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【2025年版】ドバイ旅行の費用はいくらかかる?物価事情についても解説

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【2025年版】ドバイ旅行の費用はいくらかかる?物価事情についても解説

世界中のセレブから愛される国際的なリゾート地、ドバイ。石油資源に恵まれた「お金持ち」の地域といったイメージもあり、旅行費用がどのくらい必要になるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ドバイの物価や旅行予算の目安額、ドバイ旅行に必要な準備などについて解説します。

また、旅行費用を効率的に楽しむためのコツにも触れていますので、是非参考にしてください。

ドバイはどのような場所?

まずはドバイがどのような場所なのか、確認していきましょう。

ドバイの基本情報

ドバイの基本情報

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国の一つです。首長国のなかではアブダビに次いで2番目に大きな都市であり、ペルシャ湾に面しています。

1960年代後半に石油の埋蔵が確認されて以来、交通、金融、観光などのさまざまなインフラ整備が進められ、観光客にも魅力的なホテルや施設が建設されています。

ドバイ国際空港の特徴

ドバイ国際空港は、現在ではアジア、オセアニアとヨーロッパをつなぐ世界最大規模のハブ空港として利用されています。

日本からは日本航空(JAL)およびエミレーツ航空の直行便が出ており、フライト時間は往路で約11時間、復路で約9~10時間、時差は日本より5時間遅れです。

またドバイを経由するヨーロッパ行きの便も日本から多く就航しており、トランジットやストップオーバーを活用してドバイを訪れる方も少なくありません。

日本出国時の手続き

日本のパスポート所持者が観光目的でドバイに入国する際は、基本的には出国前の申請は不要です。

ドバイ国際空港からUAEに入国する際に、30日間滞在に加え、10日間の出国猶予期間が設けられたスタンプが押され、これが短期滞在査証(オン・アライバル・ビザ)となります。

ドバイ旅行のベストシーズン

ドバイ旅行のベストシーズンは日本の冬場にあたる11月~3月頃といわれています。

この時期は平均気温が20~30℃と比較的温暖で過ごしやすく、一方で4月~10月の夏場は30~40℃前後と蒸し暑いため、観光で回るにはスケジュールの立て方に工夫が必要でしょう。

知っておきたい現地のマナー

UAEはイスラム教国であり、ドバイではホテル内やリゾートエリアを除き、暑いからといって露出度の高い服装はマナー違反とされ、罰金が科せられます。

また、イスラム教では飲酒が禁じられているため、認可を得たレストランやバー以外では処罰の対象となる可能性があります。販売されている店もかなり限られてはいますが、基本的に公の場では飲酒も避けましょう。

現地の移動手段

ドバイではタクシーのほか、バスやメトロ(鉄道)、トラム(路面電車)などの公共交通機関が発達しています。

なお、公用語はアラビア語ですが、世界中からの観光客が多いため英語が通じるところも多いようです。

ショッピングの際、付加価値税はかかる?

UAEでは2018年に5%の付加価値税(VAT)が導入されましたが、観光客は免税となります。

ドバイでのショッピングの際は、免税(税還付)を受けるため、各店舗での支払い時にパスポートを提示して、レシートの裏に免税タグを付けてもらいましょう。なお、このレシートと免税タグは、出国時に空港の免税カウンターで免税申請をする際に商品と一緒に提示する必要があるため、紛失しないように注意しましょう。

ドバイの物価事情

ドバイの物価事情

ドバイの通貨は「Dh(ディルハム)」で、補助単位として「Fils(フィルス)」があります。(*1)

1ディルハム=100フィルスで、5・10・20・50・100・200・500・1,000Dhの8種の紙幣と、1Dh、5・10・25・50Filsの5種の硬貨が流通しています。

(*1)2025年1月末時点では、1ディルハム=約42円です。なお、以下に記載の各価格は、1ディルハム=約42円として円換算しています。

物価は日本よりも少し高めの傾向です。ただし、ミネラルウォーターやタクシーの初乗り運賃(210円前後~)など、物やサービスによっては日本の一般的な価格よりも安価であるケースも見受けられます。

ちなみに、観光客向けのレストランや施設入場料などは、値段が高めに設定されていることが多いようです。

項目 相場 1ディルハム=42円換算
ミネラルウォーター(500ml) 1.5ディルハム前後 63円前後
カフェのコーヒー(一杯) 20ディルハム前後 840円前後
食費(一般的なレストランのディナー) 95ディルハム前後 3,990円前後

ドバイでは米ドルが使える?

ドバイでは米ドルが使える?

UAEでは、為替は米ドルペッグ制(ドルに連動させる固定相場制度)を採用しており、1ドル=3.67ディルハムで固定されています。対日本円では、1ディルハム=約42円です(2025年1月31日時点)。

こういった背景もあり、ドバイでは割と一般的に、米ドルを使って各種支払いに対応することができます。

具体的には、ドバイの中心地では数多くのショップやレストランなどが米ドルでの支払いに対応しており、特に空港内や観光地にある店舗、主要ショッピングセンターなどはほぼ全て、米ドル払いが可能と考えてよいでしょう。ちなみに多くの場合、現金のみならず、クレジットカードやデビットカードでも米ドル建てでの支払いを選択することができます。

なお、ドバイでの米ドル建てでの各種支払いには、SMBC信託銀行が提供している国際型キャッシュカード、GLOBAL PASSを利用するのがおすすめです。

GLOBAL PASSは、あらかじめ口座に入れておいた米ドルを各種支払いに充てられるのが特徴で、現地でのキャッシュレス決済(タッチ決済を含む)に対応できるうえ、現地にある米ドル対応のATMを利用して、米ドル現金を引出すのにも使えます。


このほか、円決済機能(外貨フルバック)により、現地の一般的なATMを利用して現地通貨であるディルハムの現金を引出すこともできるので、ドバイを訪れる際はGLOBAL PASSを持っておくと、きっと心強いでしょう。

ドバイが旅行先として人気なのはなぜ?

ドバイが旅行先として人気なのはなぜ?

ドバイには、世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」や世界最大面積を持つウォーターパーク「アクアベンチャー・ウォーターパーク」、世界最大のショッピングモール「ドバイ・モール」など、世界一を冠する近代的な施設が多々あります。

古くから観光インフラ整備に注力してきたドバイではサービスのグレードが高く、また治安面でも比較的安全であること、あるいは上述のとおり米ドルが支払いに使えることなども、旅行先として人気が高い理由であると考えられます。

【滞在日数別】ドバイ旅行に必要な費用

【滞在日数別】ドバイ旅行に必要な費用

ドバイは埼玉県と同程度の面積で、そのほとんどが砂漠です。

市街地エリアは面積全体の1割程度と狭い上、観光スポットがまとまっているため、2~3日程度の滞在日数でも十分に楽しめるでしょう。一方、ドバイをゆっくり楽しんだり、アブダビへ日帰り旅行したりする場合には、3泊5日以上の旅行がおすすめです。

ここでは、3泊5日と5泊7日の2つのケースで旅費の目安を紹介します。

ただしドバイ旅行でかかる費用は、旅行の時期や予約時期、利用する航空便、ホテルのランク、滞在日数、現地でのアクティビティなどによって変わりますので、ご注意ください。

3泊5日滞在する場合

3泊5日のドバイ旅行は、大人1人あたり約15万円~が目安です。

航空券(往復・エコノミー) 9万円~
ホテル代(スタンダード、ツインの1人分) 1万5,000円~
カフェ・食事代(昼・夜) 2万1,000円~
観光代・交通費 1万8,000円~
Wi-Fi・通信費 3,800円~
海外旅行保険 2,200円~
15万円~

5泊7日滞在する場合

5泊7日のドバイ旅行は、大人1人あたり約19万円~が目安です。

航空券(往復・エコノミー) 9万円~
ホテル代(スタンダード、ツインの1人分) 2万5,000円~
カフェ・食事代(昼・夜) 3万5,000円~
観光代・交通費 3万円~
Wi-Fi・通信費 6,300円~
海外旅行保険 3,100円~
18万9,400円~

ドバイ旅行でかかる主な費用

ドバイ旅行でかかる主な費用

滞在日数別の費用目安を紹介しましたが、以下でドバイ旅行にかかる費用の内訳について詳しく解説します。

なお、ドバイ滞在中にかかる費用は、1日当たり2万円~4万円程度が目安です。この中には、ホテル代、食事代、観光費用、交通費、Wi-Fi・通信費を含まれています。

航空券代

航空券代は渡航時期や予約をする時期によっても変動しますが、東京からドバイまでの直行便は、諸税込みで往復15万円台~、乗継便なら9万円台~が目安です。

宿泊代

宿泊代は立地やホテル・部屋のランク、時期などによって大きく変動しますが、大人1人分の料金(1室大人2人利用)は1泊あたり以下が目安です。

  • ● エコノミーホテル:3,000円~5,000円前後
  • ● スタンダードホテル:5,000円~1万5,000円前後
  • ● ラグジュアリーホテル:1万7,500円~5万円前後

食事代

食事代は、どこで何を食べるかによって予算が大きく変わりますが、ドバイのレストランは日本よりも価格設定が高めの傾向にあります。

オールド・ドバイでローカルフードを食べる場合は一食600円前後で済むこともありますが、フードコートなどで食べる場合は2,000円前後、カジュアルレストランでのディナーは4,000円前後かかることが一般的です。高級レストランでのディナーは7,500円前後と考えておきましょう。

交通費

バスやメトロを利用する際には、乗車前に「Nol card(ノルカード)」というプリペイドカード、もしくは1日乗り放題の「1 Day Ticket」を購入しておく必要があります。

ノルカードは1枚25ディルハム(約1,050円)ですが、そのうちカード発行代が差し引かれ19ディルハム分(約798円)が乗車料金として使えます。乗車料金は利用するカード(車両)によって異なり、例えば1ゾーン内の移動であれば3~6ディルハム(約126~252円)です。1日乗り放題の「1 Day Ticket」は利用できる車両によって20(約840円)または40ディルハム(約1,680円)です。

タクシーに乗車する場合は、初乗り運賃が時間帯によって5~12ディルハム(約210~504円)に、距離料金として1㎞あたり1.82ディルハム(約76円)ずつ加算されていく仕組みです。なお、空港から利用するタクシーの場合は初乗り運賃が25ディルハム(約1,050円)、距離料金が1.97ディルハム(約83円)と市内で乗車する場合より高価です。

目的地までの距離感がわからない場合でも、ドバイでは事前に料金目安や車種を確認できるタクシー配車アプリも普及しています。主要なものに、Uberやドバイ政府が提供しているDTC’s Smart Appなどがあります。

通信費

ドバイ旅行中にインターネット通信を利用する場合には、携帯電話会社の定額データサービスへの加入や、SIMカード・ポケットWi-Fiをレンタルする方法があります。

料金は提供する企業やプランによって異なりますが、例えば、ドバイで利用できるポケットWi-Fiのレンタル料金は、無制限プランの場合で1日あたり1,250~1,850円が目安です。

観光費用

ドバイで人気の観光スポットは、比較的入場料が高めに設定されています。例えば、世界一として人気の施設の入場料は以下のとおりです。

  • ● 世界一の高さを誇るブルジュ・ハリファ(At the Topへのアクセス):大人159ディルハム~(約6,700円~)
  • ● 世界最大の額縁といわれるドバイフレーム:大人 50ディルハム(約2,100円)

その他、砂漠ツアーなども人気で、例えばデザートサファリ1日ツアーは9,000~1万円程度が相場です。

その他(チップなど)

その他の費用として、チップも見込んでおくと安心です。義務ではありませんが、ドバイでは、レストランやホテルでサービスを受けた際にはチップを渡す習慣があります。

レストランでは会計の10~15%、ホテルでは各サービスに対して5~10ディルハム (約210~420円)を目安にしておくとよいでしょう。

ドバイ旅行における出費のメリハリを意識しよう

ドバイ旅行における出費のメリハリを意識しよう

ドバイの物価は比較的高く、支払いが重なれば費用が膨らんでしまうこともあります。

一方で高い金額を支払うことで相応のサービスを受けられる仕組みもあるので、メリハリを意識して選ぶことで快適な旅行を楽しむことができるでしょう。

訪れる時期を選ぶ

航空券やホテル代は時期による金額差が大きく、オフシーズンに行くことで費用を抑えられます。ドバイのオフシーズンは、夏場(4月~10月)です。

ただし、夏場は日中の気温が50℃近くまで上がることもあり、屋外での活動時間が限られる可能性があることには注意が必要です。

宿泊先や食事を選ぶ

ドバイには高級なホテルもありますが、グレードを少し下げると費用を抑えられます。また、人気の高いホテルは予約が埋まりやすく、価格も上がりやすいため、旅行の予定が決まれば早いうちに予約するのがおすすめです。

一方でラグジュアリークラスのホテルは期待できるサービスに対して安価な価格設定がされているケースもあるので、少しグレードの高いホテルのサービスを楽しんでみるのも良いかもしれません。

なお、現地での食事はローカルフードを楽しむのも費用を抑えるためのコツです。

移動手段を選ぶ

現地での移動には、公共交通機関をうまく活用することで、交通費を抑えることができるでしょう。

ドバイのメトロの乗車料金は利用する車両によって金額が変わります。広く、独立した座席を利用できるゴールド車両は、他の車両の約2倍の料金で乗車することができます。ちなみに男性が誤って女性専用車両に乗車した場合には、罰金を徴収されるため注意しましょう。

なお、気温の高い時期など、極力屋外での移動を避けたい場合には、タクシーを活用するほうが無難でしょう。

現金はどこで、どのくらい両替しておくべき?

現金はどこで、どのくらい両替しておくべき?

ドバイはキャッシュレス化が進んでおり、特にタッチ決済が普及しています。ただし、次のような場面に備えて少額の現金も持っておくと安心です。

  • ● レストランなどでチップを渡す
  • ● 市場(スーク)で買物をする
  • ● 券売機のトラブルなどでカードが使えない

具体的には、常に100ディルハム(約4,200円)程度の現金を手元に準備しておくとよいでしょう。

なお円からディルハムへの両替については、現地よりも日本で行った方が、レートがよい場合が多いようです。

しかし、ドバイでは現金が使えないケースも少なくないため、事前に両替する場合は最小限にとどめておくほうがよいかもしれません。現地ではタッチ決済をメインとし、必要に応じて現地のATMでディルハムを引き出すのがおすすめです。


ドバイ旅行に行くならプレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ

ドバイ旅行に行くならプレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ GPcardB券面

ドバイへ旅行する際は、各種支払いにSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSを利用するのがおすすめです。

GLOBAL PASSは、ご自身の外貨預金をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを持ったいわゆる国際型キャッシュカードで、あらかじめ口座に米ドルを入れておけば、それを米ドル建ての決済に充てることができます。なおこの場合、支払いに際しては円から米ドルへの通貨交換は発生しないため、為替手数料がかかりません。

また現地通貨であるディルハムでの支払いが必要になった場合、円決済機能(外貨フルバック)によって日本円から自動的に為替を起こして支払いに充てることができるので、1枚持っておくことで状況に応じた各種支払いへの対応が可能となります。

なおGLOBAL PASSはデビット機能を備え、かつタッチ決済にも対応しているので、ドバイの買物等もスムーズに行うことができます。

このほか、ディルハムの現金が必要になった場合には、現地のVisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すことも可能です。しかもこのとき、海外ATM手数料はかかりません。(*2)

ドバイへ渡航するご予定がある方は、是非プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みをご検討ください。

(*2)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。

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