Today's Insight
2026/2/26 14:30作成
DXY:トレンドの見極めは近いか
■ 足元は95.55で底打ちし右肩上がりのトレンドを形成中、97.45付近をメドに下げ渋るか注目
■ 向こう数週間にかけて200日移動平均線98.39がトリガーとなるか、併せて注視したい
ドルインデックス(DXY)は1月27日に95.55で底打ちし、2月5日に97.98まで上昇後は頭打ちとなっているが、足元は2月11日安値96.49と同20日高値98.07を上下にレンジ相場を形成中である。DXYは2月20日に98.07の高値を付けて上伸を阻まれたが、前述の95.55と96.49の2つの安値を結ぶ右肩上がりのトレンドラインが現在97.45付近に推移しており、同水準でサポートされ上昇の勢いが強まるか見極めの時間帯といえそうだ。すでに1月15日高値99.49から同27日安値95.55の下げ幅に対する半値戻し97.52を超えて、61.8%押し97.98に達しており上昇機運は強く、全戻しとなる99.49を目指す展開も想定される。
高市政権が日銀の新たな審議委員2名に金融緩和や積極財政に前向きなリフレ派とみられる学者を起用する人事案を提示したことで、日銀の早期利上げ観測が後退し円安に拍車が掛かったこともわずかにDXY高を後押しした。ただし、トランプ米大統領が相互関税の代替措置として新たな関税措置を発動。グリア米通商代表部代表は、貿易法301条や通商拡大法232条の調査結果によって、一部の国に対して10-15%を超える高関税を課す可能性を示唆しており、米関税政策を巡る不確実性は残る。DXYは200日移動平均線(200DMA)98.39を上抜けても、1月下旬や昨年11月下旬と同様に下向きに推移しており、上昇機運が弱まる可能性もある。200DMAがDXYのトレンドを見極める引き金(トリガー)となるか併せて注視したい。
投資調査部
シニアFXマーケットアナリスト
二宮 圭子



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