パリの美術館10選!おすすめの美術館やルート、訪れる際の注意点を解説
パリ旅行の醍醐味の一つである美術館巡り。世界屈指の名館が徒歩圏内に点在し、数カ所を巡るだけで異なる時代の芸術や歴史の変遷を肌で感じられます。歩いて楽しむ「アートのタイムトラベル」で、パリの芸術に浸ってみませんか。
※本記事に記載の各種情報は、2025年12月時点のものとなります。
絶対に外せない!パリの有名美術館10選
現在のパリには、数多くの美術館が存在しますが、パリの三大美術館である「ルーヴル美術館」「オルセー美術館」「ポンピドゥー・センター」(*1)はおさえておきましょう。
ちなみにパリではキャッシュレス決済が浸透していることから、各美術館のチケットやお土産を購入する際の支払いは、口座のユーロが使えるデビッドカードなどでのお支払いが便利です。各美術館の支払い方法を確認し、スムーズに決済をおこないましょう。
(*1)ポンピドゥー・センターは改修工事のため2030年まで閉館予定
古代美術・歴史的建造物
シテ島と対岸にあるルーヴル宮殿周辺は、今のような大都市になる前のパリの中心地でした。このためこの辺りには中世の息遣いが感じられる史跡や宮殿としての記憶を残す建築などが多く、歩くだけでタイムスリップしてしまいそうです。
ここでは、その象徴ともいえるセーヌ川沿いの「ルーヴル美術館」と、シテ島内にある「コンシェルジュリー」をご紹介します。
ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
パリを代表するルーヴル美術館では、古代メソポタミアからエジプト、ギリシャ・ローマ、そして19世紀フランス絵画まで、世界の名品を一度に巡ることができます。特にエジプト館の充実ぶりは圧巻で、ミイラや神像など見どころが満載です。ルネッサンス期の傑作も揃い、名画との出会いにも心が震えるでしょう。レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や、ヘレニズム時代の傑作とされる「ミロのヴィーナス」など、教科書で見た名作に実際に出会えるのも大きな魅力です。
展示作品は約3万5,000点あり、1作品あたり4秒で巡ってもすべての作品を見るのに4日かかると言われているほどなので、あらかじめ観たい作品を絞って巡るのがおすすめです。
コンシェルジュリー(La Conciergerie)
コンシェルジュリーは、かつて王宮として使われた中世建築がほぼ原形のまま残る、パリ最古級の歴史的建造物です。13〜14世紀に整えられたゴシック建築の大広間は圧巻で、当時の王権の力を感じさせます。
のちに監獄として利用され、フランス革命期にはマリー・アントワネットが処刑前に幽閉された場所として知られています。王政と革命、王宮と監獄という二つの歴史を肌で感じることができます。
印象派・ポスト印象派
光や色彩の変化を追い、日常の一瞬を鮮やかに切り取った印象派。その革新的な精神は、やがてポスト印象派へと受け継がれました。
モネの描く光、ルノワールの温もり、そしてゴッホの情熱的な色彩。芸術が花開いたこの地で、ぜひ本物の感動を味わってください。
オルセー美術館(Musée d’Orsay)
19世紀美術の宝庫であるオルセー美術館は、印象派をじっくり味わいたい方におすすめです。モネ、ルノワール、ドガ、スーラ、そしてゴッホまで、教科書で見た名画が息づくように並びます。
中に入ると、駅舎を改装した建物も壮麗で、中央ホールの開放感は圧巻。マネなどが代表する前期印象派やロダンの美しい彫刻を眺めながら上階へ。巨大な時計台を右手に見ながら印象派の展示室へ進むと、自然光を取り込む展示空間に名画の数々が並び、作品に寄り添うような鑑賞体験を楽しめます。
短時間でも名作に集中して出会える効率の良さも魅力です。
オランジュリー美術館(Musée de l'Orangerie)
チュイルリー庭園の一角にある小さな美術館。モネの「睡蓮」の大型パノラマ展示が最大の見どころです自然光を考慮した楕円形の展示室で睡蓮の絵画に360度囲まれると、まるでジヴェルニー庭園にいるような没入感を味わえます。
印象派・ポスト印象派の名作も豊富で、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、マティスなど近代美術の流れを一望できます。穏やかな鑑賞体験が楽しめるスポットです。
マルモッタン・モネ美術館(Musée Marmottan Monet)
モネの作品を世界で最も多く所蔵することで知られ、印象派が好きな方には外せないのが「マルモッタン・モネ美術館」。「印象・日の出」をはじめ、睡蓮シリーズや風景画など、画風の変化を追って鑑賞できる構成が魅力です。
邸宅美術館ならではの落ち着いた空気の中で、名作と静かに向き合えるのもうれしいポイントです。小規模ながら質が高く、混雑も比較的少ないため、ゆったりと作品世界に浸れます。
近現代美術館
20世紀に入ると、パリのアートは劇的な変貌を遂げました。シュールレアリズムの出現により、自由な発想が作品となり、具象から抽象への流れ、デザイン、映像表現まで、多様な感性が共存する近現代美術が生まれました。
ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)
ポンピドゥー・センターはカラフルな配管が外壁を覆う革新的な建築の国立美術館です。
館内には20〜21世紀の近現代アートが幅広く展示され、ピカソ、カンディンスキー、マティス、デュシャンなど巨匠の作品が揃っています。映像やインスタレーションなど、従来の美術館とは異なる感覚でアートを体験できる点も魅力です。
なおポンピドゥー・センターは2025年10月より改修のための大工事が始まっており、2030年まで閉館となります。このため、作品はメッツのポンピドゥー2や他の美術館に貸し出される予定です。
パリ市立近代美術館(Musée d'art moderne de la Ville de Paris)
20世紀、21世紀を中心とした近代美術を幅広く展示する、パリ市が運営する美術館です。
マティスやピカソ、ブラック、ドローネーなど、モダンアートを代表する作家の作品が充実し、特にマティスの大壁画「ダンス」やドローネーの色彩豊かな円環シリーズは必見です。
企画展も意欲的で、写真やデザイン、現代アートまで多彩に楽しめます。セーヌ川沿いのパレ・ド・トーキョー内にあり、開放的な空間と落ち着いた雰囲気で、ゆっくり作品世界に浸れる美術館です。
カルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier)
カルティエ財団現代美術館は、2025年10月に新拠点をパレ・ロワイヤル広場(ルーヴル美術館の目の前)に開設された、パリで最も新しい話題の現代アートミュージアムです。
19世紀の歴史的建築を、著名建築家Jean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル)が大胆に再構築したもので、可動式プラットフォームで空間を自在に変えられる展示室を備え、約4,500点・500人のアーティストのコレクションを収蔵しています。
質の高い企画展を仕掛けることでも有名で、絵画、写真、映画、デザイン、パフォーマンスまで、多様なジャンルの作品が一堂に会します。内部空間までがアートそのものとして体感できる、新時代の美術館です。
芸術家の作品・コレクターの個人美術館
多くの芸術家に愛された街、パリには、巨匠が実際に暮らし制作に打ち込んだ「アトリエ兼邸宅」や、情熱的なコレクターが美意識を凝縮させた「個人美術館」が点在しています。巨大な美術館とは異なり、画家の人生と作品が重なる特別な空間を巡ってみるのも趣があってよいでしょう。
ロダン美術館(Musée Rodin)
ロダンのアトリエ兼住まいだった邸宅と庭園を活かした、彫刻の魅力が凝縮されたロダン美術館。代表作「考える人」「接吻」「地獄の門」などが自然光のもとで鑑賞でき、彫刻が持つ陰影や質感をじっくり味わうことができます。
広大な庭園はパリの喧騒を忘れさせてくれる散策スポットとしても人気で、アートと自然が調和した贅沢な時間を過ごせます。
ピカソ美術館(Musée Picasso)
ピカソ美術館は、巨匠ピカソの没後、フランス政府へ寄贈された膨大なコレクションを収蔵しています。
「青の時代」といわれる初期から晩年までの絵画はさることながら、彫刻、素描、写真資料が豊富に揃っています。年代順ではなくテーマ別に展示されることも多く、新鮮な構成でピカソの多彩な才能に触れることができます。
邸宅を改装した空間も美しく、作品との距離が近いのも魅力の一つです。ピカソの創造力がつねに変化し続けたことを実感できる、ファン必見のスポットです。
ジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)
2024年9月にリニューアルオープンしたジャックマール・アンドレ美術館は、19世紀の富豪エドゥアール・アンドレとその妻ネリー・ジャックマールが集めた珠玉のコレクションを、当時の趣のままに公開する美術館です。
イタリア・ルネサンス美術の熱心なコレクターだった夫妻が集めた名画はもちろん、当時のブルジョワ階級の暮らしぶりを伝える豪華な家具や調度品は必見です。邸宅の雰囲気を楽しみながら芸術鑑賞ができるため、“貴族の館”を訪れるような特別感が味わえるのも魅力です。
展示品だけでなく併設のカフェも人気で、優雅な時間を過ごすことができます。
パリの美術館を効率よく巡るルートとコツ
パリには美術館が多いため、無計画に回ると移動だけで疲れてしまいます。ここでは、効率よく美術館を巡るためのポイントを紹介します。
テーマを決めて回る
「印象派」「歴史的建物」「現代アート」など、テーマを一つ決めると移動がスムーズです。
例えば、「印象派」をテーマに回るなら、オルセー美術館からセーヌ川を渡ってチュイルリー庭園で少し休憩し、オランジュリー美術館へ。徒歩10分ほどの距離です。
「歴史的建物」ならルーヴル美術館から徒歩15分の距離にあるコンシェルジュリーへ。車で15分乗ればジャックマール・アンドレ美術館に到着です。19世紀の貴族の調度品に囲まれたなかで、その時代の暮らしや調度品に触れることができます。
「現代アート」なら、最新の作品が並ぶカルティエ財団現代美術館から徒歩20分のポンピドゥー・センター(2030年までは閉館予定)へ。マレ地区に点在するギャラリーをふらりと散歩しながら、徒歩10分の距離にあるピカソ美術館など、さまざまな巡り方ができます。
混雑を避けるなら朝か夜が狙い目
ルーヴル美術館やオルセー美術館は、開館直後や夜間開館の日が比較的ゆったり鑑賞できます。夜間は街の喧騒も収まり、しっとりとした時間が過ごせるのも魅力です。
チケットは事前予約が基本
パリの美術館はオンライン予約が主流で、当日券が買えないことも多々あります。人気の美術館は事前に公式サイトからチケットを購入して、時間に余裕を持って動くようにしましょう。
パリの美術館を訪れるときの注意点
館内は歩く距離が長いので、歩きやすい靴がおすすめです。また大きすぎる荷物やスーツケースは預けられないことが多いので、荷物を少なめにしておくとよいでしょう。
なお、見学時間はできるだけ余裕を持つようにしましょう。全部見ようとせず、その美術館の見どころを押さえていくのがポイントです。
国立美術館は、第一日曜日は無料の日になりますが、混雑してしまうことが多く予約も取りづらい上、スリも多くなると言われているため、注意が必要です。
パリ滞在中は口座のユーロが現地で使えるGLOBAL PASSがおすすめ
パリの美術館を巡る際、各種支払いにはSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSを利用するのがおすすめですGLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性から海外旅行好きの方々の間でにわかに人気が広がり、累計発行枚数は40万枚を突破しています。(*2)
GLOBAL PASSの一番の魅力は、ご自身の外貨預金(*3)をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを有している点です。ユーロを含む世界の17通貨の外貨預金を、現地での支払いにそのまま使うことができます。
ちなみに対象の17通貨を購入する際の為替手数料はSMBC信託銀行プレスティアの「為替手数料無料プログラム」の適用により、いつでも無料です。(*4)
GLOBAL PASSはデビット機能を備えておりタッチ決済にも対応していることから、パリにある美術館のチケット購入は勿論、フランスでのお買物やお食事などの際の支払いにもスムーズに対応可能です。
また、ユーロの現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*5)
このほか、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があるので、渡航先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。
[ご参考:あんしんの各種サービス]
フランスへ渡航するご予定のある方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの預金口座を開設して、GLOBAL PASSの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
ユーロ、英ポンド、スイスフラン、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ、米ドル、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*6)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ
(*2)2025年12月現在
(*3)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*4)「為替手数料無料プログラム」の適用条件についてはこちらをご参照ください。
(*5)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
(*6)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。


