用語集
あ行
アクティブ運用
目安となる指数(ベンチマーク)を上回る運用成績を目指す運用方法です。
例えば日本株で運用する投資信託の場合、日本株の代表的なインデックスである日経平均株価やTOPIX等をベンチマークとして、それを上回る成績を目指します。
アセットアロケーション
運用する資金を国内外の株や債券等にどのような割合で投資するのかを決めることです。アセットとは「資産」、アロケーションとは「配分」という意味を持っています。
資産は、大きく分けて「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品・金」など、同じような特性を持つ商品のグループを指します。アセットアロケーションは、資産状況やリスク許容度、運用目的等によって人それぞれ適切な配分が異なります。
インデックスファンド
日経平均株価などの市場インデックスに連動した運用成果を目指す投資信託です。
インデックスには日経平均株価やTOPIX、NYダウ等の株価指数のほか、債券指数、REIT指数などがあります。一般的に、アクティブ運用の投資信託よりも信託報酬が低いことが多いです。
運用会社
お客さまから販売会社経由で振り込まれたご資金をまとめて調査・分析に基づき運用します。運用結果についての報告書(運用報告書)を作成します。
SMBC信託銀行では、国内籍ファンドの場合は委託会社を、外国籍ファンドの場合は投資顧問会社、投資運用会社、または管理会社を表示しています。運用会社名は略称で表示している場合があります。
運用報告書
運用会社が決算期毎に作成する文書です。運用実績、収益、費用、今後の運用方針等を確認できます。
か行
株式セクター
投資信託の保有銘柄、及びMorningstarが保有する個別銘柄情報をもとに、株式セクターに分類したものです。株式のみが対象で、株式の比率を100として比率を再計算しています。セクターは大分類(景気循環、景気敏感、景気非連動)ごとに小計されて表示されます。
株式投資スタイル
株式投資スタイルボックスは、3×3の分類を、縦軸に時価総額、横軸に割安性/成長性として、ファンドの投資スタイルを表します。
「大型・中型・小型」は、時価総額をベースに、上位70%を大型、上位70%未満下位10%以上を中型、下位10%未満を小型に分類します。
横軸の「割安・コア・成長」は、PER、PBRなどの割安指標と、利益成長率などの成長指標をベースに、割安型、成長型、その中間のコア型に分類します。
為替ヘッジ
海外の株式や債券などに投資する場合に、主に、円高が進んで為替差損が出る為替リスクを回避するために行います。
為替ヘッジを行うことにより、通貨間の金利差に応じてヘッジコストがかかります。為替ヘッジがないファンドよりも、為替による損益への影響を小さくすることを目指しています。
換金時手数料
ファンドによっては設定されている解約時にかかる手数料のことです。詳しくは目論見書をご確認ください。
基準価額
投資信託の信託報酬など、ファンドに直接かかる経費が差し引かれた後の受益権1口当たり(もしくは1万口当たり)の時価を示す価額です。
基準価額はファンドの純資産総額を受益権口数で割って算出します。基準価額は日本または現地での市場取引が終了した後に決定されるため、表示された基準価額は実際の注文に適用されるものではありません。更新が予告無く遅延する場合もありますので、ご了承ください。
※表示されている基準価額は、モーニングスター・ジャパン株式会社が各プロバイダより入手した情報です。
※外国籍投信は、原則、最新の現地の基準価額にて表示されております。取引報告書などに記載される国内における約定日の基準価額とは異なります。詳細につきましてはお問合せください。
クローズド期間
ファンドによっては運用開始後、一定期間解約ができない期間を設けています。この期間をクローズド期間といいます。
さ行
債券投資スタイル
債券投資スタイルボックスは、3×3の分類を、縦軸に平均格付け、横軸に平均実効デュレーションとして、ファンドの投資スタイルを表します。
縦軸の「高格付・中格付・低格付」は、ファンドの平均格付けがAA格以上のものを「高格付」、AA格未満BBB格以上を「中格付」、BBB格未満のものを「低格付」に分類します。
横軸の「短期・中期・長期」は、平均実効デュレーションをベースに、短期・中期・長期のいずれかに分類します。
シャープレシオ
パフォーマンス評価指標のひとつです。リスクを考慮したリターンであり、価格変動性を示すリスク(標準偏差)1単位あたりのリスクフリーレートに対する超過リターンから計測されます。一般的に、シャープレシオが高いほど運用の効率性が高いとされています。
純資産総額
信託財産の保有資産(株式、債券、現金等)総額から負債総額を差し引いた、投資信託の時価総額のことです。運用成果と追加設定・解約に伴う受益権の増減により変化します。純資産総額は投資信託の規模を示しています。
収益分配金
ファンドの決算期に運用によって得た収益を、運用会社が定める収益分配方針に基づき、受益者に支払われる分配金を指します。収益分配金には、税法上の課税扱いとなる「普通分配金」、非課税となる「元本払戻金(特別分配金)」があります。
初回最低購入金額
ファンドへの投資を始めるのに必要な最低金額です。初回最低購入金額はファンド、通貨ごとに異なりますので、詳しくは目論見書をご確認ください。
信託期間
ファンドが設定されてから償還されるまでの期間のことです。
信託財産留保額
投資家がファンドを信託期間の途中で換金する際に差し引かれる一定の金額です。受益者間の公平を確保し、ファンドを安定的に運用する目的のため信託財産に留保されます。手数料とは別に費用として信託財産に繰り入れられます。ファンド、投資対象通貨により異なりますので、詳しくは目論見書をご確認ください。
信託報酬・管理報酬
ファンドの運用期間中に信託財産から間接的に徴収される手数料です。一般的に国内投資信託では信託報酬、外国投資信託では管理報酬と呼んでいます。
信託報酬は委託会社、受託会社(銀行)、販売会社がそれぞれの業務に対する報酬として受取ります。
信託報酬・管理報酬はファンドごとに異なりますので、詳しくは目論見書をご確認ください。
スイッチング
株式重視、債券中心といったように性格の異なるいくつかの投資信託をまとめてアンブレラファンドとし、その枠組みの中で、投資環境の変化、投資方針の変更に応じて、お客さまが投資信託を転換(=スイッチング)していくことができる機能のことです。
成功報酬
一定の運用成果を達成した際に信託財産から成功報酬を間接的に徴収する場合がございます。成功報酬を採用するファンドと採用していないファンドがあります。成功報酬はファンドごとに異なりますので、詳しくは目論見書をご確認ください。
た行
追加申込単位
追加購入時に必要な最低金額のことです。
投資エリア
ファンドの投資収益の源泉となる地域をいいます。目論見書等の記載により、主たる投資収益の源泉の地域を判断しています。
なお、組み入れ資産の投資先とする市場と実際の投資収益の源泉となる地域は異なる場合があります。
投資信託説明書(交付目論見書)
SMBC信託銀行では、投資信託説明書(交付目論見書)をご参考のためにインターネット画面に掲載しておりますが、契約締結前交付書面としての交付ではございません。
従いまして、当画面にて目論見書をダウンロードされた場合でも、投資信託のお取引に際しては、支店店頭、お電話による郵送依頼またはインターネットバンキングでの閲覧の方法でお受取りいただく必要がございます。
投資対象
ファンドが主に運用対象としている資産の種類や分類のことです。SMBC信託銀行では独自に次の5つに大別しております。
- 株式ファンド
- 株式とは、株式会社が出資金を集めるために発行するものです。株式を購入すると株主となり、その会社の業績が好調なら、株価の値上がり益や配当が期待できます。しかし、会社の業績が悪化すれば株価が値下がりして、損失を被ります。株式型のファンドの場合は、主にこの「株式」を中心に運用を行います。
- 債券ファンド
- 債券とは、国や地方自治体、企業などが、資金を借りるために発行する借用証書です。定期的な利息が期待できます。満期まで保有すると額面金額で償還されますが、債券発行企業などが倒産した場合など、債務が返済できない状況に陥った場合はお金が戻ってこないこともございます。債券型のファンドの場合は、主にこの「債券」を中心に運用を行います。
- ハイイールド・エマージング債券ファンド
- 比較的利回りの高い債券(ハイイールド債券)、またはアジアや中南米諸国等、今後高い経済成長が期待される新興経済国(エマージング諸国とも呼ばれます)の債券を中心に運用を行います。
- バランスファンド
- 株式・公社債など複数のアセットクラスを投資対象とするファンドのことです。それぞれの投資環境において異なる値動きのする銘柄やアセットクラス、また異なった地域に分散投資することで、保有財産全体の値動きを安定させる運用を行います。
- REIT・その他のファンド
- REITとは、主に賃貸不動産やテナント等に投資する不動産投資信託を投資対象とするファンドのことです。また上記のカテゴリーに属さないファンドも含まれます。
当初申込単位
新規購入時に必要な最低金額のことです。
騰落率
ある期間で、基準価額がどれだけ上昇あるいは下落したかを表すリターン(変化率)のことです。当該期間中に支払われた税引前収益分配金も含めて計算されます。騰落率は、購入/解約時の手数料や税金は考慮されていないため、実際の投資家利回りとは異なります。
SMBC信託銀行では、ファンド詳細画面の「騰落率(年率)」の表部分を除き、騰落率は年率換算していない値を表示しています。
な行
ノーロードファンド
お申込手数料が0円のファンドです。
は行
標準偏差
投資の世界で代表的な投資のリスク尺度で、ある期間の月次リターンが平均月次リターンからどの程度乖離しているかを示しています。標準偏差の値が大きいほど、リターンのばらつきが大きくなり、リスクが高いということになります。
ファンド名
投資信託の名称です。
平均実効デュレーション
ファンドが保有する債券の、デュレーションの加重平均で、金利変動に対する感応度を表します。デュレーションの数値が大きいほど金利変動に対する感応度が高いといえます。
平均実効満期
ファンドが保有する債券の、満期までの期間の加重平均です。一般的に、満期までの期間が長いほど金利変動に関する感応度が高いといえます。
平均信用格付け
ファンドが保有する債券の、信用格付けの加重平均で、債務支払いの確実性等を評価する指標です。AAAがもっとも高い格付けで、AA、A、BBB、BB、Bの順に格付けが低くなります。
ポートフォリオ・プロファイル
モーニングスター・ジャパン株式会社およびMorningstar, Inc.が提供する豊富なファンド情報を資産配分、投資地域(株式のみ)、株式セクター、株式投資スタイル、債券投資スタイル、上位保有銘柄のカテゴリーで表示します。タイトル「ポートフォリオ・プロファイル」横の日付は情報の取得日です。
ファンドによって、情報の表示方法が一部変則的な場合があります。
ファンドが組入れている投資ファンドに保有銘柄データが登録されていない場合や、債券投資スタイルの属性データが登録されていない場合には、以下のような表示方法となることがあります。
バランス型ファンドでは、
- 資産配分が「その他」となり、それ以外の数値の表示がない場合があります。
- 債券投資スタイルボックスのみ、数値の表示がない場合があります。
債券型ファンドでは、
- 資産配分が「その他」となり、債券投資スタイルボックスに数値の表示がない場合があります。
- 債券投資スタイルボックスのみ、数値の表示がない場合があります。
株式型ファンドでは、
- 資産配分が「その他」となり、それ以外の数値の表示がない場合があります。
CB型ファンドでは、
- 資産配分が「その他」と認識されます。
REIT型ファンドでは、
- 資産配分が「株式」と認識されます。
コモディティファンドでは、
- 資産配分が原則として「その他」に分類されますが、先物に投資する場合は「キャッシュ」のウェイトが高くなります。
ファンドが直接組入れている投資ファンドや、保有銘柄データがない場合は、
- 「データがありません」と表示されます。
本情報は、モーニングスター・ジャパン株式会社およびMorningstar, Inc.が信頼できると判断した資料に基づいていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本情報を利用して行ったいかなる投資の判断、損失、損害に責任は負いません。
関連用語については以下のリンク先でご確認ください。
ま行
申込通貨
投資信託がどの通貨で取引されているかを表す通貨です。基準価額や純資産総額も申込通貨で表示されます。原則、投資信託を申込む際は、申込通貨建てで購入します。
申込手数料
ファンドお申込時に、販売会社へ支払う手数料です。各ファンドで手数料は異なり、申込手数料がかからないものもあります。詳しくは目論見書をご確認ください。