台湾でおすすめの食べ物は?絶対に食べたい有名グルメと絶品スイーツ11選!

多様な文化が融合する台湾グルメは、まさに美食の宝庫です。
日本円だと500円以内で食べることができる屋台グルメから、厳選素材を使用した高級料理まで、台湾に来たら必ず食べておきたいグルメを現地在住の日本人ライターが紹介します。
※本記事に記載の各種情報は、2025年7月時点のものとなります。
台湾で食べたい有名な食べ物8選
小籠包(ショウロンポー)

豚ひき肉を小麦粉の皮で包んで蒸した小籠包。熱々のスープとたっぷりの具材が楽しめる、台湾グルメに欠かせない存在です。
皮の厚さや餡など、お店によって味付けが違うのも魅力です。一口食べると中から熱々ジューシーなスープが飛び出します。
天然食材で色付けしたカラフルな小籠包や、トリュフ入り、タロ芋を使ったデザートタイプなど、いろいろなタイプの小籠包をぜひ試してみてください。
筆者のおすすめはやはり「鼎泰豐(ディンタイフォン)」です。台湾には各地に鼎泰豐で修行したシェフによる小籠包のレストランが点在しています。
まず鼎泰豐で本場の味を体験してからいろいろな店を巡ってみてはいかがでしょうか。
魯肉飯(ルーローハン)

ミンチ状にした豚バラ肉を甘辛い醤油味で煮込み、ご飯の上にのせた魯肉飯は、台湾B級グルメの代表格です。とろけるような食感のバラ肉とご飯の組み合わせはやみつきになります。
台北をはじめとする北部エリアでは魯肉飯の名で知られていますが、南部エリアでは肉燥飯(ロウザウハン)と呼ばれています。
昨今日本でも知名度を上げていますが、本場台湾の魯肉飯は八角というスパイスを使用しているものが多く(使用しないお店もあります)、台湾ならではの風味を楽しむことができます。
「黄記魯肉飯」はとろけるようなそぼろの絶妙な味付けが特徴で、サイドメニューも絶品なのでぜひ行ってみてください。
大鶏排(ダージーパイ)

台湾各地の夜市で行列ができる人気グルメで、炸雞排(ザージーパイ)とも呼ばれます。
顔くらい大きなサイズの大雞排は、ガイドブックやSNSでもよく話題になっています。
胡椒の効いたサクサクの衣で包まれたジューシーでやわらかい鶏の胸肉はビールとの相性も抜群です。お店によって唐辛子パウダーを加えたり、甘辛ソースでコーティングしたりと個性もさまざまです。
台湾を代表する夜市・士林夜市にある「豪大大雞排(ハオダーダージーパイ)」は行列のできる大鶏排の元祖の店と言われています。夜市の雰囲気を楽しみながら大きな大鶏排にかぶりついてみてください。
牛肉麺(ニューローメン)

台湾の麺類の代表格と言える牛肉麵。もともと農業社会だった台湾において牛は大切な働き手であり、日本統治時代以降に普及した食べ物といわれています。
もちもち食感の中太麺と、牛骨を使用したコクのある濃厚なスープ、長時間煮込まれたやわらかい牛スジ肉(または牛バラ肉)が特徴です。
漢方の味を効かせた辛めのスープが主流ですが、台北発祥といわれるあっさりしたスープの清燉牛肉麵(チンドゥンニューローメン)もおすすめです。
グルメの激戦区・永康街にある「永康牛肉麵(ヨンカンニュウロウメン)」は地元民が集う超人気店。コクある濃厚スープは一度味わうと忘れられません。
胡椒餅(フージャオビン)

大雞排と並んで台湾夜市の超人気グルメの一つ、胡椒餅。中国の福州がルーツともいわれています。
中華風のパイのようなサクサクした生地の中には、胡椒とネギが効いたスパイシーでジューシーな豚肉の餡がたっぷり入っています。
アツアツをひと口頬張れば、口いっぱいに肉汁がたっぷり広がるでしょう。
屋台では一つずつ手作りされ、石窯の中にペタペタと貼り付けて高熱で焼き上げる様子が、台湾夜市の名物となっています。
龍山寺エリアにある「福州元祖胡椒餅(フージョウユェンズーフージャオビン)」は、台湾人の美食家たちも絶賛の人気店。整理券をもらったりと購入までに少し時間がかかりますが、並ぶだけの価値がある名店です。
蚵仔煎(オアチェン)

蚵仔(オア)は牡蠣を、煎(チェン)は多めの油で揚げるように焼くことを意味します。
卵に地瓜粉というサツマイモ由来の片栗粉を溶き、葉野菜と牡蠣を加えて鉄板の上で焼いた台湾式オムレツです。
甘辛いソースとプリプリの牡蠣、そしてでんぷん質を含んだ卵の独特なもちもちとした食感は、日本ではなかなか体験することができません。目の前の鉄板で焼いてくれるので、その様子を見るのも楽しいでしょう。
寧夏夜市にある「圓環邊蚵仔煎(ユェンファンビエンオアザイジエン)」は 1965年創業の老舗で、台南直送の新鮮な牡蠣を使用しています。
麺線(メンシェン)

そうめんのように細い麺を、とろみのあるかつおだしベースで煮込んだ麺線。
台湾の沿岸部で農民たちが食事として、麺麺の中にスタミナ源として牡蠣を加えて煮込んだのがはじまり(※諸説あり)といわれています。
南部エリアでは牡蠣、北部エリアでは豚の大腸が入った麺線が多く見られ、だしの効いたとろとろのスープにパクチーやニンニクをトッピングするなど、お店によってさまざまなスタイルの麺線が楽しめます。
お椀に盛る早技が話題の超人気店「阿宗麺線」や、士林夜市にある「阿輝麺線」もおすすめです。
火鍋(フォグオ)

代表的な漢方や生薬を加えて作るピリ辛鍋、麻辣火鍋(マーラーフォグオ)や、発酵させた酸味のある白菜と豚の三枚肉で作る酸菜白肉鍋(サンツァイバイローグー)、たっぷりのごま油で食材を炒めてから作る石頭火鍋(シートウフォグオ)などがあります。
台湾では夏でも食べるほど火鍋は人気のグルメです。
食べ放題スタイルのお店が多く、麻辣火鍋に関しては2種類のスープを一度に楽しめるお店が多いのも特徴です。
台湾の火鍋チェーン「馬辣頂級麻辣鍋(マーラーディンジーマーラグオ)」は地元民が通う人気店。日本ではあまり見られない具材もたくさんあるので、台湾ならではの火鍋体験ができるでしょう。
台湾のおすすめスイーツ3選
豆花(ドウファ)

豆乳から作られる豆花は、つるんとしたなめらかな舌触りとやわらかい食感が楽しめる台湾伝統のスイーツです。
大豆そのものの味が楽しめる甘さ控えめなタイプや、プリンのように滑らかな食感のタイプなど、お店によって個性が光ります。
小豆やハトムギといったヘルシーな食材を自分好みにトッピングしてくれるお店が多く、冬はホットで、夏はかき氷を加えるなど、台湾では一年を通して親しまれています。
黒豆で作った豆花もおいしいので、ぜひ挑戦してみてください。
珍珠奶茶(タピオカミルクティー)

珍珠奶茶ことタピオカミルクティーは日本でもブームとなった人気ドリンク。元祖といわれるお店は台中にあり、台湾全土に店舗を展開しています。
もちもちとしたタピオカの食感と、お茶の本場台湾ならではの風味豊かなミルクティーの組み合わせは、一度飲んだら忘れられない味になるでしょう。本場の味をぜひ体験してみてください。
黒糖風味のタピオカを使ったものや、茶葉を使わず、ミルクだけで作ったタイプも人気です。
いろいろなお店の味を飲み比べてみるのもいいかもしれません。お茶の甘さも通常、微糖、無糖から選べます。
芒果冰(マンゴーかき氷)

台湾の夏の風物詩といえばマンゴー。
ミルク味のかき氷に、とろけるような滑らかな食感の甘酸っぱいマンゴーがたっぷりのった芒果冰は、夏の台湾旅行で必食のデザートです。
6月半ば頃から提供を始める店が多く、行列ができて待ち時間が必要な場合もあるので、インターネットで事前に状況を確認するのをおすすめします。
マンゴーはウルシ科で、食べすぎるとアレルギーが出る人もいるのでご注意ください。
台南や屏東のマンゴー産地で、フレッシュなマンゴーがたっぷりのった芒果冰を食べてみるのもおすすめです。風味や甘さが格段に違います。
【2025年】台湾で最近流行りの食べ物

今、台湾では空前のクロワッサンブームが到来しています。
もともと台湾には、金牛角(キンギュウカク)というクロワッサンの形をした素朴な味わいのパンが存在します。
台湾名産のタロイモを練り込んだ生地や、台湾茶とカスタードを混ぜたクリームをサンドしたものなど、台湾独自のクロワッサンが次々に誕生しています。
見た目も通常タイプ以外にリボン型のものや、7色のカラフルなタイプなどさまざまです。日本とは違った個性豊かなクロワッサンをぜひ味わってみてください。
台湾は外食が多い?日本の食事事情との違い

台湾では共働き世帯の割合が非常に高く、普段外食をする人の割合も多いと言われています。
台湾の街のいたるところに地域住民が通う食堂や屋台が存在し、朝食や夕食時には多くの人々で賑わいます。
また、好きな料理を好きなだけ盛り、重さやおかずの種類によって値段が決まる自助餐(ジージューツァン)というお店もあり、会社帰りに家族の分を購入して家で食べるスタイルも一般的です。ここ5年ほどで急激に拡大しているデリバリーサービスを利用する人も増えました。
台湾も日本と同様に物価高が続いており、一度の外食にかかる費用は値上がりしていますが、材料を一から揃えて時間をかけて料理をするよりも、手間がかからない外食を選んだ方が効率的だと考える人が多いようです。
もちろん健康や節約志向で自炊をする台湾人も増えつつあります。
台湾での食事に現金は必要?

台湾でも日本と同様にキャッシュレス化が急速に進んでいます。
SNSアプリのキャッシュレス決済や、交通系ICカードなどは、コンビニやレストランなど、さまざまな場所で使用が可能です。
最近は夜市の屋台でもキャッシュレス決済を導入するお店が増えてきましたが、一方で、一般的に街の小さな食堂や屋台では現金のみを受け付けているお店が多いのが現状です。
そのため、台湾旅行では常に台湾ドル(TWD)の現金を持ち歩くことをおすすめします。
台湾への渡航には、プレスティアの「GLOBAL PASS」が便利

台湾への渡航には、SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSがおすすめです。
GLOBAL PASSはいわゆる国際型キャッシュカードで、その利便性から海外旅行好きの方々の間でにわかに人気が広がり、累計発行枚数は40万枚を突破しています。(*1)
台湾渡航に際し、GLOBAL PASSで台湾ドル(TWD)建ての支払いを行うと、ご利用金額の全額がVisaの定める為替レートに所定の事務手数料(3%)を上乗せしたレートで円貨換算され、円普通預金から引き落とされます。
先述の通り台湾ではキャッシュレス化が進んでおりますが、GLOBAL PASSはデビット機能を備えておりタッチ決済にも対応していることから、お買物やお食事などの際の支払いにもスムーズに対応可能です。
また、台湾ドル(TWD)の現金が必要になった場合には、VisaまたはPLUSマークのついたATMを利用して引き出すこともできます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*2)
さらにGLOBAL PASSは、口座に米ドルを預けておけばその米ドルで決済ができるので、台湾の免税店でのお買物などで米ドルを使用して支払いをする場合などにも大変便利に利用できます。
台湾はもちろん、諸外国へ旅行に行くご予定がある方は、SMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設およびGLOBAL PASSのお申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*1)2025年7月現在
(*2)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。