【2025年版】タイ出張に必要なものは?準備や入国時の注意点、帰国の流れなどを解説

タイには日系企業が多くあるため、出張で訪れる人も多いでしょう。
この記事では、タイへの出張事情や入国にあたって必要な準備などを解説していますので、是非参考にしてください。
※本記事に記載の各種情報は、2025年5月時点のものとなります。
タイの入国条件
日本人が短期のビジネス目的でタイに訪れる場合、滞在期間が30日以内であれば査証が不要です。(*1)
ただし、入国するタイミングでパスポートの残存有効期間が6ヵ月以上であること、1人当たり1万バーツ、一家族当たり2万バーツ相当の現金や資金を所持していることが求められます。
(*1)商用ビザ免除の対象は30日以内の滞在に限られます。(2024年1月1日から2026年12月31日までの3年間の時限措置)
ちなみに、渡航目的が観光の場合は、滞在期間が60日以内であれば査証が不要です。
出張前に確認!渡航に必要な準備

以下では、タイへ出張する際に必要な準備について紹介します。
現地でトラブルにならないためにも、しっかり確認して準備を進めましょう。
商用ビザ免除について
タイ政府は、日本国籍を有する者が短期の商用目的でタイに30日以内の日程で滞在をする場合、商用ビザを免除しています。(*2)
30日以内の滞在であればビザを取得する必要はありませんが、31日以上滞在する場合は必要です。
なお、商用目的の渡航とは、タイの会社との事業展開に関する会合や商談を目的とした渡航を指します。
(*2)商用ビザ免除の対象は30日以内の滞在に限られます。(2024年1月1日から2026年12月31日までの3年間の時限措置)
査証の取得
以下に該当する場合は、査証を取得する必要があるため注意しましょう。
- ● 商用目的で31日以上の滞在をする
- ● 駐在・現地採用で就労する
- ● イベントやコンサートに出演するアーティスト
- ● 映画・ドラマ・テレビ撮影などに参加する出演者および撮影スタッフ
- ● 記者や報道関係者
- ● 教師として就労する
- ● タイの会社でインターンシップをおこなう
ご自身の勤務先の関連企業や子会社を訪問する場合は、上記のいずれにも該当しないため査証は不要です。
なお、査証の取得が必要な場合は、大使館のホームページで詳細を確認しましょう。
航空券とホテルの予約
昨今、日本からタイへの旅行者あるいはタイから日本への旅行者が増えており、飛行機が混みやすくなっているので、早い段階で航空券を確保するとよいでしょう。なお、査証を申請する際には航空券(Eチケット)が必要です。
また、出張先のエリアに応じてホテルも早い段階での予約をおすすめします。連休や長期休みの前後では、航空券やホテルの価格は高くなる傾向にある点に留意しましょう。
保険への加入
必要に応じて、海外旅行傷害保険へ加入することをおすすめします。保険への加入は必須ではありませんが、現地で体調を崩してしまう事態に備える上で保険は有用な存在です。
海外旅行傷害保険へ加入しておけば、現地でケガや病気に関する医療費の補填を受けられます。
日本とは異なる気候で過ごすのはもちろん、慣れない環境でストレスを抱えてしまう事態も想定されます。万が一に備えて、保険へ加入すると安心です。
タイバーツ(現地通貨)の準備方法

タイで使われている通貨はタイバーツ(バーツ)です。タイでは、クレジットカードが使えず現金での支払いが求められる場合もあるため、バーツの現金をある程度用意しておく必要があります。
なお、街中でバーツの現金を調達したいときは、現地のATMが便利です。
ちなみに一般的には、現地のATM利用時に海外ATMオーナー手数料として200バーツほどかかりますが、SMBC信託銀行プレスティアのお客さまのうち、以下のいずれかに該当する方は、この海外ATMオーナー手数料が全額返金されるという特典がありますので、是非この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。
- ● インターネットで新規に口座を開設されたお客さま(*3)
- ● ゴールドステータス(プレスティアデジタルゴールドを含む)のお客さま
(*3)本特典の対象となる期間:口座開設月を含めて6か月目の月末までの間
外貨両替
外貨両替をおこなう際には、空港やホテル、街中の両替所でおこなうのが一般的です。レートを比較した上でバーツを用意しましょう。
なお、空港に到着して両替する人も多いかもしれませんが、空港の両替所は混み合うだけでなく、両替レートが有利とも限らないため注意が必要です。
現金払いが求められるケースもしばしば
タイではキャッシュレス決済が浸透していますが、マーケットやストリートで食事やショッピングをする際には現金払いしか対応していないケースも少なくありません。
現金をある程度持っていないと食事やショッピングを楽しめないかもしれませんので、事前にタイバーツを準備しておく、あるいは柔軟に調達できるようにしておきましょう。
外貨両替をする際の注意点
タイに出張する際にバーツの現金は欠かせませんが、過剰に両替しないように気を付けましょう。
タイは日本よりも物価水準が低い傾向にありますので、一定程度は必要とはいえ、過剰に現金を調達すると持て余してしまう可能性があります。
また、現金を持ちすぎるとスリのターゲットとなる恐れもあるため、注意しましょう。
タイ渡航に必要な持ち物
- ● 現金
- ● 航空券
- ● パスポート
- ● クレジットカード
- ● 国際キャッシュカード
- ● スマートフォン
- ● 変圧器
- ● アダプター
- ● 海外旅行保険証(加入したほうが安心)
他にも、ウェットティッシュや日焼け止めなどもあると便利です。現地での滞在を快適にするためにも、他に必要なものがあれば用意しましょう。
タイ入国時におこなうこと

タイへ入国する際には、タイデジタル到着カード(Thailand Digital Arrival Card: TDAC)への登録が義務付けられています。タイデジタル到着カードは、タイ到着日を含む3日前から登録することができ、入国の際に提示します。このほか、申告するものがある場合には、税関申告書の提出が必要となります。
なお入国審査の際、復路のチケットの提示を求められる場合があるため、パスポートと一緒に用意しておきましょう。
タイを快適に過ごすためには
現地で快適に過ごすためには、気候や服装も考える必要があります。
乾季(11月~2月)は、涼しく晴天が続くため過ごしやすいでしょう。夏季(3月~5月)は、非常に暑く空気が乾燥しています。日焼け止めやサングラスはほぼ必須です。
雨季(6月~10月)は蒸し暑くなり、雨も降りやすい特徴があります。なお、暑いからといって露出が多い服で過ごしていると、寺院への入場を断られることがあるため注意しましょう。
空港からの移動にはGrabがおすすめ

スワンナプーム国際空港からバンコクへ移動する際には、タクシーを配車できるGrabがおすすめです。
地下鉄も走っていますが、Grabのアプリ内で目的地と乗車地を入力して予約を完了させれば乗車地で待機しているだけで済みますし、出張の場合は時間に追われるケースも想定されるため、到着時刻をある程度計算しやすいGrabの利用が合理的な選択と考えられるでしょう。
Grabでは予約時に目的地を設定するため、英語やタイ語に不安がある人でも問題ありません。また、乗車前に定額もしくは概算の料金を把握できるため、安心して利用できます。
なお先にも触れた通り、街中でバーツを調達したいときには、現地のATMを利用するのが便利です。
タイ出張のおすすめスポット
おすすめのゴルフコース
現地のスタッフやビジネスパートナーと親睦を深めるなら、一緒にゴルフをプレーするのもおすすめです。
バンコクは、中心部からクルマを1時間ほど走らせた郊外に、良質なゴルフコースが多数あることでも知られています。最近はタイ人プロゴルファーの躍進も目立つなど、タイのゴルフ人気は想像以上に高く、環境も整っています。
例えば、タイ屈指の名門コースと評される「タイ・カントリークラブ」や「ナワタニ・ゴルフコース」、「アルパイン・ゴルフ&スポーツクラブ」などは、国際大会も開催され、有名プロゴルファーも数多くプレー実績があるコースです。
「ビジネス後に親睦を……」という点では、ナイター営業をしているコースでプレーするのもよいでしょう。「サミット・ウィンドミル・ゴルフクラブ」はバンコク中心部から近く、旅行者に人気です。「パインハースト・ゴルフ&カントリークラブ」は伝統あるコースですが、ナイターでのプレーも可能なのもうれしいポイントです。
バンコクでのおすすめの過ごし方
バンコクには魅力的な観光地がたくさんあります。
仕事の合間に、バンコク3大寺院を巡ったり、本場のタイ料理を味わったり、ムエタイ観戦を楽しんだりするのもよいかもしれません。
日本帰国時の手順

タイから日本へ帰国する際には、税関申告が必要です。日本へ帰国する際は、必要事項を記入した「携帯品・別送品申告書」を用意し、税関に提出することを忘れないようにしましょう。
なお、Visit Japan Webに登録している場合、入国審査や税関申告をオンラインで実施できるため、手続きをスマートに進めることが可能です。
タイ出張にはSMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめ

タイ出張に備えて現地での支払い方法について検討されている方には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。
GLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性からにわかに人気が広がり、発行枚数は40万枚を突破しています。(*4)
GLOBAL PASSの一番の魅力は、ご自身の外貨預金(*5)をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを有している点です。タイバーツをはじめとする世界17通貨の外貨預金を、現地での支払いにそのまま使うことができます。
デビット機能を備えておりタッチ決済にも対応していることから、タイへの出張中のお買物やお食事などの際の支払いにもスムーズに対応可能です。また、タイバーツの現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*6)

出張が長期にわたる場合は、生活費等の支出が多くなることもあるでしょう。
タイバーツのような流通量の少ない通貨は両替手数料が高くなりやすい傾向にありますので、事前にきちんと準備をして、なるべく円高のタイミングを選んでタイバーツを購入し、そのタイバーツをそのまま現地での支払いに充てるといった工夫をすれば、現地でかかる費用を抑えることができるかもしれません。
このほか、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知が届くため、旅行中もお金の管理がしやすく、また不正利用があった際の注意喚起にも役立つことでしょう。
ちなみにSMBC信託銀行プレスティアのインターネットバンキングであるプレスティアオンラインは日本語と英語に対応しており、タイ滞在中にもさまざまな手続きを行うことができます。もちろん、コールセンターに問い合わせすることもできます。
出張でタイに滞在するご予定のある方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*4)2025年5月現在
(*5)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*6)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。