外貨預金とは?メリットやデメリット、銀行選びのポイントについて解説
外貨預金とは、日本円ではなく、米ドルやユーロなどといった外国の通貨(=外貨)で預け入れる預金のことです。
最近では物価が上がり、円の価値も下がっていることから、円安によるインフレへの対策として、外貨預金を始めようと検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外貨預金の特徴や意義、メリットやデメリット、外貨預金を預け入れる銀行選びのポイントなどについて解説します。
是非参考にして、ご自身に合った運用方法、銀行選びにお役立てください。
※本記事に記載の内容は、2026年3月現在の情報に基づくものです。
外貨預金とは?
外貨預金の特徴
外貨預金とは、日本円ではなく、米ドルやユーロなどといった外国の通貨(=外貨)で預け入れる預金のことです。利息や、定期預金の満期資金の払い戻しも、原則として預け入れた外貨で受け取ります。
為替レートの変動の影響を受けるため、預け入れた外貨額ベースで元本が割れることはありませんが、外貨を円に換算した金額は増減します。そのため、円に戻すときに元本が割れる(払い戻し時の円貨額が預け入れ時の円貨額を下回る)リスクがあります。また一般的に、円を外貨に交換する際、および外貨を円に交換する際に、手数料(いわゆる「為替手数料」)がかかります。
このほか、円預金と違って預金保険制度(ペイオフ)の対象ではないといった注意点もありますが、比較的わかりやすく、多くの方々に受け入れられやすい商品であるといえるでしょう。
外貨預金の意義
外貨預金には、円安に起因する実質的な資産価値の目減りを軽減する効果が期待できると考えられます。
以下では、その理由をみていきましょう。
海外からモノやサービスを輸入する際、それらの価格(円での支払い額)は、為替レートの影響を受けて変動します。
例えば、1ドルの商品を輸入する場合、1ドル=150円のときの円換算の支払い額は150円ですが、外貨に対して日本円の価値が下がって(=円安が進んで)1ドル=200円になったとすると、円換算の支払い額は200円に増えます。反対に、外貨に対して日本円の価値が上がって(=円高が進んで)1ドル=100円になったとすると、円換算の支払い額は100円に減ります。
ご存じの通り、日本は多くのモノやサービスを海外からの輸入に頼っています。このため、上述の例からもわかるように、円安になると国内の物価は上昇しやすく、円高になると国内の物価は下落しやすくなります。
ちなみに、貿易赤字の拡大や海外の主要国に比べて日本の金利がまだ低い状況であることなどもあり、直近では円安が持続しやすい環境にあります。
貨幣の価値はモノの価値(物価)との相対的な評価によって決まりますので、円安によって物価が上昇すると、円の価値が下がり、私たちの現預金が持つ購買力は低下することになります。
一方、外貨預金は、円安になると、円に換算した際の評価額が上昇します。
このため、外貨預金を持つことは、円安に起因する実質的な価値の目減りから資産を守る、インフレ対策の一手段になり得ると考えられます。
外貨預金のメリットとは?
好金利で運用できる
預金金利は、政策金利や国債の利回りなどの影響を受けます。
最近では上昇傾向にあるものの、長らく日本の預金金利が低位で推移しているのは、これらが低い状況が続いていることが主な要因と考えられます。
海外に目を向けると、2026年3月現在、アメリカやイギリス、オーストラリア、カナダなど、日本よりも政策金利や国債の利回りが高い国が数多く存在します。
これらの国々の預金金利は一般的に日本の預金金利よりも高いので、外貨預金を利用すれば、相対的に好金利で運用することができます。
ちなみに好金利での運用の効果は、特に長期間、複利(*1)で運用を行った場合に恩恵が大きくなります。
以下の図は、10,000ドルを年利1%、2%、3%、4%で、それぞれ1年複利で運用したと仮定した場合のシミュレーション結果です。より高い金利でより長く運用すると、資産を増やす効果が大きくなることが伺えます。
なお、先述の通り、外貨預金には為替変動による元本割れリスクがありますが、長期にわたり好金利で運用し外貨建ての元本を増やすことができれば、そのリスクを軽減するといった効果も期待できます。
【ご参考:複利運用のシミュレーション】
※上図はイメージ図です。実際に適用される金利は、市場金利の変動により随時見直されていきます。
(*1)複利とは、運用で得た利息(利益)を元本(最初の投資額)に組み込み、運用を継続することで、利息(利益)にも利息(利益)が生まれる仕組みを指します。
為替差益が期待できる
外貨預金を始める際、預け入れ時よりも払い戻し時のほうが円安であった場合、為替差益が発生します。
例えば、1ドル=150円で1,500,000円を米ドルに交換して10,000ドル分の外貨預金を預け入れ、その後、円安が進行して1ドル=200円で払い戻した場合、預け入れた10,000ドルの円評価額は2,000,000円となります。このケースでは、預け入れ時と払い戻し時の円換算額の差額である500,000円が、いわゆる為替差益に相当します。
この例からもわかるように、相対的に円高のタイミングで円を外貨へ交換し、相対的に円安のタイミングで外貨を円に交換することができれば、為替差益が得られるということになります。
このため、外貨預金を検討する際は、為替レートをよく確認し、期待できるリターンと想定し得るリスクの両方を勘案したうえで、ご自身の納得できるタイミングを選んで預け入れるようにしましょう。
外貨預金のデメリットとは?
為替手数料がかかる
円を外貨へ交換する際、あるいは外貨を購入する際には、多くの場合、各行が定める所定の手数料(いわゆる「為替手数料」)がかかります。
例えば、円を米ドルに交換する際、および米ドルを円に交換する際の為替手数料がそれぞれ1円かかる銀行を利用するとしましょう。
仮に仲値(TTM)が1ドル=150円のときに円を米ドルに交換する場合、交換時に適用される為替レートは、仲値に為替手数料が加わったレート(TTS)、すなわち、1ドル=151円となります。一方、米ドルを円に交換する場合、交換時に適用される為替レートは、仲値から為替手数料が差し引かれたレート(TTB)、すなわち、1ドル=149円となります。
この銀行で、仲値(TTM)が1ドル=150円のときに10,000ドル分、円から米ドルに交換し、同様に、仲値(TTM)が1ドル=150円のときに10,000ドル分、米ドルから円に交換するとしましょう。このとき、前者に必要な金額は1,510,000円であるのに対し、後者で得られる金額は1,490,000円、ということになります。
なお、いわゆる「為替手数料」は銀行によって異なるため、外貨預金への預け入れを検討する際は、事前によく確認するようにしましょう。
元本割れのリスクがある
外貨預金を始める際、預け入れ時よりも払い戻し時のほうが円高であった場合、為替差損が発生します。
例えば、1ドル=150円で1,500,000円を米ドルに交換して10,000ドル分の外貨預金へ預け入れ、その後、円高が進行して1ドル=100円となったときに払い戻した場合、預け入れた10,000ドルの円評価額は1,000,000円となります。このケースでは、預け入れ時と払い戻し時の円換算額の差額である500,000円が、いわゆる為替差損に相当します。
この例からもわかるように、相対的に円安のタイミングで円を外貨へ交換し、相対的に円高のタイミングで外貨を円に交換することになってしまうと、為替差損を被ることになります。
なお、好金利で長期間運用することによって外貨を円評価した際の損益分岐点を下げることもできますが、余程金利が高くない限り、外貨建ての元本を増やすのには時間がかかります。
このため、外貨預金を検討する際は、すぐに使う予定のない、余裕資金を原資として預け入れるようにしましょう。
なお先述の通り、外貨預金は、預け入れた外貨額ベースで元本が割れることはありませんが、預金保険制度(ペイオフ)の対象ではありません。
したがって、信用力の高い銀行を選んで利用するのが望ましいでしょう。
外貨預金をする銀行を選ぶポイントは?
ここまで、外貨預金の特徴や意義、あるいは主なメリットやデメリットについて解説してきました。
それでは、実際に外貨預金への預け入れを検討する際には、どのような点に着目して銀行を選んだらよいでしょうか。
以下では、特に重要であると考えられるポイントについて解説します。
【ポイント①】手数料が安いこと
一つ目のポイントは、手数料が安いことです。
円を外貨に交換する、あるいは外貨を円に交換する際の手数料が高い銀行を利用する場合、それらの手数料が安い銀行を利用する場合に比べて、どうしても運用の成果が出づらくなってしまいます。
なお、各行の手数料は、それぞれのホームページなどで確認できるので、利用の際は事前によく確認するようにしましょう。
【ポイント②】外貨の種類が豊富であること
取り扱っている外貨の種類が多いことも、銀行を選ぶうえで大切なポイントです。
取り扱っている外貨の種類が多ければ多いほど選択肢が増え、どの通貨を選んだらよいか悩ましく感じられることもあるかもしれません。
しかしその反面、そのときどきの運用環境を踏まえて分散投資を進める機会に恵まれることになり、これはリスクの回避にも有効であると考えられます。
極力、米ドルやユーロなどの主要通貨だけでなく、たくさんの種類の通貨を取り扱っている銀行を選ぶようにするとよいでしょう。
【ポイント③】外貨をお買物の支払いに充てたり、ATMで引き出したりできること
海外渡航の機会の多い方にとって特に重要であるのが、外貨預金を海外でお買物する際の支払いに充てたり、海外のATMを使って現金で引き出したりできるサービスの提供があることでしょう。
一般的には、外貨預金は銀行のカードと紐づけられていないため、口座の外貨を海外で使うことはできません。このため外貨預金は、純粋に運用目的で利用されるケースが大半です。
しかしながら、銀行で発行されているデビットカードの中には、銀行の円預金口座だけでなく外貨預金口座にも紐づいているものがあります。
このタイプのメリットは、口座に預けた外貨預金を、現地でのキャッシュレス決済に使える、あるいは現地のATMで現金として引き出せることです。
このようなサービスを提供している銀行を利用すれば、外貨預金は運用だけでなく、海外での決済の手段としても有効活用することができます。
外貨預金を始めるならSMBC信託銀行プレスティアがおすすめ
外貨預金を始めるのには、SMBC信託銀行プレスティアがおすすめです。上述した銀行選びのポイントをすべて満たしており、多くの方に便利にお使いいただけるはずです。
以下では、SMBC信託銀行プレスティアをおすすめする理由を詳しくみていきましょう。
【おすすめ理由①】インターネットバンキングなら外貨購入時の手数料は0円!
SMBC信託銀行プレスティアでは、「為替手数料無料プログラム」(*2)の適用により、いつでも手数料無料で外貨を購入することができます。
なお外貨購入のお取引は、インターネットバンキング(SMBC信託銀行アプリ/プレスティア オンライン/プレスティア モバイル)であれば1,000円以上の金額から、簡単な操作で申し込むことができます。
「為替手数料無料プログラム」は自動的に適用されるため、別途申請等の必要はありません。
【おすすめ理由②】取り扱い通貨は国内最多クラスの17種類!
取り扱い通貨は、国内最多クラスの17種類にも及びます。
米ドルやユーロといった主要通貨からオフショア中国人民元等の新興国通貨まで幅広くカバーされているのが特長です。
なお、先述の「為替手数料無料プログラム」は、取り扱いのある17通貨すべてに対応しております。
[ご参考:SMBC信託銀行プレスティアの外貨普通預金で取扱いのある通貨]
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、オフショア中国人民元(*3)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ
【おすすめ理由③】GLOBAL PASSで口座の外貨が使える&引き出せる
GLOBAL PASS(グローバルパス)は、SMBC信託銀行プレスティアで口座を開設すると発行される、いわゆる国際型キャッシュカードです。
その利便性からにわかに人気が広がり、累計発行枚数は40万枚を突破しています。(*4)
GLOBAL PASSの一番の魅力は、ご自身の外貨預金(*5)をそのまま海外での支払いに充てることができる仕組みを有している点です。世界の17通貨の外貨預金を、現地での支払いにそのまま使うことができます。
GLOBAL PASSはデビット機能を備えておりタッチ決済にも対応しているため、海外でのお買物やお食事などの際の支払いにもスムーズに対応可能です。
また、GLOBAL PASSを使えば、現地通貨の現金を、VisaまたはPLUSマークのついた現地のATMを利用して引き出すことができます。しかも、その際の海外ATM手数料は無料です。(*6)
このほか、アラートサービスに登録しておけば利用の都度Eメールで通知があるので、渡航先でのお金の管理がしやすいほか、不正利用があった場合に気が付きやすくなるといった効果も期待できます。
[ご参考:あんしんの各種サービス]
(*2)「為替手数料無料プログラム」の適用条件についてはこちらをご参照ください。
(*3)SMBC信託銀行プレスティアの取り扱いはオフショア中国人民元のみとなります。中国国内での利用の場合、オフショア人民元普通預金から決済可能です。
(*4)2026年3月現在
(*5)外貨預金に関する注意事項についてはこちらをご参照ください。
(*6) 海外ATM手数料は無料ですが、現地のATMオーナーによっては別途手数料が発生する場合があります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合(詳細はこちら)、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合(詳細はこちら)には、償還されます。
まとめSUMMARY
外貨預金は日本円ではなく、米ドル、ユーロなど、外国の通貨で預け入れる預金商品です。
円安が進むと円の購買力が低下するため、外貨預金は、資産価値の目減りを抑え、インフレ対策として役立ちます。
外貨預金を預け入れる銀行には、SMBC信託銀行プレスティアがおすすめです。
取り扱い通貨数は国内最多クラスの17通貨と多岐にわたっているうえ、「為替手数料無料プログラム」の適用により、いつでも手数料無料で外貨を購入することができます。
また、デビット機能を有する国際型キャッシュカード、GLOBAL PASSを使えば、外貨預金を、海外でのお買物やお食事の際の支払いに充てたり、現地のATMを使って現金で引き出したりすることができます。
外貨に関心をお持ちの方は、是非この機会にSMBC信託銀行プレスティアの口座を開設して、外貨預金への預け入れを検討してみてはいかがでしょうか。



