免税店とは?海外旅行へ行く日本人に向けて仕組みや購入の流れを解説
免税店とは?オンラインでも買える?仕組みや購入の流れをわかりやすく解説海外旅行の醍醐味のひとつが現地でのショッピングですが、免税店の仕組みは、複雑に感じる方が多いのではないでしょうか。
本記事では、免税店の基礎知識や購入の流れなどを解説します。
この記事のポイント
- ● 免税店とは何かがわかる
- ● 仕組みや購入の流れがわかる
※本記事に記載の内容は、2026年2月現在の情報に基づくものです。
免税店とは
免税店とは、出国を前提とした旅行者に対し、本来商品価格に含まれる税金を課さずに販売する仕組みの店舗です。
国内で消費される商品には消費税がかかりますが、国外へ持ち出されることが前提の商品については、課税対象外とされています。税金の負担がなくなる分、ブランド品や嗜好品を安く買えます。
免税店の仕組み
免税店には、Tax FreeとDuty Freeの2つの形態があり、利用条件が異なります。
Tax Free(タックスフリー):消費税のみを免税
街中の百貨店やブランドショップなどで適用されるのが「Tax Free」です。
- ● 免除対象:国内の消費税のみ
- ● 利用時のポイント:日本人が海外旅行をする際は、所定の手続きをおこなえば税金が戻ってくる
ヨーロッパの一部の店舗では、レジで免税額を差し引いて会計できる場合もあります。
また、米国以外の国々であっても米ドルでの支払いができる免税店が多いため、米ドルでの支払い手段を用意しておくのがおすすめです。
Duty Free(デューティーフリー):消費税以外も免税
Duty Freeは、出国ゲートを通過した後のエリアに位置する店舗です。
- ● 免税対象:消費税・関税・酒税・たばこ税
- ● 利用時のポイント:居住地にかかわらず、海外へ出発する人なら免税で購入可能
免税店を利用できる対象者・必要書類
免税店は「これから国外へ出る人」が対象で、購入時には以下の書類を見せる必要があります。
- ● 対象者:出国する旅行者
- ● 必要書類:搭乗券とパスポート
- ● 注意点:街中の免税店を利用時、免税書類の作成にパスポートの原本が必要
免税店はどこにあるのか
日本から出国する旅行者が利用できる免税店は、空港内だけでなく、現地の市街地にも展開されています。
昨今は従来の店舗に加え、オンラインショップで買うこともできます。
空港内の免税店
手荷物検査と出国審査を終えた先に、空港内の免税店があります。
搭乗直前まで買い物を楽しめ、購入した商品は機内に持ち込めます。
しかし、年末年始や大型連休などの繁忙期はレジが混雑するため、事前予約サイトを活用するのがおすすめです。在庫を確実に確保できるほか、専用レジでスムーズに受け取れたり、予約限定割引が適用されたりなど、特典が満載です。
渡航前に各空港の公式サイトをチェックしましょう。
渡航先の市中免税店・DFS
韓国の「ロッテ免税店」など、街中にも免税店があります。
フライト時間を気にせず、滞在中に商品を吟味できるのが魅力です。
しかし街中の免税店で買った商品はすぐ手元に渡るわけではなく、空港の受取カウンターでの引き渡しとなります。空港での受け取り時間を考慮し、出発当日は時間に余裕をもって空港へ向かいましょう。
購入できる対象商品について
場所によって、免税のルールは異なります。
ここでは、空港と街中で購入できる対象商品について解説します。
海外の空港で購入する場合
空港のDuty Freeでは、酒税やたばこ税、関税がかかりません。
海外の街中で購入する場合
Tax Freeの店では、現地の消費税分が安くなります。
免税店での購入の流れ
ここでは、免税店での購入の流れを3つに分けて解説します。
- ● 海外の免税店で購入する
- ● 機内で申告の準備をする
- ● 日本到着時に税関検査を受ける
海外の免税店で購入する
海外の免税店で購入する際は、パスポートの提示が必須です。購入時のレシートや免税書類も捨てずに保管しましょう。
また、日本に持ち込む際は、非課税の枠が決まっています。たとえば酒類は760ml程度のボトルで3本までが免税対象となり、それを超える分は課税対象になります。また、購入品の総額が20万円を超える場合も同様です。
免税範囲を超えて購入した場合、海外で免税されても、日本到着時に消費税や関税を支払う義務が発生します。
買い物は、合計額や数量を確認しながら楽しみましょう。
機内で申告の準備をする
日本への帰国便に搭乗後は、入国審査に向けた携帯品申告の準備を進めましょう。
申告書の提出は免税範囲を超えているかどうかにかかわらず、すべての旅行者に義務づけられています。現在はスマートフォンを使用した「Visit Japan Web」での電子申告が主流です。
氏名や購入品情報を登録し、税関用の二次元バーコードを作成すると、機内で紙の申告書を書く手間が省けます。機内Wi-Fiがつながりにくい場合に備えて、二次元バーコードはスクリーンショットで保存しておくと安心です。
日本到着時に税関検査を受ける
日本の空港に到着し荷物を受け取った後は、税関検査へ進みます。
Visit Japan Webで二次元バーコードを用意し、免税範囲内(酒3本・20万円以下など)であれば電子申告ゲートを通り、顔認証で通過可能です。
一方、免税範囲を超えている場合や紙の申告書を使う場合は、有人カウンターへ進みます。
超過分がある際は、レシートを提示して正直に申告し、消費税や関税を支払いましょう。虚偽の申告は重加算税といったペナルティ対象です。
不安な場合は係員に相談し、ルールを守って通過しましょう。
免税店利用時5つの注意点
免税店の利用は、正しく仕組みを理解していないと、損をすることがあります。
ここでは、免税店利用時の注意点を5つ解説します。
- ● 乗り継ぎ便で液体物を没収されるリスクがある
- ● 帰国時に免税範囲を超えると課税される
- ● 荷物重量制限に注意する
- ● 日本で購入したほうが安い場合がある
- ● 海外の街中では免税手続きを忘れないようにする
乗り継ぎ便で液体物を没収されるリスクがある
乗り継ぎがある場合は、中継空港であらためて手荷物検査を受けることになります。その際、容量が100mlを超える液体は持ち込み基準に適合しないとして回収されるケースがあります。
不正開封防止袋に入れても、国や空港のルール次第では認められず、廃棄させられるケースもあります。
乗り継ぎ便を利用する際は、ルールを把握したうえで購入しましょう。
帰国時に免税範囲を超えると課税される
高額な買い物やまとめ買いをする際は、日本帰国時の免税範囲を意識して、課税額を含めて計算しましょう。
現地で税金が免除されても、日本の免税枠を超えれば帰国時に関税が課されます。
たとえば25万円のバッグを購入すると、20万円との差額ではなく、全額に対して課税されます。
帰国時に支払う税金のことも考え、トータルで得なのかを計算してから購入しましょう。
荷物重量制限に注意する
免税店で買い物をする前に、航空会社の手荷物重量制限を確認し、荷物の余裕をもたせましょう。
酒や化粧品のビンは想像以上に重く、重量オーバーにより追加料金がかさみます。LCC(格安航空会社)では、機内持ち込み手荷物の重量制限が7kg以内で、超過料金を請求されるケースが増えています。
出発前に自分が利用する航空会社の重量規定(個数や重さの上限)を確認したうえで、購入しましょう。
日本で購入したほうが安い場合がある
商品を購入する前に、日本国内の販売価格をチェックしましょう。
近年の円安や国内のポイント還元を考えると、日本で購入したほうが安いケースもあります。
免税店は最安値と思い込まず、為替レートや手数料も含めて計算し、購入しましょう。
海外の街中では免税手続きを忘れないようにする
海外の市中免税店で買い物をした際は、空港での免税手続きを忘れないようにしましょう。
海外では事後還付が一般的で、帰国時に空港の税関で必要書類と承認スタンプがないと税金分が返金されません。
また、商品をスーツケースに入れて先に預けてしまい、現物確認ができずにスタンプを拒否されるケースもあります。
チェックイン前に税関へ行き、商品と書類を提示してスタンプをもらいましょう。
海外旅行で免税店を利用する際は「GLOBAL PASS」がおすすめ
この記事では、海外旅行をする日本人に向けて、免税店の仕組みや注意点などを解説してきました。
海外旅行で免税店を利用する際、商品の割引率ばかりに目が行きがちであるものの、実は見落としがちなのが「決済時の手数料」です。
通常、日本のカードを使って海外で買い物をすると、為替レートに加えて約3%前後の「海外事務手数料」が上乗せされて請求されます。免税で消費税や関税が安くなっても、支払いの段階で手数料を取られてしまっては効果が半減してしまいます。
そこでおすすめなのが、SMBC信託銀行プレスティアのVisaデビット付きキャッシュカード「GLOBAL PASS」です。
GLOBAL PASSは、海外事務手数料がかからないうえ、ご自身の外貨預金(*1)をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを有しており、世界の17通貨の外貨預金を現地での支払いにそのまま使うことができます。
さらに対象の17通貨を購入する際の為替手数料はSMBC信託銀行プレスティアの「為替手数料無料プログラム」の適用により、いつでも無料です。(*2)
また、海外で現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*3)
専用アプリで残高や利用履歴をリアルタイムで確認できるため、使いすぎを防げるほか、万が一の不正利用にも即座に気づけて安心です。
海外旅行のご予定がある方は、ぜひ「GLOBAL PASS」の利用をご検討ください。
[ご参考:あんしんの各種サービス]
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*4)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ
(*1)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。なお円決済の場合には海外事務手数料がかかります。
(*2)「為替手数料無料プログラム」の適用条件についてはこちらをご参照ください。
(*3)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
(*4)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。
免税店に関するよくある質問
ここでは、免税店に関するよくある質問にお応えします。
日本の空港にある免税店は使えますか?
海外へ出発する日本人であれば、空港の免税店の利用が可能です。
理由は、出国審査を終えた後のエリアは法的に国外とみなされるためです。
ただし、見送りの人や国内線利用者の購入商品は、免税対象にならないので注意しましょう。
免税店で買うメリットは?
免税店は免税による安さに加え、限定商品を購入できるのがメリットです。
免税店には、通常店舗で扱っていないトラベル限定パレットやミニ香水セットなどが豊富に揃っています。
また、直営店では完売している在庫が免税店には残っている場合もあります。
安さはもちろん、限定商品に出会える場所として利用するとよいでしょう。
免税店で購入するとどのくらい安くなる?
免税店での割引率は、購入する場所と商品によって異なるものの、国内定価より安くなるケースが多いです。
市中免税店では消費税10%のみの免除であるものの、空港では関税や酒税、たばこ税も免除されるため、割引率が上がります。
海外免税店で20万円以上買うとどうなる?
日本の免税範囲である「合計20万円」を超えた場合、帰国時に税関で申告し、税金の支払いが必要です。
たとえば25万円のバッグをひとつ購入すると、超過した5万円分だけでなく、25万円全額に対して課税されます。
高額商品を購入する際は、帰国時に支払う税金を含めて安いか、計算して購入しましょう。
免税店で使える通貨は何ですか?
海外の空港にある免税店では、基本的にその国の通貨で決済を行います。
しかし、米国以外の国々であっても米ドルでの支払いができる免税店が多く存在するため、米ドルでの支払い手段を用意しておくのがおすすめです。
為替相場の動きによって日本円での支払額は変わるため、購入前に目安額を確認しておくと安心です。



