韓国で有名な食べ物は?定番・流行りのグルメや現地で役立つアプリを紹介

現地のおいしい料理を味わうことは、旅の醍醐味のひとつです。
「韓国料理は辛い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は初めての方でも食べやすいマイルドな味のメニューも豊富にあります。
この記事では、韓国ならではのおいしい定番グルメをご紹介します。
※本記事に記載の各種情報は、2025年7月時点のものとなります。
韓国の食べ物といえばこれ!定番グルメ11選

韓国に行ったら絶対食べたい定番&鉄板メニューをご紹介します。
キムチ

韓国の伝統的な発酵食品であるキムチは、韓国料理の副菜として欠かせない存在です。
白菜キムチがよく知られていますが、大根を使ったカクテキ、キュウリを漬け込んだオイキムチ、また、牡蠣やサキイカのキムチなど、さまざまな種類があります。
発酵具合によってコクが深まるため、キムチチャーハンやキムチチゲには、発酵が進んだ酸味の強いキムチが使われます。
サムギョプサル屋などの焼肉店で出てくるキムチは、鉄板の上でよく油をなじませて焼き、お肉と一緒にサンチュで巻いて食べるのもおすすめです。
筆者のお気に入りは、南大門市場(ナムデムンシジャン)にある鶏煮込みスープ・タッコムタンの老舗店「タッチンミ」)の白菜キムチとカクテギ。
あっさり味のスープとの相性が抜群で、一緒にいった友人が必ずごはんをおかわりしてしまうほどの名店です。
ビビンバ

ビビンバは、ご飯の上にもやしやホウレン草、ニンジン、きのこなどのナムルや肉、卵などをコチュジャンなどの調味料と一緒に混ぜて食べる料理です。
どこのお店で食べてもまずハズレがないので、筆者はふらりと入ったお店やフードコートではビビンバを注文することが多いです。「今日は野菜をたっぷり食べたいな」というときもおすすめのメニューです。
色とりどりの美しい盛り付けを崩してしまうのはもったいないように思えるかもしれませんが、しっかり混ぜてから食べることによって真のおいしさが味わえます。
付け合わせのもやしスープを1~2さじ入れてから、ごはんがつぶれないようにお箸で混ぜるのがコツです。
味を確かめながら、コチュジャンを少しずつ加えてみてください。
サムギョプサル

日本でもすっかりメジャーになったサムギョプサルは、豚バラ肉の焼肉料理です。
厚めのかたまり肉を提供するお店だけでなく、薄切りの冷凍サムギョプサルをサッと焼いて食べるスタイルのお店も人気です。
サンチュやケンニプ(エゴマの葉)をはじめ、ミョンイナムル(行者ニンニクの葉の醤油漬け)やナムルなど、さまざまな付け合わせが出てくるので、肉料理ながら野菜がたっぷりとれるところも魅力のひとつです。
サムギョプサルのお店で提供される合わせ味噌のサムジャンは、スーパーやコンビニ、免税店などで販売されているので、お土産としてもおすすめです。
韓国風焼肉をご自宅でも楽しむことができるほか、野菜スティックの味噌ディップにもぴったりです。
参鶏湯(サムゲタン)

丸鶏の中にモチ米や高麗人参、ナツメなどを詰めて煮込んだスープ料理です。
夏バテ防止やスタミナ回復に効果があるとされ、日本でうなぎを食べる「土用の丑の日」のように、韓国には参鶏湯を食べる「伏日(ボンナル)」という日があります。
「伏日」は初伏・中伏・末伏の3日あり、陰暦で数えるため、日にちは毎年変わります。
ソウルで一番有名な参鶏湯専門店と言えば、景福宮駅に近い「土俗村(トソクチョン)」でしょう。
伝統家屋の風情あるたたずまいも必見です。
フライドチキン

鶏料理の人気が高い韓国。なかでもフライドチキンは、ビールのお供に欠かせない料理です。
辛いものがお好きな方は、甘辛いタレを和えたヤンニョムチキンや、青唐辛子のフライドチキンにもぜひチャレンジしてみてください。
明洞(ミョンドン)の「栄養センター」では、参鶏湯とフライドチキン、ローストチキンなどのさまざまな鶏料理が味わえます。
カンジャンケジャン

カンジャンケジャンは、生のワタリガニを醤油ベースのタレに漬け込んで熟成させた料理です。
ニンニクやショウガ、唐辛子がきいた醤油ダレと、カニの身や内子(卵巣)の甘みが絶妙にマッチし、ごはんがとまらなくなることから、韓国では「ごはんどろぼう」と呼ばれています。
筆者のおすすめは、新沙駅そばの「元祖馬山ハルメアグチム」です。
あらかじめ身がほぐしてあるカンジャンケジャンのビビンバや、生きたテナガダコをぶつ切りにしてゴマ油と塩でいただく「サンナクチ」などのメニューも揃っています。
キムチチゲ・スンドゥブチゲ・プデチゲ

韓国といえば、チゲ料理は外せません。
鍾路(チョンノ)に位置する「トゥペギチッ」は、1988年から愛され続けているチゲ料理の老舗です。
メニューは、キムチチゲとスンドゥブチゲ、そして味噌チゲとタニシ入り味噌チゲの4種類のみ。お昼時は地元のお客さんで賑わいます。
また、ソーセージやスパム、ラーメンなどが入ったプデチゲは、子どもにも大人気のメニューです。
新沙(シンサ)のカロスキル近くに位置する「松炭(ソンタン)プデチゲ本店」は韓国の芸能人も足繁く通うプデチゲ専門店です。
24時間営業なので、早朝や深夜にも利用できるところもうれしいポイントです。
トッポッキ(トッポギ)

「トッポッキ(トッポギ)」筒状の米餅(トック)を甘辛いタレで炒めたトッポッキは、韓国の代表的な屋台メニューです。プンシクチッと呼ばれる軽食屋でも販売されています。
エビやイカなどのティギム(天ぷら)やゆでたまご、揚げ餃子などを追加して、ソースをつけながら食べるのもおすすめです。
また、東大門(トンデムン)エリアからも近いトッポッキ発祥の地「新堂洞(シンダンドン)トッポッキタウン」には、屋台フードを超えた“食事”としてトッポッキを楽しめる専門店がずらりと並んでいます。
シメにごはんやチーズを入れて、チャーハンにするのもおすすめです。
キンパ

日本でもおなじみのキンパは、ナムルやカニカマ、卵焼きなどが入った韓国式の海苔巻きです。塩とゴマ油の風味がくせになる味わいです。
明洞をはじめ、各地に店舗を展開する「SCHOOL FOOD」などには、さまざまなキンパが揃っているので、ぜひお気に入りの味を探してみてください。
チヂミ

チヂミとは、小麦粉や片栗粉の生地に、野菜や海鮮、肉などを混ぜて平たく焼き上げた料理です。韓国では「ジョン」と呼ばれ、マッコリのお供としても知られています。
お好み焼きのような形のものが日本ではよく知られていますが、韓国では白身魚やエホバク(朝鮮カボチャ)、豆腐などに薄く衣をつけて焼いたピカタのようなジョンも一般的です。
韓国ならではのジョンを食べてみたいという方には、孔徳市場(コンドクシジャン)のチヂミ横丁がおすすめです。数十種類のジョンが並び、1個から購入することができます。
冷麺

冷麺は、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)や咸興(ハムフン)が発祥とされる麺料理で、「平壌冷麺」と「咸興冷麺」の2種類があります。
「平壌冷麺」は蕎麦粉をベースとした細麺で、牛肉や鶏肉ベースの澄んだ冷たいスープが特徴です。
一方「咸興冷麺」にはジャガイモやサツマイモのでんぷんが使われているため弾力があり、ヤンニョムジャンと呼ばれる辛いソースで和えたビビン冷麺が主流です。辛いものが好きな人は、ぜひビビン冷麺にも挑戦してみてください。
ソウルでは、1946年創業の老舗プルコギ店「ウレオク」が冷麺の名店としても知られています。
韓国の人気屋台グルメ・スイーツ3選

続いて、おやつにぴったりのストリートフードをご紹介します!
ホットク

小麦粉やモチ米粉の生地にハチミツや黒砂糖、シナモン、クルミやピーナツなどのナッツを詰めて、鉄板でカリッと焼き上げた韓国おやきのホットク。もちもち&サクサク食感の生地と、熱々の甘いあんが絡み合う人気スイーツです。
筆者のおすすめは、安国駅そばに本店を構える「三清洞(サムチョンドン)ホットク」です。
ハチミツ入りやあんこ入りなどの甘いホットクだけでなく、チーズ、チャプチェ、プルコギといったしょっぱい系の具材も充実しているので、朝ごはんや軽食にもぴったりです。
トルネードポテト

薄くスライスしたジャガイモをらせん状に串に刺して揚げた、見た目も楽しいスナックです。
ソウルの明洞をはじめ、広蔵市場(クァンジャンシジャン)や弘大(ホンデ)など、観光客の多いエリアで販売されています。
最近は、チーズやハニーバターなどのパウダーが用意されている屋台も多いので、お好みの味を楽しんでみてください。
タンフル

タンフルとは、フルーツを竹串に刺し、飴で薄くコーティングしたスイーツです。
イチゴやブドウ、マスカット、パイナップルなどのフルーツが使用され、飴のパリッとした食感とフルーツのジューシーさが特徴です。中国の「糖葫芦(タンフールー)」がルーツといわれています。
ソウルの観光地には、明洞駅などにある「タルコムワンガタンフル」、新堂駅の「ファンジェタンフル」などの専門店があります。
【2025年】韓国現地で最近流行りの食べ物
続いては、今韓国の現地で流行っているグルメを紹介します。
●カップピンス

韓国で人気のかき氷・ピンスを手軽に食べられる「カップピンス」が人気を集めています。
アイスコーヒーのように、プラスチックカップで提供されるため、1人前からテイクアウトが可能です。
大手コーヒーチェーン「MEGA COFFEE」をはじめ、さまざまなコーヒー店から各種カップピンスが発売されています。
●カムジャパン

見た目もジャガイモ(カムジャ)そっくりな、マッシュポテト入りのパンがカムジャパンです。
米粉を使ったもちもち食感のパンの中に、ほんのり甘いじゃがいもペーストがたっぷり入っています。
ジャガイモの名産地である江原道(カンウォンド)で生まれ、今では全国のカフェやパン屋さんの人気メニューになりました。
サツマイモ(コグマ)ペースト入りのコグマパンも登場しています。
●羊羹

羊羹は、韓国でも古くから愛されているスイーツの一つです。
最近は、味のバリエーションが豊富になり、パッケージが美しい高級羊羹が続々と登場しています。
ソウル駅などに店舗を展開している「クムオッタン」には、小倉や白あん、抹茶、栗入りなどの定番商品だけでなく、カボチャ、ミルクティ、柿、ナツメなど、さまざまな味の羊羹があります。
●フルーツ大福

聖水(ソンス)に本店を構える「ハンジョンソン」は、オープン以来、行列が絶えないテイクアウト専門のフルーツ大福店です。
いちご大福をはじめ、抹茶いちご大福、みかん、イチジク、甘柿など季節によってラインナップが変わり、あんバターやピスタチオが入ったドバイチョコ味といったユニークな大福も楽しめます。
ちなみに「ハンジョンソン」は「The Hyundai Seoul」(ソウルにあるデパート)などにも支店がありますので、お買物のついでに訪れるのもおすすめです。
韓国で飲食店を探すなら?韓国で役立つ地図アプリ&検索のコツ
韓国では、国家安全保障の観点から地図データの国外提供が規制されているため、日本と異なり「Googleマップ」の徒歩ルート検索や詳細な経路案内を利用できないことがあります。
そのため、韓国で飲食店を探す際は、「Naver Map」や「Kakao Map」のアプリが便利です。
「Naver Map」は言語設定を日本語に変更して使えますが、「Kakao Map」は日本語に対応していないため、英語か韓国語での検索が必要です。
「Naver Map」では地図の検索ボックスのすぐ下に「restaurant」「café」「CVS」などの検索ワードが表示されるので、ここをタップすると検索が可能です。
「Kakao Map」の場合も、地図の検索ボックスをタップすると、その下に「food」「coffee」「conv store」などの検索ワードが表示されます。
韓国へ旅行をする際は使ってみると便利でしょう。
韓国旅行には、プレスティアの「GLOBAL PASS」がおすすめ

韓国のキャッシュレス普及率は約99%に達しており、日本の約3倍に相当します(一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2024」)。
近年は、多言語対応のセルフ注文端末機「Kiosk」が導入されているカフェや飲食店も多く、クレジットカードやデビットカードがあれば、席でスムーズに注文からキャッシュレス決済までおこなえます。
ただし、交通系ICカードへのチャージや屋台、市場での利用に備えて、ある程度の現金は用意しておく必要があります。
しかしながら、現地の銀行や両替所では5~10%程度の手数料がかかることも少なくありません。
このため韓国ウォンの現金を用意する際には、両替所で両替するよりも、クレジットカードでキャッシングをする、あるいはSMBC信託銀行プレスティアが発行するGLOBAL PASSを使って引出すほうが手数料は割安になるケースが少なくないと考えられます。(*)
なお、現地のATMでGLOBAL PASSを使って韓国ウォン(KRW)の現金を引出した場合は、ご利用金額の全額がVisaの定める為替レートに所定の事務手数料(3%)を上乗せしたレートで円貨換算され、円普通預金から引き落とされます。
また、GLOBAL PASSを使えば、口座に預けた米ドルを、海外での米ドル建ての決済に充てることもできます。
韓国の免税店では商品がドル表示されているため、免税品のショッピングをする際にも便利でしょう。
韓国はもちろん、諸外国へ旅行に行くご予定がある方は、SMBC信託銀行プレスティアの預金口座を開設して、GLOBAL PASSの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
(*)現地のATMでGLOBAL PASSを使って韓国ウォンの現金を引き出す際、海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。