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【2024年版】海外では外貨が使えるデビットカード!クレジットカード・現金との使い分け方も紹介

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【2024年版】海外では外貨が使えるデビットカード!クレジットカード・現金との使い分け方も紹介

コロナ禍が収束し、国境を跨いだヒトの移動が増加しつつある今日、海外旅行や海外留学を検討されている方も多いのではないでしょうか。あるいはお勤め先の人事異動で海外へ赴任される方、海外出張の予定のある方も少なくないかもしれません。

一方でコロナ禍を背景にデジタル化が急激に進みましたので、買物や食事の支払いについても、世界の多くの国々でキャッシュレス決済が主流となりつつあります。コロナ禍以前に訪れたことのある国や地域であっても、当時とは主だった決済手段が違っているといったことも考えられるでしょう。

この記事では、諸外国のキャッシュレス化の進展状況を踏まえつつ、海外渡航時の現金・クレジットカード・デビットカードそれぞれのメリットや留意すべきポイントについて解説するとともに、これらの特徴を考慮したうえでの使い分けについて紹介します。

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日本は出遅れている!?世界各国のキャッシュレス比率について

各国のキャッシュレス決済比率比較 韓国95.3%、中国83.8%、オーストラリア72.8%、イギリス65.1%、シンガポール63.8%、カナダ63.6%、アメリカ53.2%、フランス50.4%、スウェーデン46.6%、日本32.5%、ドイツ22.2% 各国のキャッシュレス決済比率比較 韓国95.3%、中国83.8%、オーストラリア72.8%、イギリス65.1%、シンガポール63.8%、カナダ63.6%、アメリカ53.2%、フランス50.4%、スウェーデン46.6%、日本32.5%、ドイツ22.2%

出所:一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2023」をもとにSMBC信託銀行にて作成

(*1)韓国および中国に関しては、参考値としてEuromonitor Internationalより参考値として記載

(*2)カナダに関しては、Payments Canada「CANADIAN PAYMENT METHODS AND TRENDS REPORT 2022」より算出

経済産業省の調査によると、主要各国のキャッシュレス決済比率はおおよそ40%~60%台となっており、キャッシュレス化が進み、相対的に現金決済の比率が低下していることが伺えます。

一部の国や地域では既に、支払いの際に現金が使えない、あるいは、使えるものの店舗側の備えが乏しくお釣りが貰えない、といったケースが見受けられます。
このため、「両替して現地で使う外貨現金をたくさん用意したのに、実際はその他の支払方法を選択することが多く、使い切れず余ってしまった」などといった事態に陥らないよう、海外渡航の際には、渡航先で標準的な決済方法や注意すべき点等について事前に確認し、環境に合わせた準備をしておくことが大切です。

海外では使える?使えない?日本のコード決済

諸外国でキャッシュレス化が進んでいるならば、日本で広く普及しているコード決済(二次元コードやバーコードを利用した、モバイル決済)が、海外でも使えたら良いのに!とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。実際、いくつかの国や地域では、日本よりもはるかにコード決済が普及していると言われています。

では、これらが日本以外でも使えるか、というと…。
規格が異なるため、海外で日本のコード決済が使えるケースは非常に稀で、残念ながら使えないところのほうが多いというのが実情のようです。

現金・クレジットカード・デビットカードの特徴と主なメリット

コード決済がほぼ利用できないとなると、やはり海外渡航時の主要な決済方法として考えられるのは、現金やクレジットカード、デビットカードになりますね。
それでは、海外で利用する場合のそれぞれの特徴や主なメリットについて確認してみましょう。

[現金・クレジットカード・デビットカードの特徴と主なメリット]

現金
  • · キャッシュレス化に対応していない店舗やチップ等で使える
  • · サインや暗証番号の入力が不要
クレジットカード・デビットカード共通
  • · 多額の現金を持ち歩く必要が無い
  • · Web明細等の閲覧により、支払いの詳細についての確認が容易
  • · 盗難や紛失、購入商品の破損等に対し、一定の補償のあるものもある
  • · 海外旅行傷害保険が付帯されたものもある
  • · ポイントやマイルが貯まる、使える
クレジットカード
  • · 複数の支払いをまとめて管理し、計画的に利用できる
  • · 口座残高が不足していても限度額までは利用できる
デビットカード
  • · 即座に引落としが実行されて支払いが完了するので、口座残高の増減が把握しやすい
  • · 口座残高が不足している場合は支払いができないため、使いすぎを防ぐことができる

現金の特徴や主なメリット

キャッシュレス化の進行状況は国や地域によっても差がありますし、ある程度進んでいるところであっても、観光地やビジネス街でない土地では、クレジットカードやデビットカードが使えないケースもあり得ます。現金であれば、そうした環境でも利用ができますし、サインや暗証番号の入力といった手続きの必要もありません。ホテルなどで手渡しのチップが必要なケースにも対応できます。

クレジットカード・デビットカードの特徴と主なメリット

クレジットカードやデビットカードについては、多くの国や地域で標準的な決済方法になっています。慣れない土地や通貨であっても比較的スムーズに支払いを済ませることができ、何より両替所等で両替を行ったり、かさばる現金を持ち歩いたりする必要が無いのが利点です。

このほか、一般的なものであれば、Web明細等で支払状況の確認をすることで渡航先でのお金の管理が容易に行えますし、盗難や紛失、購入商品の破損等に対して補償が適用される、あるいは海外旅行傷害保険が付帯されているものもあります。利用実績に応じて貯まったポイントやマイルを使えるのもうれしいですね。

クレジットカードとデビットカードの違い

共通点も多いクレジットカードとデビットカードですが、支払いの仕組みが大きく異なります。

クレジットカードは、一定期間内に決済した金額が毎月決まったタイミングにまとめて引落とされ、「一括払い」の他に「分割払い」や「リボ払い」も選択できます。引落日が決まっていることから複数の支払いをまとめて管理し、計画的に利用することができますし、支払いのタイミングで口座の残高が不足していても限度額までは利用できるのがメリットです。

一方デビットカードは、支払い方法は基本的には「一括払い」のみであり、利用の都度デビットカードが紐づけられている口座の残高から即座に引落としが実行され、支払いが完結します。このため口座の残高の増減について把握しやすく、感覚的には現金に近いものがあるかもしれません。このほか、口座残高不足の場合は支払いができないので使いすぎを防ぐことができるといったメリットがあります。

現金・クレジットカード・デビットカードの留意点

現金・クレジットカード・デビットカード、それぞれの特徴や主なメリットについては、ご理解いただけましたでしょうか。以下では、特徴や主なメリットを踏まえたうえで、これらを海外で利用する際に留意すべき事項について説明させていただきます。

[現金・クレジットカード・デビットカードの留意点]

現金
  • · 外貨現金を準備する方法は何種類もあり、どの方法も一長一短あって選択が難しい
  • · 支払いができない、お釣りが貰えないといったケースがあり得る
  • · 支払いに手間取る
  • · 盗難や紛失、購入商品の破損等に対して補償がない
クレジットカード・デビットカード共通
  • · 不正利用には注意が必要

現金の留意点

現地通貨の現金の準備方法には、クレジットカードやデビットカードを使って現地のATMで引き出す、あるいは、国内外の空港や銀行、両替所等で両替を行うといった方法があります。一般的にいずれの方法でも所定の手数料がかかりますが、手数料率はまちまちです。因みにクレジットカードでATMから現地通貨を引き出す場合はキャッシング扱いとなりますので、「分割払い」や「リボ払い」などを選択していると借入利息に相当する手数料がかさんでしまうおそれもありますので気をつけましょう。このほか、海外でのATM利用時にはATM手数料に加えてオーナー手数料がかかることがありますし、両替で準備する場合は、現地通貨の現金を入手できるのは両替所等の営業時間内に限られるといった点にも注意が必要です。どの準備方法も一長一短あり、慣れていないと選ぶのが難しいかもしれません。

外貨両替の方法については 「2024年6月最新!おすすめの外貨両替方法を徹底比較」 でも詳しく説明しておりますのであわせてご覧ください。

また、先述の通り、キャッシュレス化の進展の影響を受け、一部の国や地域では既に支払いの際に現金が使えない、あるいは使えるものの店舗側の備えが乏しくお釣りが貰えない、といったケースが散見されるようになっております。前述したメリットの反面、近年では現金が使いづらい状況もあり得ることを認識しておきましょう。現金が使える場面であっても、慣れない言語でコミュニケーションを取って慣れない通貨を利用する場合には、支払いに手間取るかもしれませんし、お釣りが間違っていても気が付きづらいかもしれません。焦らず落ち着いて対応するよう心掛けましょう。

このほか、盗難や紛失、購入商品の破損等に対して補償がないことも念頭に置いておくべきです。何かと利点も多い現金ではありますが、日本ほどは治安が良くないところも少なくないため、渡航先によっては持ち歩く額は最小限にとどめておくなど、安全面への配慮が不可欠です。

クレジットカード・デビットカードの留意点

クレジットカードやデビットカードは海外では特に、不正利用の被害に遭わないように注意が必要です。
カードを店員に渡しても目を離さず暗証番号を入力する場合は他人に見られないようにする、利用状況はWeb明細等でこまめに確認するなどといった対策を怠らないようにして不正利用の発生の未然防止に努めるとともに、万一被害に遭った場合には、すぐに発行元のWebサイトやコールセンター等で利用停止の手続きを行うようにしましょう。

海外では現金・クレジットカード・デビットカードを賢く使い分けよう!

これまで見てきたように、現金や一般的なクレジットカード・デビットカードには、それぞれ優れている点もあれば、反対に利用に際して留意すべき点もあります。このため、どれか一つの手段に限定して頼りっきりになることなく、それぞれの特徴をよく理解したうえでこれらを賢く使い分けることが大切です。極力事前に確認をして、渡航先の標準的な決済方法やキャッシュレスの進行状況なども考慮して調整できるようにしましょう

[ご参考:現金・クレジットカード・デビットカードの使い分けの例]

渡航先のキャッシュレス化の状況 進展している 進展していない
主な決済手段 クレジットカード・デビットカード 現金
補完的な決済手段 現金 クレジットカード・デビットカード

どれを選べば良い?海外で利用するデビットカードについて

保有者の多いクレジットカードと違い、デビットカードについてはお持ちでない方もいらっしゃるかもしれません。海外でも利用することを前提とすると、どんなものを選ぶのが良いでしょうか。

国際ブランドが提供しているものを選ぶ

デビットカードは、VisaやMastercardといった国際ブランドが提供しているものとJ-Debitに大別されます。J-Debitは日本独自のシステムであるため、国内だけではなく海外でも利用する場合には、国際ブランドが提供しているものから選ぶようにしましょう。

お持ちの外貨を外貨のまま利用できるものを選ぶ

国際ブランドが提供しているデビットカードにもいくつもの種類がありますが、ご自身の口座の円預金にのみ紐づいているものが一般的です。こうしたタイプのデビットカードは、海外で利用した場合、現地で支払った金額がその都度日本円に換算されて円預金から引落としされます。

ところが中には、ご自身の口座の外貨預金に紐づく仕組みになっていて、ご自身の外貨預金をそのまま海外で利用できるデビットカードもあります。このようなタイプのものであれば、現地で使う外貨を事前に口座に入金しておけば、現地で支払った金額がその外貨預金から引落しされます。
このタイプがユニークなのは、支払いをするタイミングと、円から外貨へ通貨を交換するタイミングを切り離すことができる点です。つまり、支払いのタイミングでは必ずしも通貨交換を発生させる必要は無く、お好きなタイミングで決済に使う外貨の準備ができるということになります。海外へ渡航するまでに時間的な余裕がある場合には、為替相場の状況を踏まえ、なるべく円高・外貨安のタイミングで通貨を交換しておくと、現地でかかるコストを抑えられるかもしれません。

海外で利用するデビットカードはSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ!

海外で利用するデビットカードをお探しなら、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。

GLOBAL PASSは、前項の「どれを選べば良い?海外で利用するデビットカードについて」で紹介した、ご自身の外貨預金をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みの、いわゆる国際型キャッシュカードです。デビット機能を備えており、タッチ決済にも対応しているので、買物等もスムーズに行うことができます。

しかもSMBC信託銀行プレスティアの場合、外貨普通預金は17通貨の取扱いがあり、米ドルやユーロといった主要通貨からオフショア中国人民元等の新興国通貨まで幅広くカバーされているので、ご自身の外貨預金を多くの国や地域での支払いに活用できるのも魅力です。もちろん、外貨普通預金での取扱いのない通貨での支払いも、円普通預金からの引落としで対応しています。

[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]

米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ

GLOBAL PASSであれば、海外で現地通貨の現金が必要になった際には、海外ATM手数料無料で、世界の200以上の国や地域のVisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すことが可能(*3)です。

また、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があるので、渡航先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。

旅行や留学、出張等で海外へ渡航されるご予定のある方は、GLOBAL PASSの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

(*3)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。

まとめSUMMARY

海外で日本のコード決済が使えるケースは非常に稀で、標準的な支払方法は渡航する国や地域によっても異なります。このため、海外渡航の際は、一つの手段に限定せずに、それぞれの特徴をよく理解したうえで、現金・クレジットカード・デビットカードを賢く使い分けることが重要です。極力、現地の標準的な決済方法やキャッシュレスの進行状況などを事前に確認しておいて、渡航先の環境に応じて支払方法を調整できるよう準備しておくのが良いでしょう。

海外で利用するデビットカードをお探しなら、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。タッチ決済にもATMでの現金引き出しにも、お持ちの外貨普通預金がそのまま使えるので、きっと頼れる一枚になるはずです。

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