価を得ている店を選ぶと、安心して食事を楽しめるでしょう。
もう一つの指標は「行列」です。地元のシンガポール人で賑わっているお店は、味がいいことはもちろん、衛生管理もしっかりしていることの証といえます。公式な等級と、ローカルからの支持という2つの基準でお店を選べば、安全で美味しいシンガポールの食べ物に出会えるでしょう。
サービス料や追加料金で高額になることがある
レストランでの食事では、会計時に伝票を見て「思ったより高い」と感じることがあります。その理由は、メニューの表示価格にサービス料(10%)と消費税(GST9%)が加算される「++」の仕組みだけではありません。
日本では無料サービスとなることが多いおしぼりや水にも、料金が発生する習慣があるからです。たとえば、着席するとテーブルに置かれるウェットティッシュや水は、多くの場合有料です。
これらが不要であれば、提供された際に「No, thank you」と丁寧に断ることで、料金の加算を防げます。決して悪質な請求ではなく、現地の習慣の一つです。会計の際には伝票の項目をしっかりと確認し、納得のいく食事を楽しみましょう。
混雑しやすいため早めの時間帯に食事をする
限られた旅行時間を有効に使ううえで、食事の行列や席探しに費やす時間はできるだけ減らしたいものです。これを解決するシンプルで効果的な方法が、食事のピークタイムをずらすことです。
シンガポールのランチタイムは12時から13時半、ディナーは18時半から20時頃にかけて混雑します。この時間帯を避けて「少し早め」に行動するだけで、食事がより快適になります。
具体的なおすすめの時間帯は、ランチなら午前11時から11時45分頃、ディナーなら午後5時半から6時半頃です。
この時間帯であれば、人気のホーカーセンターでも席を確保しやすく、有名レストランの行列も比較的短く済みます。たった1時間行動を早めるだけで、待ち時間を観光や買い物に充てられるため、ぜひ「早めの食事」をスケジュールに組み込んでみてください。
食事をする際には、エリア選びも重要です。以下の記事では注意するべきエリアや安全対策について解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
滞在時間を無駄にしない!シンガポールの食事1日モデルプラン
これまで紹介してきた料理やお店選びのコツを考慮し、具体的な1日の食事モデルプランを3つ紹介します。限られた滞在時間で「食べたいものを逃した」という後悔をしないために、ぜひ参考にしてみてください。
- ● 王道プラン
- ● 子連れゆったりプラン
- ● スパイス好きプラン
食事を楽しむ前に、物価が気になる方は多いでしょう。以下の記事では、シンガポール料理の値段の目安も紹介しているので、ぜひあわせてご確認ください。
王道プラン
初めてシンガポールを訪れるなら、王道グルメを効率よく制覇するプランが最適です。朝から夜までのプランをまとめると、以下のとおりです。
まず朝9時、活気あふれるチャイナタウンの有名店で「カヤトースト」の朝食セットを注文します。そして昼食は、混雑が本格化する前の11時半に、隣接するマックスウェル・フードセンターへ行きましょう。ここでは行列必至の「海南鶏飯(チキンライス)」を、比較的短い待ち時間で味わえます。
朝食と昼食の場所が近いため、移動時間を節約できるのもポイントです。旅の締めくくりとなる夜19時には、クラークキーの川沿いなど、雰囲気のいいレストランへ向かいましょう。事前に予約しておいた席で、豪華な「チリクラブ」を堪能します。
このプランなら、ホーカーの活気から特別なディナーまで、シンガポールならではの食文化をバランス良く効率的に満喫できます。
子連れゆったりプラン
小さなお子様連れの旅行では、快適さと安心感が何より大切です。昼から夜までのプランをまとめると、以下のとおりです。
ランチは12時頃、ベビーカーでも移動しやすいショッピングモールへ行きましょう。空調の効いた涼しいフードコートなら過ごしやすく、子どもに人気の辛くない「ワンタンミー」や定番の「海南鶏飯」など、多彩な選択肢から安心して選べます。
午後の休憩は15時半頃に、同じくショッピングモール内で「アイスカチャン」を食べましょう。子どもが喜ぶおやつタイムで、親御さんも一息つけるはずです。
夕食は混雑と子どもの眠気を避けるため、18時頃にスタートするのがおすすめです。世界的に有名な「鼎泰豐(ディンタイフォン)」の小籠包やチャーハンは、優しい味付けで子どもにも人気があります。
無理のないスケジュールで、大人も子どもも満足できるシンガポールの美味しい料理を楽しみましょう。
スパイス好きプラン
シンガポールグルメの真髄、スパイシーで奥深い味の世界を堪能したい食の冒険家には、このプランをおすすめします。昼から夜までのプランをまとめると、以下のとおりです。
昼食は12時半頃、プラナカン文化が色濃く残るカトン地区へ行きます。本場の有名店で、ココナッツミルクと海老出汁、スパイスが織りなす濃厚な「ラクサ」を味わいましょう。
午後は16時頃、エキゾチックな香りに満ちたリトル・インディアの巨大ホーカー「テッカ・センター」を散策します。本格的なインドの軽食をつまみながら、夕食までの時間を過ごしましょう。
夜19時半には「フィッシュヘッドカレー」に挑戦してみてください。大きな魚の頭が丸ごと入ったカレーは、見た目のインパクトも、スパイスと酸味が効いた味も思い出になるはずです。
辛いだけではない、ハーブやスパイスが織りなす複雑な旨味と香りの世界を巡る、刺激的な食の旅を楽しんでください。
シンガポールでの支払いには手数料0円のGLOBAL PASSの利用がおすすめ!
キャッシュレス決済が主流のシンガポールでは、食事の支払いをスマートにこなせるかどうかで、旅の満足度が左右されると言っても過言ではありません。そこでおすすめなのが、外貨決済に特化したデビットカード「GLOBAL PASS」です。
一般的なクレジットカードで海外決済すると、約1.6〜3%の海外事務手数料がかかります。一方、GLOBAL PASSであれば、事前に日本円をシンガポールドルへ両替して口座に入れておくことで(*)、現地での利用時に事務手数料がかかりません。
ぜひ、シンガポール旅行の前に、GLOBAL PASSの申し込みを検討してみてください。
(*)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。






